Windows11はウィルス対策ソフトが不要?セキュリティ強化におすすめな製品をご紹介
Windowsの最新OSである「Windows11」。「Windows Defender」といったセキュリティ対策が施されているため、ユーザーが対策を行う必要はないとも言われていますが、それは大きな間違いです。
本記事では、Windows11のウィルス対策について詳しく解説します。Windows11のセキュリティ強度やWindows Defenderの性能など基本的な内容はもちろん、対策にあたっての重要な3つのポイントもご紹介します。
Windows11で利用できるおすすめウイルス対策ソフトもご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
この記事の目次
Windows11はウィルス対策ソフトが不要?
結論、Windows11にもウィルス対策ソフトは必要です。とくに、個人ではなく法人や企業で利用するPCの場合は必須とも言えます。
なお、Windows11には「Windows Defender」というセキュリティソフトが標準搭載されていますが、それだけでは幅広い手口が存在するサイバー攻撃への対策は万全とは言い切れません。
社内の機密情報を守るためには高性能のセキュリティソフトを追加し、サイバー攻撃への対策を万全にしておくべきです。
なお、正しい対策を行うためには、不正アクセスの原因を把握しておくことも重要です。不正アクセスの原因や対策について詳しく知りたい方は、以下の記事も合わせてご確認ください。
関連記事:「不正アクセスの原因とは?企業が取るべき防止策も紹介」
Windows Defenderとは
Windows Defenderとは、Windows8から現行のOSまでに標準搭載されている「Microsoft純正セキュリティ対策ソフト」です。
なお、Windows Defenderのおもな機能は以下の通りです。
- デバイスのスキャンや最新プログラムの更新による「ウイルスと脅威の防止」
- サインインオプションとアカウント設定による「アカウントの保護」
- 「Microsoft Defender SmartScreen」の設定・更新による「アプリ・ブラウザの制御」
- お子様や家庭内における利用制限機能などの「ファミリーオプション」
- 外部からの接続を監視するための「ファイアウォールとネットワーク保護」
- 悪意あるソフトウェアからデバイスを守るための「デバイスのセキュリティ対策」
- デバイスのステータス確認や最新バージョンへの更新による「デバイスのパフォーマンスと正常性保持」 など
Windows11のウィルス対策における重要なポイント
Windows11のウィルス対策において重要なポイントは以下の3点です。
- 最新のOSだからといって油断は禁物
- 担当者のスキル・知識も重要
- 多段的なセキュリティシステムが有効
使用しているPCのセキュリティを万全に整えるためにも、それぞれのポイントをしっかり確認しておきましょう。
最新のOSだからといって油断は禁物
セキュリティ対策において、OSが最新バージョンだから安全という認識は大きな誤りです。
たしかにサポートが充実していない古いOSと比較した場合、Windows11は高度なセキュリティを誇ります。だからといって、セキュリティ対策を行わないのは無用心です。
また、会社のPCにおけるセキュリティ対策を行う場合、ITの知識がない社員が使用することも想定に入れた対策が必要になります。
したがって、担当者はWindows Defenderの対応範囲をしっかり把握し、社内の誰が使ってもセキュリティに穴がない対策ソフトの導入が必要です。
担当者のスキル・知識も重要
会社内のPCのセキュリティを万全にしたい場合、十分なスキルや知識を持った担当者が必要不可欠です。したがって、人材の確保や環境の整備なども重要なポイントとなります。
また、より万全な対策を実現するなら、セキュリティ担当者や情シス部門だけでなく、デバイスを扱うすべての従業員がセキュリティ関連知識・スキルを所持している状態が望ましいです。
担当者や部署に丸投げするのではなく、サイバー攻撃やセキュリティ対策に関する知見やノウハウを社内全体に共有し、セキュリティに関する高い意識を培っていきましょう。
多段的なセキュリティシステムが有効
Windows11が安全でも周囲の環境が危険であれば、サイバー攻撃の被害を受けるリスクが高まってしまいます。そのためPCといったデバイスやハードウェアだけでなく、ソフトウェアやネットワークなど、段階的なセキュリティ対策が重要です。
また、精度の高いセキュリティを実現するには、パスワードの安全性を確保することも重要なポイントとなります。
パスワードの安全性を確認するための具体的な方法を知りたい方は、下記の記事を参考にしてください。
関連記事:「パスワード漏洩のチェック方法4種類を解説!漏洩原因と事例も紹介」
Windows11で使えるおすすめウィルス対策ソフト4選
社内または個人で使用しているWindows11のセキュリティを万全にしたい方のために、おすすめのウイルス対策ソフト4選をご紹介します。
どれも有名なウイルス対策ソフトですが、それぞれの特徴や導入メリットについて詳しく確認していきましょう。
マカフィー(McAfee)
複数のデバイスにインストールできるウイルス対策ソフトを探しているなら「マカフィー(McAfee)」がおすすめです。
「マカフィーリブセーフ」であれば、自身と家族限定ですが台数無制限でインストール可能です。
デバイスごとにウイルス対策ソフトを購入する必要がなくなるため、高いコスパを誇ります。とくに家族間で合計5台以上のデバイスにインストールしたい場合、非常にお得です。
価格 | ・1年版 約5,980円(税込)〜
・3年版 約9,980円(税込)〜 |
更新期間 | マカフィーリブセーフ:「1年版」「3年版」 |
対応台数 | マカフィーリブセーフ:無制限 |
その他 | ・ダウンロード版なら送料無料
・無料体験版あり |
※2022年11月時点情報、キャンペーンや購入サイトによって価格は変動
ZERO
出来るだけコストをかけずにウイルス対策ソフトを導入したい方におすすめなのが「ZEROシリーズ」です。
ZEROシリーズのウイルス対策ソフトはインストール後、更新料不要で使い続けられる買い切りタイプ。その高いコスパから1,000万本以上の売り上げ実績を誇っている人気ウイルス対策ソフトです。
1台約1,980円と非常にリーズナブルなお値段でありながら、買い切りタイプなので「ついうっかり更新し忘れて期限切れになってしまっていた!」という事故も防げます。
価格 | 約1,980円(税込)~ |
更新期間 | ・なし(更新用0円) |
対応台数 | ・1台
・3台 |
その他 | ・ダウンロード版なら送料無料
・無料体験版あり |
※2022年11月時点情報、キャンペーンや購入サイトによって価格は変動
ESET
動作の速さや軽さといった性能面を重視したい方には「ESET」がおすすめです。
オーストリアの独立系テスト機関「AV-Comparatives」が実施したパフォーマンステストの結果、最高評価である「Very Fast」を獲得しています。
Windows11だけでなくMacやAndroid、その他のWindowsにも対応しているので、セキュリティソフトの重さにお悩みの方は、ぜひご検討ください。
価格 | 約4,950円(税込)~ |
更新期間 | ・1年版
・3年版 |
対応台数 | ・1台
・3台 ・5台 |
その他 | ・ダウンロード版なら送料無料
・無料体験版あり |
※2022年11月時点情報、キャンペーンや購入サイトによって価格は変動
ウイルスバスター
シェア率が高く出来るだけ安心感のある製品を導入したい方には「ウイルスバスター」がおすすめです。
ウイルスバスターは、日本国内で13年連続シェアNo.1を誇る定番のセキュリティソフト。中でも、多くの方に利用されている「ウイルスバスタークラウド」であれば、一つのソフトウェア購入で別々のデバイスを3台までインストールできます。
安心感とコスパを両立したソフトウェアをお探しの方におすすめです。
価格 | 約5,720円(税込)~ |
更新期間 | ウイルスバスタークラウド:「1年版」「2年版」「3年版」 |
対応台数 | ウイルスバスタークラウド:3台 |
その他 | ・ダウンロード版なら送料無料
・無料体験版あり |
※2022年11月時点情報、キャンペーンや購入サイトによって価格は変動
まとめ
Windows最新OSである「Windows11」にもセキュリティ対策は必須です。
Windows Defenderが標準搭載されているとはいえ、すべてのサイバー攻撃に対応できるほど万全な対策は施されていないため、重要な情報を守るための対策が必要となります。
なお、ウイルス対策ソフトをインストールするなど、システム面でのセキュリティ強化も重要ですが、ユーザーの知識の蓄積や意識改革にも取り組んでいかなければなりません。
自社の機密情報をサイバー攻撃から守るためにも、セキュリティ担当部署が手綱を握り、徐々に社内の意識向上を計りましょう。