デザインのスキルアップとオススメ参考書籍紹介
こんにちは!酒うさぎです。今回はタイトルまんまですが、私の所属するデザイナーチームで過去に実践した「制作物FB(フィードバック)会」と、その学習成果が試された冊子デザイン業務についてのお話しです。
さらに、その時参考にした書籍についてもご紹介していきます!
それでは早速行ってみましょ〜🏃♀️
制作物FB会とは💭
弊社ではUI/UXとWebグラフィック、両方の業務があります。各自役割分担がくっきり線引きされているのかというとそうではなく、各々の得意分野に従ってざっくり分けているので、メンバーそれぞれが横断的に業務を行う役割です。
とはいえ私はもっぱらグラフィックを得意領域としているので、過去、チームで作ったグラフィックスキルアップ課題に取り組んでさらに知見を増やそうと勉強する時間をとっていました。
最近は作った課題をみんなで見てコメントする会「制作物FB会」も始めています!この会ではUI系、グラフィック系、はたまた業務以外で作ったものも大歓迎!任意参加で、月1回開催しています。負担にならない頻度で、でも作りっぱなしでは意味がないということで始めた時間です。
実例紹介🎉
では実際どんなことをしているのか紹介します!他メンバーの分もあるのですが、許可をとり忘れたので(オイ)、今回は私の制作物2点の紹介です💁
ちなみに、課題内容は「デザインのネタ帳」という本を参考に作成していました。共通のお題でデザイナーそれぞれが様々な案を出す様子がわかるので、初心者にも製作時の考え方がわかりやすい本です。
私が最初にFB会に出したのは、旅行代理店のキャンペーンポスターです。
最初に共有したのは左側、Beforeと書いてある方でした。私の場合、普段はWebメディアのアイキャッチやバナー制作をすることが多いせいか、大きいポスターでの配置バランスが悪すぎて下がスッカラカン!な状態に…💧
FB会で最初に制作物を見せるときは、こういった悩みポイントも併せて伝えるようにしました。
参加者からのFBがこちら!
褒めてもらったところ
・注目しやすいタイトルデザイン
・写真のコラージュ感ある配置とターゲット層のマッチ
改善点
・ターゲット層的にも安くなる情報の優先度はもっと高いのではないか
・波のようなデザインを取り入れているので下半分は砂浜だと違和感ないと思う
・アクセスしやすいようにQRコードがあるとユーザーを誘導しやすい
この改善点を参考に、修正したのがAfterのデザインです。より目的に合ったポスターに近付いたと思います!
その次の回ではビアガーデンのDMを作りました。ビフォーアフターがこちら!
前回と違いDMはポストカードサイズで小さいので、「小さくても見やすい」を意識して配置・配色しました。ただ黒に近い紺と黄色をメインカラーに使ったので、あまり目がチカチカしないようにするにはどの程度の装飾、あるいは文字がいいのか悩みましたね〜。今回は、読みやすさとポップさを優先してしっかり目のフォントを選びました。
褒めてもらったところ
・注目しやすいタイトルデザイン
・夜感が出ていて時間帯を想像しやすい
・日時が見やすい
改善点(画像内左下にも書いてますが…)
・黄色い線の主張が強く、危険を表す交通表示みたいに見えてしまう
・ビールはメインなのでもう少し美味しそうなビールの写真にしてみてはどうか
・お店についてすぐ知れるようにQRコードを載せると良いのでは
ということで、またうっかりQRコードを忘れてしまい改善点で指摘されていますが、それも込みで修正したのがAfter案です。今見ると少し上と下でラインの途切れ場所が違うのが気になりますね…😔こういった細かいところにも常に配慮できるようにならねばです!
余談ですが、タイトルのネオン文字は、去年スキルアップのために試聴していたコロさんの動画で学んだやり方で作成してます!
このFB会では他部署の方も見学に来られて、デザイナーは何してるの?どんなこと考えて作るの?を知ってもらう機会になりました。
実際の仕事ではないからこそ、気軽に他チームにデザインについて知ってもらう場になるのは、デザイナーの刺激にもなるな〜と思います!
ここまでが、FB会のご紹介でした!
そして!冒頭でお話しした通り、今回はこれだけでは終わりません。このFB会から2年後、この時からの学習成果が試される業務にあたります。それが…
InDesignを使った冊子制作です!!(ドン!)
初めてのInDesign🔰
昨年のことです。社内で冊子制作を担当することになり、ページ数が50p以上あること・インタビュー記事をいくつも掲載するため文字量が多いことから、InDesignを使用することになりました。
念の為補足しますとInDesignとはAdobeのツールの一つで、雑誌やパンフレットなどの紙媒体制作に特化したDTP(Desk Top Publishing)のツールです。
Illustratorとどう違うのかというと、最大のポイントは複数ページの管理のしやすさですね。
Illustratorはアートボード作成なので数ページなら可能ですが、何十ページ以上になるとデザインの統一を維持して大量の文章を流し込むのは大変になります。その点、InDesignはマスター機能という、パワポにもあるようなデザインのテンプレを複数作成して統一・管理しやすい機能があります!(まあ私はここの理解に苦戦したんですが😅)
ですが、私の在籍する会社はWebメインの会社のため、InDesignの使い手は社内におらず、この機会に私が一からトライアンドエラーで習得していくことに…!新しいツールを覚えることは好きなので、全く苦ではなかったのですが、やはり
「これどーゆーこと!?」
「参考書籍に書いてない現象が起きた…ナニコレ🪐😺」
となることが多く、一朝一夕でどうにかなるものではありませんでした。
振り返りを兼ねて、私が悩んだ3大ポイントを紹介しましょう!
- 1イラレと似てるようで違うツール
- 2あるページのテキストを編集するとたまにページ数が増加する
- 3違うページの文章がテキストボックス内に混じる
1については、私の場合、ツールアイコンや名称が同じAdobeツールということで、初見では結構似ているように感じ、余計に混乱しました。そのため公式動画などを参考に、基本の操作をまずは学びながら手を動かしました!(公式動画の紹介は後ほど!)
2と3は、先述したマスター機能を最初にうまく設定できず(マスター機能内に文章流し込んでしまい、編集用のページに文章が残るなど)、修正するときに不具合を発見、作業後半でマスターの修正をすることになりました…。慣れれば難しくないんだろうけど、最初は混乱だらけでしたね😵💫
おすすめ参考資料👩💻
そんなこんなであたふたしながらインプットアウトプットを同時進行していたわけですが、色々調べた中で特に理解の手助けになった資料を紹介します!
じーっと見る時間は無かったのですが、聞き流しでもInDesignではどんなことができるのか、どんな操作ができるのか、ざっくり知れる点が良かったです!
・きほんのインデザ InDesign必修ガイド
井上のきあ先生の『きほんのインデザ』!
会社の支援制度を利用して購入してもらい、わからないところが出たら本を見る、という辞書のような使い方でインデザ知識を増やしました!
これを読んでから、初期に設定したマスターページが間違っているとわかり、後半で修正できました。基礎も応用も載っているので、私のように何もわからないスタートの人にオススメできると思います!
完成品📕
最後に、ジタバタしつつもプロジェクトメンバーの皆さんと協力して完成した冊子を紹介します!
表紙
誌面(ページに縁取りをつけたので小口染風になってます)
また再びIndesignと組む機会が来たときは、もっと強くなって帰ってくるぞ!!!
以上、グラフィックデザインスキルアップの道のりと、参考にした書籍紹介でした☺️
🐰終わり🐰
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