Wi-Fiセキュリティの種類を調べる方法とは?デバイス別に手順をご紹介!

  • 2022/12/20
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さまざまなデバイスで日常的に活用されている「Wi-Fi」。インターネットの普及とともに仕事や生活に手放せないものとなっている人も多いのではないでしょうか?

なお、Wi-Fiを利用するうえで意識しなければならないのがセキュリティの種類です。手軽に使える無線ネットワークである反面、セキュリティに問題のある接続先を使用してしまうと通信データの盗聴といった被害にあう可能性があります。

そのようなトラブルを防ぐために、本記事ではWi-Fiセキュリティの種類の調べ方についてご紹介します。Wi-Fiセキュリティの概要からデバイス・OSごとの調べ方まで解説しますので、ぜひご活用ください。

Wi-Fiセキュリティの種類とは

Wi-Fiには暗号化や認証の仕組みによってセキュリティの種類がいくつか存在します。種類によってネットワーク環境としての安全性が大きく異なるため、自身が使用しているWi-Fiのセキュリティ強度を把握することが重要です。

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Wi-Fiセキュリティにおける「暗号化」とは、データを一定の計算手順で意味のない文字列に置き換えることを指します。データの発信側と受取側で「暗号プロトコル」と呼ばれる暗号化の仕組みや暗号キーを共有することで情報のセキュリティが保たれます。

なお、Wi-Fiセキュリティにおける暗号プロトコルの種類として、以下のようなものが挙げられます。

  • WEP(RC4)
  • TKIP(RC4)
  • CCMP(AES) など

ちなみに「WEP」→「TKIP」→「CCMP」の順で強度が高く「CCMP」は最高峰のセキュリティレベルを誇ります。

また、Wi-Fiを利用する際、暗号化プロトコルとIDやパスワードによる認証方法を組み合わせることで、一定のセキュリティを保持しています。

Wi-Fiセキュリティにおける認証方式の種類としては、以下のようなものが挙げられます。

  • WEP
  • WPA
  • WPA2
  • WPA3

認証方式と暗号化プロトコルがセットでセキュリティレベルが脆弱な「WEP」の代替として誕生したのが「WPA」です。以降、WPAも進化を続けており、最新規格である「WPA3」が現状、最も高いセキュリティを誇る認証方式となります。

【スマホ編】Wi-Fiセキュリティの種類の調べ方

スマホで安全にWi-Fiを使用するために知っておくべきセキュリティの種類の調べ方をご紹介します。

とくに外出先でさまざまなWi-Fiを利用する機会も多いスマホにおいて、セキュリティチェックの重要性は非常に高いといえます。

なおOSによって調べ方は異なるため、思わぬ被害を防ぐためにも、お使いのOSに適用するチェック方法をご活用ください。

iPhoneからの調べ方

iPhoneから接続するWi-Fiセキュリティの安全性や種類を調べたい場合、以下の手順をお試しください。

1.トップメニューから「設定」を開きます。

2.表示されている項目から「Wi-Fi」をタップ。

3.接続先の候補となるネットワークが表示されたら「鍵マーク」の有無をチェック。

なお、鍵マークがついている接続先は通信暗号化が実行されることを示しており、逆に表示されていない接続先は暗号化が無効になっています。

iPhoneでは暗号化が無効になっている接続先や「WEP」など暗号強度に問題のある接続先を選択すると「セキュリティに関する勧告」が表示されます。

接続先の名称や「iマーク」をタップすると、詳細の確認が可能です。確認ページに表示されるテキストの種類によって、セキュリティの安全性や種類が確認できます。

  • 「セキュリティ保護されないネットワーク」と表示された場合は「暗号化なし」
  • 「安全性の低いセキュリティ」と表示された場合は「WEP」
  • とくにメッセージが表示されない場合は「高強度の暗号化方式(WPA/WPA2など)」

したがって接続後、勧告メッセージが表示されなければ安全と考えて良いでしょう。

Androidからの調べ方

Androidから接続するWi-Fiセキュリティの安全性や種類を調べたい場合、以下の手順をお試しください。

1.トップメニューから「設定」を開きます。

2.表示されている項目から「Wi-Fi」をタップ。

3.接続先の候補となるネットワークが表示されたらアイコンの種類やテキストをチェック。

Androidの場合、Wi-Fiアイコン上の鍵マークの有無とテキストの種類で、暗号化が有効になっているかが分かります。

  • 鍵マークが表示されているかつ「セキュリティ保護」のテキストが表示されている場合、暗号化が有効
  • 鍵マークが表示されていないまたは「オープン」のテキストが表示されている場合、暗号化が無効

なお、一度接続したことのあるネットワークは「保存済み」のテキストが表記される場合もあるため、鍵マークの有無で判断するのがおすすめです。

暗号化方式の種類を確認したい場合は、接続先の名称をタップすることで詳細情報を表示できます。

【PC編】Wi-Fiセキュリティの種類の調べ方

PCで安全にWi-Fiを使用するために、知っておくべきセキュリティの種類の調べ方をご紹介します。

とくに自宅以外でPCを使用することが多い方は、ぜひ参考にしてみてください。

Macの調べ方

Macから接続するWi-Fiセキュリティの安全性や種類を調べたい場合、以下の手順をお試しください。

1.「システム環境設定」をクリック

2.表示された項目から「ネットワーク」をクリック

3.接続先を選択して「詳細」をクリック

4.使ったことのあるネットワークが表示されるので、隣に表示されるセキュリティの項目を確認する

「なし」や「WEP」と表示されているネットワークは避け、「WPA/WPA2パーソナル」や「WPA2/WPA3パーソナル」といった接続先を選択しましょう。

Windows 7の調べ方

Windows 7から接続するWi-Fiセキュリティの安全性や種類を調べたい場合、以下の手順をお試しください。

1.タスクトレイのネットワークアイコンをクリック

2.接続先一覧に表示されるアイコンを確認する

黄色い盾の中に「!」が書かれたアイコンが表示されている接続先は暗号化が無効です。接続しようとすると、盗聴の危険性を警告するメッセージが表示されます。

なおWindows 7の場合、接続前の状態から接続先のセキュリティの種類を判断するのが困難であり、接続後の保存情報から判断するしかありません。

「ネットワークと共有センター」から「ワイヤレスネットワークの管理」を開き、保存された接続先のセキュリティ項目をチェックしましょう。

Windows 10の調べ方

Windows 10から接続するWi-Fiセキュリティの安全性や種類を調べたい場合、以下の手順をお試しください。

1.タスクトレイのネットワークアイコンをクリック

2.接続先一覧に表示されるアイコンの「!」とテキストを確認する

「!マーク」と「オープン」というテキストが表示されている場合、暗号化が無効であり、「セキュリティ保護あり」と表示されている場合は暗号化されている接続先です。

なおWindows 10の場合、接続先の「プロパティ」を確認することで、セキュリティの種類をチェックできます。

まとめ

Wi-Fiセキュリティは暗号化や認証の仕組みによって、安全性に大きな差があります。そのため、Wi-Fiを利用する際は、セキュリティレベルを確認したうえで接続することが重要です。

本記事で紹介した各デバイス・OSごとのチェック方法を活用し、トラブルのないネットワーク利用を行いましょう。

なお万全なセキュリティを整えるには、Wi-Fi環境だけでなく多段的な対策が必要となります。

不正アクセスやサイバー攻撃の原因を把握したり、使用するパスワードの安全性を確認したりと、対策が必要な項目を洗い出し、それぞれに対してきめ細かいリスク管理を行うことで、大切な機密情報を保護しましょう。

関連記事:パスワード漏洩のチェック方法4種類を解説!漏洩原因と事例も紹介

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