【Windows10】リモートデスクトップ接続を許可する方法
この記事ではWindows10でリモートデスクトップ接続を許可する設定方法・手順をご紹介させて頂きます。
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この記事の目次
リモートデスクトップ接続を許可する2つの方法
リモートデスクトップ接続を許可するには下記2つの方法があります。
①コントロールパネルからリモート接続許可
②コマンドでリモート接続許可
環境の説明
今回説明する環境ですが下記の通りとなります。
■OS
Windows10 Enterprise
■Microsoft Office
Office2016Professional(PowerPoint2016)
■パソコンスペック
メモリ:8GB
Bit数 :64bit
■ネットワーク
無線LAN(固定IP)
※説明はWindows10で実施しておりますがWindows7、Windows8も同様です。
リモートデスクトップ接続とは?
リモートデスクトップとはWindows10に標準で搭載されているアプリケーションでネットワークに繋がっているパソコンを遠隔操作できる機能の事です。
例えば会社内の離れた場所からリモートデスクトップ接続を使用する事で、自席のパソコンを操作する事ができます。
詳しくは下記記事を参考にして下さい。
設定方法①:コントロールパネルでリモートデスクトップを許可
まずはコントロールパネルからリモートデスクトップ接続を許可する方法です。
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手順①コントロールパネルを開く
Windowsマーク ⇒ Windowsシステムツール ⇒ コントロールパネル
と選択しコントロールパネルを開きます。システムとセキュリティを選択します。
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手順②「システム」を選択
システムを選択 します。
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手順③「リモートの設定」を選択
リモートの設定を選択します。
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手順④このコンピューターへのリモート接続を許可する
「システムのプロパティ」画面が立ち上がってきます。
「リモートデスクトップ」項目にあります、
このコンピューターへのリモート接続を許可する
にチェックを入れ、適用 ⇒ OKを選択します。これでリモートデスクトップ接続許可設定完了です。
設定方法②:コマンドでリモートデスクトップ接続を許可
■注意点
レジストリでは間違った箇所や値を変更すると
パソコンが使用できなってしまう可能性があります。
作業は慎重に行って頂きます様お願いします。
次にご紹介するのはコマンドでリモートデスクトップ接続を許可する方法です。
リモートデスクトップ接続許可のレジストリ設定箇所
リモートデスクトップ接続許可のレジストリ設定箇所は下記の通りとなります。
<レジストリ箇所>
■キー(階層)
HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\ControlSet001\Control\Terminal Server
■値の名前
fDenyTSConnections
■型
REG_DWORD
■値の内容
0 → 有効
1 → 無効【既定】
リモートデスクトップ接続許可コマンド
リモートデスクトップ接続を許可するコマンドは下記の通りとなります。
コマンドプロンプトを起動し実行して下さい。
■リモート接続許可コマンド
echo off
reg add “HKLM\SYSTEM\CurrentControlSet\Control\Terminal Server” /v fDenyTSConnections /t REG_DWORD /d “0” /f
echo リモートデスクトップ接続が許可されました。
pause
また、上記コマンドをメモ帳へコピーし
保存する時に拡張子を.bat(バッチファイル)で保存します。
この作成したバッチファイルをWクリックで起動すれば
コマンドが自動で実行されリモートデスクトップ接続が許可されます。
まとめ
■今回の内容
Windows10環境でリモートデスクトップ接続を許可する方法
■許可方法
①コントロールパネルからリモート接続許可
②コマンドでリモート接続許可
リモートデスクトップ接続を使用する為の基本的な初めの設定となります。
パソコンが複数台ある場合はご紹介したバッチファイルを作成し、ユーザー側で実施してもらう事も可能ですね。
また、バッチファイルを作成すれば細かい設定手順等の説明が不要でこのバッチファイルをWクリックして下さいで済むのが良い点です。
本日も最後までお読みいただきましてありがとうございました。