国内ネットワーク機器市場シェアを発表-IDC
- 2018/7/24
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2018/07/24
23日、IDC Japanは、イーサネットスイッチ、ルーター、企業向け無線LAN機器からなる国内ネットワーク機器市場について2017年のベンダーシェアを発表。これによると、シスコシステムズが、国内ネットワーク機器市場全体の半数近い46.6%のシェアを獲得し、圧倒的な市場のリーダーに。
·シスコシステムズが、国内ネットワーク機器市場全体の半数近いシェアを持つ圧倒的なリーダー
·2位以下は、シェアポイント4~5%の間に7ベンダーがひしめき合う混戦状態
·混戦から抜け出すためには、幅広い製品ポートフォリオを持ちワイヤレスファーストに即した製品ラインナップ強化を進めるべき
注目すべき点は、ルーター、イーサネットスイッチ、企業向け無線LANの製品セグメントにおいてもシスコシステムズが50%前後のシェアを有していること。企業向けルーター市場におけるヤマハや、同じく企業向けのイーサネットスイッチ市場におけるアライドテレシスといったように、領域ごとに強みを持つベンダーは存在していますが、総合力でシスコシステムズが大きく引き離している。それに対して2位以下は、シェアポイント4~5%のわずか1ポイントの間に、7ベンダーがひしめき合う混戦状態というのが特徴的である。
製品分野別に見ると、2017年に成長した市場の一つであるイーサネットスイッチ市場においては、首位のシスコシステムズ以外にもアリスタネットワークスやジュニパーネットワークスがシェアを伸ばしている。また、国内企業向けルーター市場の中でも、最も市場規模が大きいSOHOルーター市場においては、ヤマハとNECが売上を大きく伸ばしシェアも増加。ヤマハは、同市場におけるシェアが50%に迫り、2013年以降で最高のシェアを記録している。
また、企業向け無線LAN機器市場も、2017年は大きな成長を達成しました。市場の成長は、ほとんどの上位ベンダーに恩恵をもたらし軒並み二桁成長を実現。圧倒的首位のシスコシステムズと混戦している2位以下のべンダーという国内ネットワーク機器市場の構図から抜け出すためには、成長性の高い無線LAN機器市場が重要であると考えられる。無線が優位になる「ワイヤレスファースト」の時代に即した製品ラインナップ強化を進め、ネットワーク機器製品のポートフォリオを幅広く持つと共に、無線LAN機器に最も注力すべきと考えらる。
<参考資料>
国内ネットワーク機器市場 ベンダー別 支出額シェア実績、2017年
Note: 企業向けおよび通信事業者向けのルーター、企業向け無線LAN機器、コンシューマー向けを含むすべてのイーサネットスイッチの合計
Source: IDC Japan, 7/2018
本レポートは、IDC Japan様のプレスリリースの内容を元に作成しております。
ソース:https://www.idcjapan.co.jp/Press/Current/20180723Apr.html
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