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業務サービス辞典:クラウド型B2B請求代行サービス「SEIKYU+」
株式会社マネーフォワードと、株式会社三菱UFJ銀行の合弁会社である株式会社Biz Forwardは、クラウド型BtoB請求代行サービス『SEIKYU+』の提供を開始する。
Biz Forwardという名前はあまり耳にしたことがないかもしれないが、クラウド会計のマネーフォワードと三菱UFJ銀行の合弁会社として、2021年8月に設立された。
「すべての企業を前に進める」をミッションに、中小企業のニーズに則した金融サービス及び三菱UFJフィナンシャル・グループの法人顧客を主な対象とした請求代行事業を提供するという目的にクラウド型BtoB請求代行サービス『SEIKYU+』を提供する。
請求・管理業務は企業における基本業務であるものの、売り上げ規模や件数によってはその為に人を雇うというのがためらわれる場合もある。
しかしながら、誰かがやらねばならないことであり、そういった場合の選択肢が一つ増えたといえよう。
この記事の目次
■『SEIKYU+』概要
『SEIKYU+』は、企業間決済に必要な与信や請求業務を代行し、売掛金の入金保証まで行うクラウド型BtoB請求代行サービスである。請求書発行や送付など請求に関わる業務を代行するだけでなく、利用企業は請求依頼から入金の確認までクラウド上で管理することができる。
このサービスをご利用することで、請求業務の効率化やキャッシュフローの安定化を実現可能となる。
Biz Forwardが定める所定の条件を満たした場合に限るが、売掛金の入金保証まで行うこともあり、貸し倒れのリスクを回避することができる。また、早期振込にも対応しており、キャッシュフローの安定化にも一役買ってくれるのは利用する側としてはうれしい限りだ。
自前で行うには事務要員を雇うか、営業担当が行う必要があり、人件費または工数としてコストはかかる。
ドライなことを言ってしまえば、もしだれがやっても同じという業務であれば、もっとも効率の上がるところに頼むというのが、正しい経営なのかもしれない。(無論、経営者や企業体質によっては情報開示を嫌う場合もあり、そのような場合は社内で行うしかないのだが)
決済手数料も0.5~3.5%と案件額でことなることから、一度実際の請求をベースに費用をシミュレートしてみるのことをおススメする。その上で、自社における人件費や業務効率とのバランスを考えてみることも経営体質強化の一環と言えるだろう。
特長:
- 業務効率化
与信・請求書発行・支払確認まですべてがデジタルで完結するためリモートワークでも業務可能 - 新規顧客開拓/継続
最短数秒の与信審査を実現。審査通過率は99%(2021年5月~7月にマネーフォワードケッサイ株式会社が提供する『マネーフォワード ケッサイ』について事業者から買取を打診された債権の審査通過率を元にBiz Forwardにて試算した値) - キャッシュフローの安定化
「入金遅延」や「貸し倒れ」のリスクを回避し、早期振込も可能 - 低コスト
業界最安水準の決済手数料0.5~3.5%
■今後の展開について
今回の『SEIKYU+』に続き、Biz Forwardでは2021年内に、新たなサービスの提供を予定している。
中小企業が保有する売掛債権をBiz Forwardが買い取ることで早期に資金化が可能となる、オンラインファクタリング事業『SHIKIN+』である。
今後、Biz Forwardでは、すべての企業のチャレンジを後押しできるように既存の金融サービスでは十分に応えることができていなかった中小企業の資金需要に対する新たな金融サービスを提供することを目指していくという。
中小企業にとって、キャッシュフローが回っていることが一番大事なことである。その意味では今後追加されるサービスには大いに期待したい。
【執筆:編集Gp ハラダケンジ】
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