【Windows10】スクリーンセーバーをコマンドで設定する方法
今回はWindows10環境でコマンドからからスクリーンセーバーを設定する方法をご紹介させて頂きます。
コマンドでスクリーンセーバー有効、無効にする方法
スクリーンセーバーは設定画面と同様にコマンドで設定する事も可能です。
有効、無効どちらにも設定可能ですのでご参考にして頂ければと思います。
環境のご説明
今回説明する環境ですが下記の通りとなります。
■OS
Windows10 Enterprise
■Microsoft Office
Office2016Professional
■パソコンスペック
メモリ:8GB
Bit数 :64bit
■ネットワーク
無線LAN(固定IP)
スクリーンセーバーとは
スクリーンセーバーとは一定時間が経過後モニターに表示している画面を自動で設定した画面へと切替えてくれる機能となります。
(詳しく知りたい方は下記記事へ)
スクリーンセーバーのレジストリ設定箇所
スクリーンセーバーのレジストリの設定箇所は下記の通りとなっております。
<スクリーンセーバー有効・無効>
■キー(階層) ■値の名前 ■型 ■値の内容 |
<スクリーンセーバーの待ち時間>
■キー(階層)
HKEY_CURRENT_USER¥Control Panel¥Desktop■値の名前 ScreenSaveTimeOut■型 REG_SZ ■値の内容 |
<スクリーンセーバーの種類>
■キー(階層)
HKEY_CURRENT_USER¥Control Panel¥Desktop ■値の名前 SCRNSAVE.EXE■型 REG_SZ ■値の内容 |
<スクリーンセーバーファイル箇所>
■3Dテキスト
C:\Windows¥System32¥ssText3d.scr ■バブル
C:\Windows¥System32¥Bubbles.scr ■ブランクC:\Windows¥System32¥scrnsave.scr■ラインアート C:\Windows¥System32¥Mystify.scr ■リボン ■写真 |
スクリーンセーバー有効・無効化コマンド
コマンドプロンプトを立ち上げ、下記コマンドを実施するとスクリーンセーバーを有効・無効にできます。
スクリーンセーバー有効化コマンド
スクリーンセーバーを有効化するコマンドです。
例では下記の内容で設定します。
■例 スクリーンセーバーの種類:ブランク スクリーンセーバーの待ち時間:10分(600秒) |
■スクリーンセーバー有効化コマンド
@echo off
reg add “HKEY_CURRENT_USER\Control Panel\Desktop” /v “ScreenSaveActive” /t REG_SZ /d “1” /f reg add “HKEY_CURRENT_USER\Control Panel\Desktop” /v “SCRNSAVE.EXE” /t REG_SZ /d “C:\Windows\system32\scrnsave.scr” /f reg add “HKEY_CURRENT_USER\Control Panel\Desktop” /v “ScreenSaveTimeOut” /t REG_SZ /d “600” /f pause exit |
スクリーンセーバー無効化コマンド
スクリーンセーバーを無効化するコマンドです。
■スクリーンセーバー無効化コマンド
@echo off
reg delete “HKEY_CURRENT_USER\Control Panel\Desktop” /v “ScreenSaveActive” /f reg delete “HKEY_CURRENT_USER\Control Panel\Desktop” /v “SCRNSAVE.EXE” /f reg delete “HKEY_CURRENT_USER\Control Panel\Desktop” /v “ScreenSaveTimeOut” /f pause exit |
まとめ
コマンドでのスクリーンセーバー設定方法
レジストリ”HKEY_CURRENT_USER¥Control Panel¥Desktop”の中の値をコマンドで各設定値へと変更する。
複数台パソコンがあってスクリーンセーバーの設定を統一したい場合はバッチファイルを作成して起き、コマンドで実施していく方が断然早く可能です。
設定する状況に分けて使いこなして下さい。
最後までお読みいただきましてありがとうございました。