応用情報技術者試験は就職に有利?資格の有用性と具体的な就職先候補をご紹介!

  • 2023/2/6
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情報処理推進機構(IPA)が運営する国家資格の一種として、IT業界で広く認知されている「応用情報技術者試験」。自身のエンジニアとしてのスキルや知識を証明するために取得を検討している方も多いかと思います。

しかし実際、難関資格として有名な応用情報技術者試験を取得するメリットがどれほどあるのか、いまいち分からないという方も多いでしょう。

そこで本記事では、応用情報技術者試験の就職・転職時における有益性について解説します。実際に応用情報技術者試験に合格した方のリアルな意見や就職に有利とされる3つの理由もご紹介。

実際の求人情報から応用情報技術者試験が優遇される就職先もご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

応用情報技術者試験は就職に有利な資格?

結論、応用情報技術者試験は就職の際、有利に働く資格です。

そもそも応用情報技術者試験とは、情報処理推進機構(IPA)が運営する国家試験であり、一定以上のIT関連スキル・知識を有した人材であることを証明する資格となります。

応用情報技術者試験と同じくIPAが運営する国家資格「基本情報技術者」の上位資格として位置付けられており、より応用的な知識を問われるのが特徴です。

また、他のIT関連資格と比較して取得難易度が高いため、就職の際にもより高度なIT人材であることを証明できます。

高度なスキル・知識を有したIT人材の需要が高まっている現在、応用情報技術者試験は有用性の高い資格といえるでしょう。

応用情報技術者試験やその他の資格の詳細を詳しく知りたい方は、下記の記事も合わせてご確認ください。

関連記事:「情シスにおすすめの資格7選|ジャンル別に取るべき資格をご紹介

応用情報技術者試験に関する有識者の意見・評価

応用情報技術者試験に合格した方や、IT関連資格に詳しい方などの意見をTwitterからピックアップしました。

IT業界内での応用情報技術者試験に関するリアルな評価を知るために、ぜひご確認ください。

■Mさん

【プログラマーになるために資格は必要か】

「必須ではないが、良い勉強になる」

私は
・LPIC
・応用情報技術者試験
を取りました。

就職に直接は必要なかったが、
根本を理解できました

引用:https://twitter.com/misara_2020/status/1221680063625748490

■Lさん

最近一緒に、私はITパスポート、彼は応用情報技術者試験の勉強してるんだけど、意外と共通してる部分が結構多くてお互い理解深めながら進めてるから、どんどん吸収できてる気がしている!
私も台湾留学無事できたら、中国語と英語勉強して資格取得して、就職に備えて基本情報&応用情報取得したい🥺🥺!

引用:https://twitter.com/PcfzT/status/1499409254859476995

■Kさん

22年卒以降の学生さん👩‍🎓に総合商社就職におすすめの資格ありますか?って聞かれたので個人的意見!

—あると印象◎—
①TOEIC900点
②簿記3級/2級

—もし余裕があるなら—
③統計検定
④応用情報技術者試験
⑤JDLA Deep Learning for GENERAL

資格なんてアホらしいけど学歴と同じであると分かり易い。

引用:https://twitter.com/katono_saas/status/1223526996879130625

■Hさん

ITパスポートを勉強してるなら、同じ情報処理技術者試験の
・基本情報技術者試験
・応用情報技術者試験
を狙うのもいいね😆
汎用性の高い資格だからIT業界のどの分野に進んでも就職時の箔付けになったり就職後の業務にある程度役立つ🤙🏼✨

引用:https://twitter.com/skilluphideteru/status/1417668232241111042

上記の意見から、応用情報技術者試験は就職活動だけでなく、就職後の業務内でも役に立つ資格であることが分かります。ただし、就職時の箔付けや学歴と同じといった意見もあり「有利にはなるが必須ではない」という認識が一般的です。

応用情報技術者試験が就職に有利とされる3つの理由

応用情報技術者試験が就職に有利とされる理由として、以下の3点が挙げられます。

  • 一定以上のIT知識を持っている証明になる
  • 継続的な努力が可能な人材であることをアピールできる
  • 資格手当や優遇措置を受けられる可能性も

応用情報技術者試験の取得を検討する判断材料として、それぞれの理由の詳細を確認しておきましょう。

一定以上のIT知識を持っている証明になる

応用情報技術者試験に合格できれば、一定以上のIT知識を有している証明になります。

応用情報技術者試験は、毎年約3万人以上の受験者が挑戦する中、約7,000人しか合格できない難関資格です。例年、合格率は20%前後であり、取得したくても簡単には手に入らない資格といえます。

参照:IPA|令和4年12月 情報処理技術者試験 統計資料

また応用情報技術者試験は、学生の受験者・合格者がとくに少ないため、新卒の就職活動に非常に役立つ資格です。もちろん新卒だけでなく、中途採用でもITスキル・知識の証明として効果を発揮するため、挑戦する価値は十分ある資格といえます。

IT関連の資格の難易度について詳しく知りたい方は、下記の記事も合わせてご確認ください。

関連記事:「情報処理技術者試験の難易度ランキング | キャリア別のおすすめも

継続的な努力が可能な人材であることをアピールできる

難関資格である応用情報技術者試験に合格できれば、就活の際「継続的な努力が可能な人材」としてもアピールできます。

応用情報技術者試験に合格するためには、目安として500時間程度の勉強時間が必要です。出題内容はITの基礎的な分野ですが応用的な問題も多く、アルゴリズムやプログラミングなどテクノロジー関連はもちろん、マネジメントや経営戦略など幅広い知識が問われます。

そのため、合格者は幅広い分野の学習を継続的に行えるかつ、目標達成に向けて努力できる優秀な人材であることが証明できます。資格自体の有用性だけでなく、取得までの過程においてもアピールできる点は就職活動において、非常に大きなメリットといえるでしょう。

資格手当や優遇措置を受けられる可能性も

応用情報技術者試験の合格者は、資格手当や優遇措置を受けられる可能性もあります。

中には、IT系資格の合格者に報奨金を配布する制度を採用していたり、有資格者に恒久的な資格手当を出したりする企業もあるようです。

さらに、応用情報技術者試験の合格を昇進の条件としている企業も存在するため、将来的なキャリアアップの足掛かりとして役立つ可能性もあります。

実質的な給与アップや昇進につながる加点材料になるなど、実用的なメリットを得られる点も大きな魅力です。

応用情報技術者試験の有資格者が歓迎される就職先

実際の求人情報から応用情報技術者試験が必須、または有資格者が歓迎される就職先をリストアップしました。

資格取得後の就職・転職先やキャリアパスを明確にイメージするためにも、ぜひ参考にしてください。

賃金 雇用形態 その他、必要または歓迎される資格・経験
社内SE 年収500万円~700万円 正社員 ・情報システム部門での業務経験または、SIer・コンサルファームでのIT業務経験

・応用情報技術者試験合格相当のシステム開発に関する基礎知識

など

セキュリティエンジニア 年収700万円~900万円 正社員 ・情報セキュリティ業務の経験

・日常会話程度の英語力

・応用情報技術者試験

・情報処理安全確保支援士試験 など

システム開発プロジェクトマネージャー ~750,000円/月 業務委託 ・応用情報技術者試験合格相当のシステム開発に関する基礎知識

・プロジェクトマネジメント経験

・クラウドインフラのアーキテクト設計経験 など

ITカスタマーサポート 年収400万円~600万円 正社員 ・ITパスポート試験

・基本情報技術者試験

・応用情報技術者試験

・仮想基盤(VMware、Hyper-V等)のシステム構築または運用・保守経験 など

専門学校・塾講師 年収300万円~2,000万円 業務委託 ・応用情報技術者試験の有資格者(必須)
アカウント営業 年収500万円~750万円 正社員 ・営業として5年以上の実務経験

・応用情報技術者試験合格相当のシステム開発に関する基礎知識

・コンサルティング能力 など

引用:求人ボックス|応用情報技術者試験の資格を活かせる仕事・求人情報

※2023年1月11日時点の求人内容

まとめ

応用情報技術者試験はIT業界での就職・転職の際、有利に働く資格です。

その理由として、取得難易度が高いことから有資格者は一定以上のITスキルや知識をアピールできる点が挙げられます。また、継続的な努力ができる人材として評価されたり、就職後の資格手当や優遇措置を得られたりと取得するメリットが高い資格といえるでしょう。

IT業界での将来的なキャリアアップのために準備しておきたい方や現状の給料を少しでもアップさせたい方は、ぜひ取得を検討してみてください。

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