ITエキスパートとは?生き残るIT人材になるための5つの考え方

IT技術が発展し、多くの企業・業界で活用されている現在、IT人材の不足が問題視されています。中でもIT関連の幅広い分野・領域に精通し、スキルとして使いこなせる高度な人材「ITエキスパート」が求められています。
本記事では、今後より一層需要が高まると予想されている「ITエキスパート」について詳しく解説します。ITエキスパートの概要や必要な知識・スキルなど基本的な情報はもちろん、ITエキスパートになるために知っておきたい重要な考え方もご紹介します。
将来的に長く生き残るエンジニアを目指したい方は、ぜひ参考にしてみてください。

 

ITエキスパートとは

ITエキスパートとは、幅広い分野・領域のITスキルや知識を備え持った熟練者のことを指します。
そもそも「エキスパート」とは、ある特定の分野に関して知識があるだけでなく、圧倒的な経験値を持っており、知識やスキルの活用方法を理解している人のことです。
したがって、ITエキスパートとは特定の職業を指す用語ではありません。プログラミングやアルゴリズムに関する基礎知識はもちろん、AIやIoTなど先端IT技術に関する高度な知識を所持し、使いこなせる人材が「ITエキスパート」と称されるのです。
ただでさえIT人材が不足している現在、高度な経験と知識を持っているITエキスパートは非常に高い需要のある人材といえるでしょう。

ITスペシャリストとの違い

IT業界では、幅広い分野・領域のITスキルや知識を所持している「ITエキスパート」に対して、「ITスペシャリスト」という人材も活躍しています。
ITスペシャリストとは、特定の分野・領域に関して深い知識・スキルを持っている専門家のことです。
そもそも「スペシャリスト」とは、ある分野のいち部分にだけ詳しい人のことを指します。したがってITスペシャリストとは、ITエキスパートが特定の分野の知識・スキルを磨き、より高度な専門性を獲得した一握りの人材なのです。
なお「ITエキスパート」とは異なり「ITスペシャリスト」は一つの職業です。ある意味、業務範囲が幅広いSEの対比となる職業ともいえるでしょう。

ITエキスパートには先端IT技術も必要

一つの分野・領域に特化したITスペシャリストとは違い、ITエキスパートを名乗るには、幅広い技術に関する知識を持っている必要があります。
中でも近年、急激に需要が高まっているAIやIoTなどの先端IT技術の習得は最重要課題です。実際、大卒同等資格を取得可能なIT系専門学校のITエキスパート学科でも、AIやIoTなどの先端IT技術の習得がカリキュラムに組み込まれています。
もちろん、高度なIT技術を理解するために基礎的な知識も必要ですが、昨今の需要を考えると優先度の高い課題といえるでしょう。

なお、先端IT人材になるためのスキルや考え方についてより詳しく知りたい方は「先端IT人材になるには|必要なスキルや学習に活用できる支援制度をご紹介!」も合わせてご確認ください。

 

ITエキスパートになるには

ITエキスパートになるために重視するべきポイントとして、以下の5点が挙げられます。

  • まずは基礎知識・技術を固める
  • 会社の中で経験を積む
  • 資格を取得する
  • 会社外の可能性に目を向けることも重要
  • 相手の気持ちを汲み取るコミュ力も大切

いずれも、これからのIT業界で生き残る人材になるために重要な考え方になりますので、ぜひ参考にしてください。

まずは基礎知識・技術を固める

幅広い分野で長く活躍できる「ITエキスパート」と称されるエンジニアになるためには、土台となる基礎知識の習得が重要です。
プログラミングの基盤となるアルゴリズムやアーキテクチャ、言語などに関する知識をしっかり固めておきましょう。
また、現行のIT技術がどのような経緯で技術が発展してきたのかというバックグラウンドも学んでおくべきです。
IT技術が発展してきた経緯を体系的に学ぶことで、どのような分野・領域でも流用できる汎用性の高いスキルが身に付くだけでなく、将来的に発展するであろう技術にも対応できる高度なIT人材を目指せます。

会社の中で経験を積む

ITスキルを本質的に学ぶには実践経験が必要不可欠です。もちろん、書籍や講座などで知識を蓄積することも大切ですが、得た知識を自身のスキルとして活用するためには、どうしても経験が必要になります。
とくに、自身の得意分野を見出し、今後のキャリアパスを考慮するためにも、幅広い業務に携われる情シス部門で経験を積むのは効率的な選択肢といえます。
コミュニケーションスキルやビジネススキルの向上にも役立つため、ITエキスパートを目指すなら情シス部門でスキルを磨くと良いでしょう。

資格を取得する

ITエキスパートを名乗るには、高度な知識やスキルを持っていることを証明しなければなりません。そのための裏付けとして有効なのが「資格」です。
ITパスポートやITILといったIT関連資格を取得することで、自身のスキルや知識の高さをアピールできます。その結果、マネージャーや部門長といった役職を狙えたり、転職や独立の際にも有利に働いたりと幅広いメリットを獲得できます。
一言でIT関連資格といっても複数の種類があり、それぞれ分野や難易度が異なるため、自身が想定するキャリアパスから必要な資格を見定めましょう。

なお、情シス担当者におすすめな資格については「情シスにおすすめの資格7選|ジャンル別に取るべき資格をご紹介」で詳しく紹介していますので、ぜひ参考にしてください。

会社外の可能性に目を向けることも重要

ITエキスパートを目指すなら社内の経験だけでなく、社外で得られる学びも積極的に取り入れていくべきです。
いくら幅広い業務に携われる情シス部門に勤めていたとしても、社内の知識・経験を絶対視してしまうと、凝り固まった知識に囚われる視野の狭い人材になってしまいます。したがってセミナーや勉強会などに参加し、見聞を広めることが重要です。
場合によっては、一つの会社にこだわるのではなく転職を考えてみたり、独立してフリーランスとして活動してみたりといった選択肢も視野を広げるきっかけになるでしょう。

相手の気持ちを汲み取るコミュ力も大切

一般的に、個人の技量が重要なイメージもあるエンジニアやプログラマーといった職業においても、コミュニケーション能力は必要です。
もちろん、表面的な愛想の良さや情報を伝える能力など基本的なコミュニケーション能力も必要ですが、相手の要望を汲み取り、それに対しての最適なソリューションを提案するといった、より発展的なスキルが重要となります。
とくに、マネージャーや部門長といった役職を任せられることも多いITエキスパートにとって、求められるシーンも多い能力といえるでしょう。

 

まとめ

ITに関する幅広い知識・スキルを備えもったプロフェッショナル「ITエキスパート」。IT人材が不足している現在、非常に需要が高い人材であり、今後もますます活躍の場は広がると予想されます。
ITエキスパートを目指すなら、IT業界の基礎知識はもちろん、先端IT技術など発展的な知識も必要です。さらにコミュニケーション能力や基本的なビジネススキルも備えておく必要があるため、総合的に経験を積める情シス部門でスキルを磨くのが有効な手段といえるでしょう。

 

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