フリーランスで年収1,000万円は実現可能?稼ぎやすい3つの業種もご紹介
近年、場所や時間を選ばない新しい働き方として注目を集めているフリーランス。自由度だけでなく「年収1,000万円クラスの高収入を目指せる!」といった情報も数多く拡散されています。
そのような背景からも「フリーランスエンジニアとして活動するのもアリかな」と考えている方もいるのではないでしょうか?
そこで本記事では、フリーランスで年収1,000万円クラスの高収入を実現できるのかといった内容について解説します。
フリーランスにおける収入の実態やツイッター上の意見から年収1,000万円の実現度をご紹介。さらに、エンジニアからフリーランスへ転身する際のおすすめ職種や高収入を実現するためのポイントも解説します。
将来的にフリーランスとして活動することを視野に入れている方は、ぜひご活用ください。
この記事の目次
フリーランスで年収1,000万円は現実的に可能?
フリーランスとして年収1,000万円を達成するのは現実的に可能です。実際、フリーランスとして活躍されている方の中には、年収1,000万円以上稼いでいる方も存在しています。
しかし、実際に年収1,000万円稼いでいるフリーランスはどのくらい存在するのでしょうか?
そのような疑問を持っている方のために気になるフリーランスの年収の実態についてご紹介します!
年収1,000万円を超えるフリーランスの割合
フリーランス協会が発表している「フリーランス白書2022」によると、年収1,000万円に到達しているフリーランスはアンケートに回答した方全体の約8.8%という結果が出ています。
なお、フリーランスにおける具体的な収入の割合は以下の通りです。
収入区分 | 割合 |
年収200万円未満 | 21.8% |
年収200〜400万円未満 | 29.4% |
年収400〜600万円未満 | 17.5% |
年収600〜800万円未満 | 11.2% |
年収800〜1,000万円未満 | 8.7% |
年収1,000万円以上 | 8.8% |
未回答 | 2.5% |
参照元:フリーランス白書2022
上記からフリーランスとして年収1,000万円を達成することは可能ですが、その数は少ないという結果が分かります。稼げると言われているフリーランスですが、実際は約半数が年収400万円未満に収まっているのが現状です。
年収1,000万円以上のフリーランスについてリアルな意見をご紹介!
年収1,000万円以上のフリーランスについてツイッター上では以下のような意見が投稿されています。
◾️Yさん
ITの現場に入ると「フリーランスエンジニア多いな」って思いますよね。そしてフリーランス=腕のいいエンジニアというわけでもない。下請けの普通のおじさんが実はフリーランスで年収1000万だったり。キャリアの初期にこの事実を知って本当に夢がある仕事だと思った。 |
引用:https://twitter.com/engineer_yosho/status/1411148195762032647
◾️Hさん
「プログラムおぼえて年収1000万円」ってネタ。フリーランスで実際に年収1000万いくには、「つながり」「交渉」「知名度」「実績の認知」「業界での評判」とかのサブ資産がないと辛いと思う。敏腕プログラマーという属性だけで、即座にフリーランス年収1000万いけるかというと、結構ムズイ |
引用:https://twitter.com/fladdict/status/1351915120050401280
◾️Wさん
webデザイナーでポジティブな話を書いとくと、僕みたくフツーのwebデザイナーでも、デザインと実装あとプラスアルファを真面目にやってればフリーランス年収1000万は全然見える範囲です。 実際、「俺来年死ぬ覚悟すればイケるな」と思ってましたw (肝心なのは、さらに翌年にどう残すかですけど |
引用:https://twitter.com/satohmsys/status/1383054164184363008
◾️Hさん
Twitter見てると年収1000万円がまずはフリーランスとして目指すべき所のように感じますが、年収1000万はそれほど難しくはありません。むしろ楽に達成できます。そのために何をすべきかと言うと、セールスライティングを身につけて、常に他者利益を優先する仕事をすれば自ずと達成します。本当よ。 |
引用:https://twitter.com/katosaleswriter/status/1571005410714488834
◾️Kさん
会社員で年収1000万よりもフリーランスで年収1000万の方が難易度低いよ 会社はいろんな部署回されて上司の評価や勤務態度も大事 かたやフリーランスは稼ぐ行動に一点突破できる。無駄な時間やストレスなく「稼ぐ」にコミットできる 俺はフリーランス1年で達成しました 会社員じゃ絶対無理だったな〜😂 |
引用:https://twitter.com/tarosblog/status/1558005412779249665
上記の投稿からさまざまな業種のフリーランスにおいて年収1,000万円を達成できることが分かります。ただし技術的なスキルだけでなく、コネクションや知名度、実績など幅広い資産が必要という厳しい意見も見受けられました。
いずれにせよ、総合的に高い能力を求められるケースも多いため、簡単ではないことは認識しておきましょう。
【エンジニアスキルを活かせる!】フリーランスで年収1,000万円を達成しやすい職種3選
現在、ライターや動画編集、デザイナーなどさまざまな職種のフリーランスが活躍していますが、基本的にはどのような職種でも本人の能力・やり方次第で年収1,000万円を達成可能です。
ただし、職種によって収入の差があるのも確かであるため、できるだけ高収入を得られる職種に就くことが年収1,000万円への近道と言えます。
そこで、エンジニアからのフリーランス転身におすすめの年収1,000万円を達成しやすい3つの職種をご紹介します。選択肢の一つとしてぜひご検討ください!
ITエンジニア
ITエンジニアはフリーランスの中でも、比較的年収1,000万円に届きやすい職種と言えます。なお、一言でITエンジニアといってもさまざまな業務が存在します。
- システムの管理・構築
- Web開発系
- セキュリティ関連
- テスター
- 下請けプログラマー など
上記のような幅広い業務が存在するため年収の開きも大きく、年収300万〜500万円程度の一般的な収入から1,000万円以上稼ぐエンジニアまで存在しています。
中でも、AIやクラウドサービス、IoT、ブロックチェーンなどの先端IT技術を身につけているエンジニアは非常に需要が高く、その分年収も高くなる傾向があるようです。
ITコンサルタント
クライアント企業のIT関連分野全般におけるアドバイス業務および、システム導入支援を行う「ITコンサルタント」もフリーランスとして高収入が期待できる職種です。
なお、ITコンサルタントには以下のような種類が存在します。
- おもにクライアントの管理業務を効率化するためのシステム導入を支援する「CRMコンサルタント」
- おもにクライアントの課題解決や収益改善を支援する「SCMコンサルタント」
- EPRシステム導入に関する設計から開発まで一貫したマネジメントを行う「SAP(EPR)コンサルタント」
- おもに組織全体のプロジェクトマネジメントに携わる「PMOコンサルタント」
いずれにせよ、直接的な作業を行うワーカーよりも上流工程の業務になるため報酬相場は高く、平均年収は800万円以上と言われています。
収入が高い分、専門的なエンジニア関連知識だけでなく、人間性やコミュニケーション能力といったソフトスキルなど平均的に高水準な能力を求められる職業です。
Webマーケッター
Web集客や販促を担当するWebマーケッターも報酬が高いフリーランスの一つです。
ただし、Webマーケッターとしてさまざまな施策を行うにあたって、SEOや広告などのマーケティング手法やデザインなど幅広い関連知識を習得する必要があります。コミュニケーション能力やプレゼン能力など総合的なビジネススキルも重要視されるため、求められる能力は高い職業です。
その分、平均年収は600万円以上とフリーランスの中でも高い水準を誇ります。
実際、エンジニアスキルの必要性はそこまで高くないため、エンジニアからWebマーケッターへの転身はハードルが高いかもしれません。だからこそ、他のマーケッターと差別化できる武器になるという考え方もできるため一つの選択肢として検討するのもおすすめです。
【社内SEからフリーランスへ】年収1,000万円以上を目指すには?
社内SEからフリーランスへ転身し、年収1,000万円クラスの高収入を得るために押さえておくべき3つのポイントをご紹介します。
フリーランスという選択肢を考えていない方においても年収アップにつながる重要な考え方になりますので、ぜひご活用ください。
専門的なスキルを身につける
フリーランスのエンジニアとして高収入を目指すなら専門領域に特化したスキル・知識が必要となります。
エンジニアなら誰でもできるような汎用性の高いスキルだけでは、フリーランスとして生活はできたとしても高収入の実現は難しいでしょう。
したがって、自身の強みと呼べる確かな技術力を身につける必要があります。
もちろん先端IT技術といった専門性の高いスキルがあれば、よりエンジニアとしての価値は上がりますが、基礎的なプログラミング技術や知識も重要です。
最新技術に対応するためにも、土台となるスキルを十分に固めておきましょう。
さまざまな案件に対応できる柔軟性も必要
エンジニアとしてだけでなく、さまざまなプロジェクトに介入できるような幅広い知識・スキルも重要な要素と言えます。
たとえば、マーケティングの知見があったり、デザインもできたりといったエンジニアであれば、受注できる案件の幅は広がります。やり方次第では、エンジニアとしての知見を活かしてプロモーターなどの上流工程で活躍することも可能です。
上流工程の仕事から受注できればその分報酬も高額になるため、年収1,000万円の壁を突破することも現実的になります。
そのためには、会社に勤めている間にプロジェクトの企画や設計といった上流工程の作業を経験しておくのがおすすめです。フリーランスになってもならなくても収入を上げられるスキル・経験ですので、機会があれば積極的にチャレンジしましょう。
自身を売り込む営業活動も大切
フリーランスとして活躍するにはスキルだけでなく、営業能力も重要なポイントです。
当然ですがフリーランスは、企業勤めのように仕事が用意されているわけではないため、自分で案件を受注しなければなりません。
どれだけ高度なスキルを所持していても営業能力がなければ仕事を受注できず、収入も増えないでしょう。
とくに実績のない始めたての頃は案件の獲得に苦労するかもしれませんが、それでも営業活動を続ける精神力や継続力も重要な要素といえます。
競合となる他のフリーランスと張り合えるような自身の強みをしっかり理解した適切なアピールを行いましょう。
まとめ
フリーランスで年収1,000万円という夢のような話はやり方次第で実現可能です。とくに、エンジニアはフリーランスの中でも比較的高収入を実現できる職業と言えます。
しかし実際、フリーランスとして年収1,000万円以上を達成している割合は上位10%未満という狭き門です。確かなエンジニアスキルだけでなく、ソフトスキルやビジネス知識など幅広い能力が求められるため、フリーランスへの転身は慎重に決めなければなりません。
いずれの選択をする場合でも、本記事で紹介したスキルは収入アップに貢献します。マーケティングやコンサルの知識を得ることで独立だけでなく、社内での評価UPや出世につながるため、積極的に学ぶ姿勢が重要です。
もしフリーランスへの道を選択するのであれば、フリーランスエンジニア・コンサルタントのための案件紹介サイト「フリーコンサルPro」の活用もおすすめです。ハイクラスのフリーランス人材に向けた高額案件も多数掲載していますので、年収1,000万円を実現する案件を獲得するためにもぜひご確認ください。