【3分で読める!】システム保守の課題への挑戦
- 2024/9/9
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我々が使用しているシステムは、日々トラブルが起こる可能性があることをご存じでしょうか。トラブルと言っても内容はさまざま存在します。ユーザーが目の当たりにする不具合から、管理側画面のみに発生するトラブル、知らず知らずのうちにパフォーマンス値が減少する検知しにくい障害など、多岐にわたります。
システム保守の主な役割は、それらのITシステムに発生する障害や不具合などの原因究明を行い、スピード感を持ってトラブルを解消し、安定稼働を継続的に実現することです。本記事では、3分で読み切れるボリュームでシステム保守を取り巻く課題とそのアプローチ方法についてお届けいたします。
1.システム保守を取り巻く課題
システム保守を取り巻く課題としては、リソース不足やスキル不足、管理体制の老朽化など多岐にわたります。
株式会社ソフトクリエイトによる「数字で見る”情シス”の実像2022」の調査結果によると、約75%の回答者が情報システム部内の人材不足を感じており、対策としては外部サービスや採用活動による人員の充足を図っているようです。ただし、一方で人員の不足を感じつつも特に何もしていない回答が約32%という結果でした。
2.リソース不足へのアプローチ
人員の不足は、リソースの不足に直結するため、情報システム部としてどのようにアプローチをおこなったらよいでしょうか。具体的な対策案として3つ挙げます。
1:DX化
経済産業省が公開したDXレポートで「2025年の崖」がいわれているように、このままシステムの老朽化やブラックボックス化に手を打たなければ、リソース不足に歯止めがかからないです。原因として挙げられる大きな要素の【属人化】に終止符を打つのに効果的なのが、システム保守のDX化でしょう。
企業としては、人手をかけずオペレーション不要でハードウェアやソフトウェアの自動復旧などを行うシステムを確率していく方法です。
ただし、システム保守を人の工数を排除することは現実的ではないので、DX化の可能な範囲と限定されるでしょう。
2:アウトソーシング(外注)
リソース不足のために対応しやすいものとしては、アウトソーシングによるパートナー企業へのタスク依頼となります。もちろんコストはかかりますが、外注費用は変動費ですので固定費(人件費)よりも扱いやすいことが挙げられます。
限られた社内のリソースは、コア業務に充て、起こるかどうか予測できないシステム保守のリソースは外注で賄うことをお勧めします。
3:AI活用
DX化と同様に企業としては、現行行っている可用性・パフォーマンス監視・イベント分析・サービス全体の管理を自動化に移行していくためにAIや機械学習を使って問題の特定化や障害の予測などを行っていく方法です。
3.スキル不足へのアプローチ
1:社内人材の育成
在籍している従業員を育成しスキルレベルを高める方法が挙げられます。具体的には社内研修やeラーニング講座、通信教育など様々な手段がありますが、どれもコストだけでなく時間がかかるところが難点です。
2:人材の採用
採用の中でも特に即戦力として期待のできる中途採用によるスキル補充は手段の一つです。自社での採用のみでは、なかなか応募が集まらないなど別の課題が積み重なるなど懸念があるので、人事部と協力して進められると良いでしょう。
3:外注による最新のスキル補填
前章のリソース不足のアプローチでも記載しましたが、手軽に導入しやすい選択肢としては外(アウトソーシング先)からのスキルの確保です。システム保守の専門的な企業から、システム開発や運用など全般をサービス対象としている企業まで様々あるので、会社の現状と少し先の想定を酌みして、パートナー企業を探せると良いでしょう。例としてはシステム保守引継ぎサービスの「ホシュナンス」や、情シスナビを運営しているシステム開発会社の「株式会社HumAIn」に問い合わせしてみましょう。
4.まとめ
システム保守の課題を取り組む際、状況によりアプローチ方法は変化しますが、総合的な解決方法として、「アウトソーシングでパートナー企業に依頼する」手段は有効です。
課題の優先順位を整理した上で、どのような手段が効果的であるかを慎重に検討し、システム保守を取り巻く課題を解決できるようアプローチをしましょう。 自社のシステム保守のレベルや、課題感を第三者目線へ相談したい際は是非システム保守引継ぎサービス「ホシュナンス」へお問い合わせください。
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