【Excel】社内SEによるピボットテーブルの使い方解説〜前編〜
■本記事の内容
約1,000人規模の会社で社内SEをやっている私がExcelの使い方勉強講座と題して
少しでもみなさんのスキルレベルアップに繋がれば良いという思いからスタートしました。
今回は「ピボットテーブルの使い方前編」となります。
ピボットテーブルとは
ピボットテーブルは中級者や上級者向けのテクニックと思われがちですが、
初心者でも十分に使いこなせるようになります。
ピボットテーブルの機能を一言で言い表すと
「リスト形式データの中から都合がいいデータを分類、集計できるようになる機能」です。
簡単な表ならば感覚でできるかもしれませんが、膨大な量だとどのデータを使えばいいかわからなくなりますよね。
ピボットテーブルを使えばわかりやすい表を一発で作れるようになります。
一緒に操作方法を勉強していきましょう。
今回は最終的にこのようなシートを作成したいと思います。
環境のご説明
今回説明する環境ですが下記の通りとなります。
項目 | OS | Microsoft Office | メモリ | Bit数 | ネットワーク |
---|---|---|---|---|---|
内容 | Windows10 Enterprise | Office2016Professional | 8GB | 64bit | 無線LAN |
STEP①:表の作成・ピボットテーブルの挿入
まず表を作成し、表の中身を全部選択します。
次に挿入のタブにあるピボットテーブルというところをクリックしましょう。
ピボットテーブルの作成という枠がでてきました。
テーブルまたは範囲を選択
今選択した部分が範囲として選択されているはずです。
ピボットテーブル レポートを配置する場所を選択してください
現在使用しているワークシートに集計表を作りたいときは既存のワークシートを選びますが、
今回は新規ワークシートのところをチェックしましょう。
その後OKボタンを押します。これで準備完了ですね。
Sheet2というものが新しく出てきました。
画面上にはピボットテーブルというものが出てきてますが、この画面ではまだ使えません。
右側の選択できるところを操作していきます。
STEP②:表の操作
準備ができましたので次は表の中身を操作してみましょう。
要素を構成する
チェックを入れることができるリストが出てきますがこれはSheet1の項目が連動しています。
今回は日付選んで動かしてみましょう。
行のところに入れてみます。
そうすると「行ラベル」というものが出てきましたね。
また月ごとの合計金額を計算してみます。
「値」のところに合計金額をずらして移動させます。
そうすると6月~8月の売上がすぐに分かるようになりました。
複数の要素を構成してみる
その他のボックスに要素を入れるとどうなるのでしょうか。
列に支店名を入れてみましょう。
このようにどの支店で何月にいくらの金額があり、総合計はいくらかというのが一瞬でわかりました。
ピボットテーブルを作ることで一瞬で集計を取ることができます。
関数よりももしかしたら簡単かもしれません。
行と列を入れ替えてみる
列を日付、行を支店名にしてみます。
この様になりました。
前の表では月の売上にフォーカスがあたり、今回の表では支店にフォーカスがあたってますね。
フォーカスを当てたいところをすぐに変えることができます。
STEP③:金額に単位をつけてみる
今回は日本円で取引しているため¥マークをすべての値につけてみたいと思います。
いちいち元の表を訂正するのは大変なのでピボットテーブル上で変更してみましょう。
値のところに下向き三角形がありますので押していただくと値フィールドの設定というところをクリックしてください。
左下の表示形式を選択していただくと分類を選択することができます。円マークをつけることができました。
STEP④:合計値以外の計算をしてみる
今は合計値を求めていますが、平均値を知りたいときもあります。
値フィールドを変更すると簡単に求めることができます。
平均を選んでみましょう。
総計の列が平均値になっているのがわかります。
簡単に変更することができました。
まとめ
簡単な表であればテーブルを挿入するとデータの整理ができますが、複雑なリストであればあるほど、ピボットテーブルは威力を発揮します。
次回は後編としてもう少し詳しく使い方を解説していきます。
約1,000人規模の会社で社内SEをやっている私がExcelの使い方勉強講座と題して
少しでもみなさんのスキルレベルアップに繋がれば良いという思いからスタートしました。
今回は「ピボットテーブルの使い方前編」となります。
■結論
①表の作成・ピボットテーブルの挿入
②表の操作
③金額に単位をつけてみる
④合計値以外の計算をしてみる
本記事も最後までお読みいただきありがとうございました。
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