ローカライズロゴを観察してみた

こんにちは、酒うさぎです!

今日は私が所属している会社で行っている「デザイナー同士のスキルアップ会」についてお話しします。これは毎週1回、みんなで集まって技術を磨くための勉強会なんです。基本的には、持ち回りで誰かが主催する形になっていて、担当者が自由にテーマを選びます。さて、私が担当する回というと…そう、高確率でロゴや作字に関する内容になります!👍 そういう作業が好きなんですよね〜。

今までにも何度か作字をテーマにした回をやってきました。その時の記録は、こちらのリンクから確認できます。


最近はそんな感じで「作字」に関する勉強会をしていたんですが、今回のテーマはちょっと趣向を変えてみることにしました!タイトルにもある通り、今回は「ローカライズロゴ」を観察するという内容にしました。(ドンッ!)

「ローカライズロゴ」って、耳慣れない言葉かもしれませんが、どんなことをやるか、さっそくご紹介していきますね〜!

ロゴのローカライズ化とは💭

ロゴのローカライズ化って、聞いたことありますか?例えばNetflixを想像してみてください。Netflixでは、海外の作品が日本語タイトルになった状態でずらりと並んでいますよね。逆に、日本の作品が海外で公開されるときには、ロゴが日本語から英語やその他の言語に変わります。しかも、ただ単に翻訳されるだけじゃなくて、元のロゴが持つ雰囲気やデザインの意図を保ったまま、新しい言語のロゴが作られるんです。これがロゴのローカライズ化なんですね。
具体的な例を挙げると…こちらのリンクとかが参考になります。

www.itmedia.co.jp

https://x.com/Crunchyroll_fr/status/1326548740044251146?ref_src=twsrc%5Etfw%7Ctwcamp%5Etweetembed%7Ctwterm%5E1326548740044251146%7Ctwgr%5E78bebf2b808db236778af8fa8587d8172eeba4d0%7Ctwcon%5Es1_c10&ref_url=https%3A%2F%2Fnote.com%2Ftakesake%2Fn%2Fnee19b6cfd9f4

こういった事例を見ると、「あぁ、なるほど!」ってなるかと思います。
ロゴのローカライズって、言葉だけでなく、そのデザインやアイデンティティを違う文化や言語圏に適応させるという、実はとても繊細な作業なんです。単なる翻訳じゃなくて、その国の人たちに「しっくりくる」ロゴを作るというのは、なかなか難しいものなんですよ。

 

今回の勉強会では?💡👀

というわけで、今回の私が主催する勉強会では、この「ローカライズされたロゴ」のビフォーアフターをじっくり観察してみることにしました!
実際にローカライズの作業をやってみるのは、かなりの技術とセンスが要求されるので、最初から自分で挑戦するのはちょっとハードルが高いかもしれません。だからこそ、まずは世に出ているローカライズされたロゴをしっかりと観察して、その特徴をつかむことから始めてみましょう。観察って地味に思えるかもしれませんが、デザインの基礎を学ぶにはとても有効な手段です!
まずは、いくつかロゴを選びます。これはどんなローカライズでもOK!元が英語でも日本語でも、ベトナム語でもフランス語でも構いません。それぞれの言語でどのようにローカライズされているか、じっくり観察していきましょう。
次に、そのロゴの特徴がどのようにローカライズ版に落とし込まれているのかを言語化します。箇条書きにして整理すると分かりやすいですよ。そして、その観察結果について感じたことを書き出します。もし余裕があれば、「自分だったらこうするかな?」なんて考えてみるのも面白いです!
この作業は、自分のインプットにとても役立ちます。デザインのプロセスや考え方が見えてくるので、将来自分がデザインをする際のヒントになること間違いなしです。

 

参考デザイナーも紹介✨

ちなみに、参考になりそうなデザイナーさんもご紹介しておきますね。

ちなみに参考になりそうな方をご紹介します。

www.foriio.com

こちらのムラヤマさんは、なんとNetflixの日本語ローカライズを担当しているデザイナーさんです。Netflixって、日本だけじゃなくて世界中で使われているので、そのロゴを各国に合わせてデザインし直す仕事はとても重要ですよね。ムラヤマさんは多くの作品を手がけているので、この方の作品を見ることでローカライズの技術を学ぶことができるんです!
逆に、ローカライズがうまくいかなくて話題になることもあります。特にSNSでは、そういう「失敗事例」がたま〜に取り上げられて話題になり、議論の的になったりしますよね。こうした事例からも学ぶべき点が多いので、ぜひ観察してみてください。(でもこれも目的や背景を調べると、失敗とは言えないことの方が多いと思ってます!)

観察結果🎉

さて、勉強会当日には、みんなでさまざまなローカライズロゴを観察しました!具体的にどんな作品を取り上げたかというと、例えばこんな感じです!

  • ハリー・ポッター(英語/日本語/中国語)
    アベンジャーズ(英語/日本語)
    文豪ストレイドッグス(英語/日本語/中国語)

みんな、それぞれ自分の興味がある作品を選んで観察してくれました。観察だけでなく、実際にロゴを作ってみたメンバーもいて、本当にすごかったです!

例えば、「元が手書き感のある英語タイトルだから、ペンツールで再現しました!」とか、

「三日月マークが特徴的なロゴなので、それを活かしてローカライズしました!」なんて方もいました。
私自身は『星のカービィ スターアライズ』のローカライズを観察しました!

©︎2018 HAL Laboratory,Inc./Nintendo
https://www.nintendo.co.jp/switch/ah26a/pc/index.html

この作品のロゴは、形や配置が変わっても、元の印象がちゃんと残るように工夫されていて、とても勉強になりました。他の要素を変えても、「ここだけは変えちゃダメ!」というポイントを絞り込むのが、ローカライズの難しいところなんですよね。

最後に…💬

というわけで、今回はロゴのローカライズをテーマにした観察会をやってみました!デザインのインプットって、こうしてじっくり観察するだけでも大きな学びがあります。次回の勉強会では、アウトプットの時間にしたいなと思っています。実際にロゴをデザインしてみるのもいいかもしれませんね。
皆さんもぜひ、普段見かけるローカライズされたロゴに注目してみてください!意外な発見があるかもしれませんよ〜。
以上、今回はよく観察してみるインプット回でした!次回はまたアウトプットの時間にしたいなと思います!

🐰終わり🐰

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