ブロックチェーンエンジニアの年収は?仕事内容や将来性についても解説

  • 2022/9/26
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ブロックチェーンは、近年注目が高まっている技術であり、企業での活用も少しずつ増えています。
IT業界の中でもエンジニアは比較的高収入を見込める業種ですが、ブロックチェーン技術におけるエンジニアは、どのくらいの年収が期待できるのでしょうか。
今回は、ブロックチェーンエンジニアの新卒/未経験者における平均年収とエンジニア経験者における平均年収をご紹介します。
ブロックチェーンエンジニアになった後に行う仕事内容や必要なスキル、求人数や将来性についても併せてご確認ください。

 

未経験者におけるブロックチェーンエンジニアの平均年収

未経験者におけるブロックチェーンエンジニアの平均年収は、369万円〜595万円です。
厚生労働省の「令和元年賃金構造基本統計調査結果(初任給)の概況:1 学歴別にみた初任給)」によると、大学卒の平均初年度の年収は約210万円なので、一般的な平均年収よりも高いといえます。
基本的にブロックチェーンエンジニアは、ブロックチェーンや暗号技術に対しての深い知見と実装力が求められるため、新卒や未経験での募集はとても少なくなっています。
ブロックチェーンエンジニアを目指すのであれば、まずはブロックチェーン以外のエンジニアとしてプログラミングスキルや開発技術の経験を積むことがおすすめです。

 

エンジニア経験者におけるブロックチェーンエンジニアの平均年収

エンジニア経験者におけるブロックチェーンエンジニアの平均年収は、546万円〜912万円です。
厚生労働省によると、一般労働者の平均年収は約307万円なので一般的な平均年収よりも高いといえます。(参照元:厚生労働省 令和3年賃金構造基本統計調査の概況
ブロックチェーンは、WEB3.0に必須の技術であり、企業の注目度や開発が高まっている分野なのでプログラミングスキルを持ったエンジニアは需要が高まっています。
ブロックチェーンや暗号技術における知見を持ち、開発に使用するプログラミング言語の経験があれば、高年収を狙えるでしょう。

 

ブロックチェーンエンジニアの仕事内容と必要スキル

ブロックチェーンエンジニアを目指す上では、あらかじめ仕事内容を理解しておく必要があります。
仕事内容を知ると、向き不向きの判断ができるだけでなく、どのような経験が必須であるか把握できるようになります。
まずはブロックチェーンエンジニアの仕事内容を理解し、目指す上で必須となるスキルについても確認していきましょう。

1.仕事内容

ブロックチェーンエンジニアとは、ブロックチェーン技術に携わるエンジニアを指します。
企業やポジションによってブロックチェーンエンジニアの仕事内容は異なりますが、大きく分けて2つあります。

  1. ブロックチェーン自体の開発/実装
  2. ブロックチェーンを用いたアプリやソフトウェアの開発/実装

既存ではなく、新しいブロックチェーンそのものを開発するエンジニアには、パブリック型だけでなく複数企業などで利用できるコンソーシアム型のブロックチェーン開発をするための、深い知見と実装力が求められます。また、ブロックチェーンを用いたアプリやソフトウェアの開発をするエンジニアには、ブロックチェーン技術の知識に加えて、オンラインゲームやペイメントサービスなど様々なサービスを開発するためのプログラム言語スキルが求められます。

2.必要スキル

ブロックチェーンエンジニアに必要なスキルは、主に3つです。

  1. ブロックチェーン技術の知識/理解
  2. 暗号に関する知識
  3. プログラミング言語スキル

幅広いスキルが求められるブロックチェーンエンジニアですが、ブロックチェーン技術の知見や理解を深く持っていることは必須です。
また、複数の暗号技術が使用されるため、暗号に関する知識も求められます。
開発基盤となるプラットフォームなどにもよりますが、C言語・JavaScript・Sllidity・Go言語などのプログラミング言語スキル経験があると強みになります。

 

ブロックチェーンエンジニアの求人案件数や将来性

ブロックチェーンエンジニアを目指したいと考えた時に、求人案件数が何件くらい募集されているのかは就職の難しさを判断する上で重要です。
案件数が多ければ業種自体に需要があると考えられるので、興味のある企業との出会いや、複数社に応募することで内定をもらえる可能性があるからです。
まずはブロックチェーンエンジニアの求人案件数を理解し、業種における将来性についても併せて確認していきましょう。

1.求人案件数

doda(デューダ)が2022年7月に調査した「転職求人倍率レポート」によると、エンジニアの有効求人倍率は8.77倍となっており、1人のエンジニアに対して約9社が内定を出し合っているほど高需要となっています。
また、株式会社ビズリーチが2018年5月に調査した「IT関連求人の動向調査」によると、ブロックチェーンエンジニアの求人数は1,099件あり、他のエンジニアに比べるとまだ現時点では少ないものの、求人数は2018年5月の時点で前年比4.2倍へ増えています。
エンジニアの需要とブロックチェーンエンジニアの求人数の増加から、今後も求人案件数は伸び続け需要は高まると考えられます。

2.将来性

ブロックチェーンエンジニアの将来性は高いといえます。
エンジニアの有効求人倍率は、基本的に右肩上がりとなっており1人のエンジニアに対して複数社が内定を出し合っているからです。
また、「パノラマデータインサイト」によると、ブロックチェーン市場としても2021年〜2028年までにCAGRは85%で成長し、2030年には1,539.4億米ドルの価値に達すると予測されています。
エンジニアという専門職の需要の高さとブロックチェーンにおける市場価値は、今後も増加傾向にあるため、ブロックチェーンエンジニアの将来性は高くなるでしょう。

 

まとめ

ブロックチェーンエンジニアの年収は、「新卒/未経験で369万円〜595万円・エンジニア経験者で546万〜912万円」が平均です。
一般労働者の平均年収よりは高いですが、ブロックチェーンや暗号技術の深い知見と実装力が求められるため、新卒/未経験の求人は殆どありません。
主な仕事内容は、ブロックチェーン自体の開発やブロックチェーンを用いたアプリ・ソフトウェアの開発や実装なので、必要となるプログラミング言語の経験があると目指しやすいでしょう。

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