32bitと64bitの違いはたったこれだけ【Windows10】
今日は
32bitと64bitの違いを簡単に解説します
という記事内容になります。
改めて聞かれると何だっけ・・・。
あの時調べたんだけどな・・・。
なんとなく64bitの方が良いんでしょ?
と、はっきりと理解している方は少ないと思われます。
全く知らないよという方も、
同じく参考にして頂ければと思います。
この記事の目次
とっても単純な「32bit」「64bit」の違い
環境のご説明
今回説明する環境ですが下記の通りとなります。
■OS
Windows10 Enterprise
■Microsoft Office
Office2016Professional
■パソコンスペック
メモリ:8GB
Bit数 :64bit
■ネットワーク
無線LAN(固定IP)
そもそもbit(ビット)とは何?
bit(ビット)とはbinary digit(バイナリーディジェット)の略称で
コンピューターが扱う情報の最小単位の事を指しております。
(この先は意味が分からなければスルーしてもらってOKです)
そもそもコンピューターの色々な動作、処理、計算は
「0」or「1」
の組み合わせで行っております。
この「0」「1」の値が先程のビット(2進数)の中に格納されています。
最小単位がbit(ビット)ですが
8bitになると1byte(バイト)と呼ぶようになります。
という事は
1byteの中には8桁(8bit)分の情報を格納できるという事です。
32bitと64bitの違いを簡単に解説
bit(ビット)の大まかな事が分かった所で
本題の32bitと64bitの違いについてです。
少しbitについてまとめると下記の通りとなります。
・1bitには「0」or「1」の値を格納できる。
・コンピューターはbitに格納された値で処置を行う
という事で32bitと64bitでは
一度に取り扱えるデータの量が異なってくるのです。
32bit:約6万通り(65,536通り)
64bit:約1,844京通り(18,446,744,073,709,551,616通り)
明らかに64bitの方が
一度に取り扱える情報量が多い事が分かります。
どちらが性能が良いのかと言われれば
確実に64bitでしょう。
32bitと64bitの違いはこの一度に取り扱える情報量の差がある事。
それに伴って64bitの方が処理能力が高い
と、たったこれだけの事です。
補足:bit数によってメモリの上限が違ってくる
補足ですがbit数によって
メモリの上限が違ってくる事はご存知でしょうか?
先ほどの通り一度に取り扱えるデータ量は
32bitだと65536通りと限られてくる為、
ややこしい計算をしていくと
実質的にメモリが4GBまでしか対応できないという事です。
32bit:4GBまで
64bit:制限無し(実際にはあるがほぼ無い様なもの)
すなわち動きが早いパソコンを準備したい場合は
64bitでメモリを多く搭載したものが良いという事ですね。
自分のパソコンが32bitか64bitか確認する方法
ではあなたが使用しているパソコンは32bitなのか64bitなのか?
を確認する方法です。
下記3つの方法をご紹介させて頂きます。
おすすめは一番簡単なコントロールパネルから確認する方法です。
・コントロールパネルから確認
・コマンド:「systeminfo」で確認
・コマンド:「echo %PROCESSOR_ARCHITECTURE%」で確認
コントロールパネルからbit数を確認
コントロールパネルのシステムの種類に表示されている値から
32bitか64bitかを確認するには
下記表示内容から判断して下さい。
64bit:64ビットオペレーティングシステムx64ベースプロセッサ
32bit:32ビットオペレーティングシステムx86ベースプロセッサ
コントロールパネルからbit数を確認する方法
- 手順① 「システムとセキュリティ」を選択
コントロールパネルを開き
システムとセキュリティを選択します。
- 手順② 「システム」を選択
システムを選択します。
- 手順③ 「システムの種類」からbit数を確認
「システムの種類」の項目にbit数が表示されています。
これが今あなたが使用しているパソコンの
bit(ビット)数になります。
コマンド:「systeminfo」でbit数を確認
コマンド「systeminfo」の実行結果から
32bitか64bitかを確認するには
下記表示内容から判断して下さい。
64bit:X64-based PC
32bit:X86-based PC
コマンド:「systeminfo」でbit数を確認する方法
- 手順① 「systeminfo」で実行
コマンドプロンプトを起動します。
「systeminfo」と入力しEnterを押します。
手順② 表示された実行結果からbit数を確認
「システムの種類」項目に表示されている値から
32bitか64bitかを確認する事ができます。
コマンド:「echo %PROCESSOR_ARCHITECTURE%」でbit数を確認
コマンド「%PROCESSOR_ARCHITECTURE%」の実行結果から
32bitか64bitかを確認するには
下記表示内容から判断して下さい。
64bit:AMD64
32bit:X86
コマンド:「echo %PROCESSOR_ARCHITECTURE%」でbit数を確認する方法
- 手順① 「echo %PROCESSOR_ARCHITECTURE%」で実行コマンドプロンプトを起動します。
「echo %PROCESSOR_ARCHITECTURE%」と入力しEnterを押します。
- 手順② 表示された実行結果からbit数を確認表示された実行結果から
32bitか64bitかを確認する事ができます。
まとめ
bit(ビット)とはコンピューターが扱う情報の最小単位の事。
32bitより64bitの方が一度に取り扱えるデータ量が多いので
性能は64bitの方が良いという事。
自分が使用しているパソコンのビット数を確認するには
下記3つの方法で行う。
- コントロールパネルから確認
- コマンド:「systeminfo」で確認
- コマンド:「echo %PROCESSOR_ARCHITECTURE%」で確認
という事でほんわかと基本的な部分をまとめさせて頂きました。
実際にはもっと詳しく説明する事はあるのですが
難しい話になっていってしまいますのでそのお話はまた今度という事で。
どんなパソコンを買おうか検討している方は
今回の内容を参考にして頂きbit数を確認してみてはいかがでしょうか?
32bitのがきっと価格は安いですが
パソコンの動作サクサクで快適な部分を考えると
64bitの方が私は良いかと思います。
最後までお読みいただきましてありがとうございました。