カリスマインストラクター 木村友泉の簡単セルフリンパケア 2【肩こり対策】

2016/09/28

運動をしたいけどなかなか時間をとる余裕がない情シスの皆さん! オフィスで簡単にできるセルフリンパケアを紹介する「簡単セルフリンパケア」の第2回目です。前回の眼精疲労のケアはいかがでしたか?

今回もさまざまな症状をお持ちの方を長年にわたって解決してきた私、木村友泉が、カンタンで日常生活に無理なく取り入れられるリンパケアを紹介していきます。では、レッスン、スタートです!


第2回目で取り上げるのは「肩こり」です。

日々パソコンと向き合って仕事をする情シスの人は、「ついつい何時間も同じ姿勢のまま座っていた」ということが日常化していませんか? 伸びをすると一瞬は気持ちがよくなるものの、気が付いたら慢性的な肩こりに……。なんてことを多くの方が経験しているかもしれませんね。

そもそも正しい姿勢って?

肩こりの対策ケアを紹介する前に、まずは正しい姿勢について知っておきましょう。姿勢は肩こりとも大いに関係があるのです。

よく、子供の頃に「背筋をシャキッと伸ばしなさい!」と親から怒られませんでしたか? でも、背筋を伸ばしすぎるのも実は問題なのです。人間は背中よりも、胸やお腹などに大きな筋肉があります。背中側の小さい筋肉に負荷をかけてしまうことで、コリを誘発している可能性があります。疲れは弱いところに出ます。背筋は無理に伸ばしすぎず、首の前側で頭を支えるイメージするだけでも、実は肩こりは楽になります。

首こりをケアすれば肩こりの解消につながる

では、肩こりの対策を紹介していきましょう。まずは首こりのチェックからです。

「肩こりの解消なのに『首のこり』をチェックするとはどういうこと?」と、ここまで記事を読んでくれた多くの人が思ったでしょう。肩こりは肩の筋肉の疲れが原因になっていると思っている人は多いと思います。

しかし、実をいうと肩こりは、さまざまな筋肉の疲れが原因となって引き起こされているものなのです! 特に原因となるのは「大胸筋」か「胸鎖乳突筋」です。

首に手をあててみてください。深呼吸をする時に首の側面に筋張るところがありませんか?

肩がこっている人は、ほとんどといっていいほど首(胸鎖乳突筋)がこっています。問題は根っこから改善するのがベストです。今回は肩こりの原因の1つである首のこりを解消をすることで、肩こりの根本的な改善につなげるアプローチをしていきます。

【首こりチェック】

<ワンポイント>
あごの下にニキビができやすい人も、首こりが問題かもしれません。体液がきちんと流れずに老廃物がたまりやすくなっている可能性があるので、肩こりを治すことであごの下の肌荒れも解消されていきます。

「基本ケア」と「症状別ケア」で首こりを撃退!

体調チェックが終わったら、いよいよリンパケアを行っていきます。

リンパは体全体を巡り、余分な水分や老廃物を運んでいます。そのため局所的なケアでは、対症療法にしかなりません。そこで、まずリンパの大きな流れを整える基本のケアを行い、次いで症状別のケアを行います。

【基本ケア】

咬筋、広頸筋、胸鎖乳突筋、大胸筋へのアプローチでリンパと血液の流れを整えます。前回の「眼精疲労」では利き目と反対側から始めましたが、「肩こり」では特にルールはありません。基本ケアはオフィスの椅子に座ったままできるので、試してみてください!

【首こりのケア】

首こりの場合は顎舌骨筋(がくぜっこつきん)がこっている場合が多いので、この筋肉のケアをします。

【今月のポイント】

最後に今月のポイントです。

呼吸をする時に首に力が入ってしまったり、長時間のデスクワーク時に頭が前に出てしまったりして肩こりが誘発されている人は少なくありません。正しい姿勢のところでお伝えしたように、まずは無理のない自然な姿勢を心がけるところから始めましょう。肩をもんでもなかなか肩こりが解消しない人は、ぜひ首こり解消法を試してみてくださいね!
(文・構成:園田菜々)

SINSEIDO LHJ
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