コンサルタントとしての独立はあり?独立の傾向や必要なスキルを解説
就活生にも人気が高いコンサル会社は、ビジネススキルを体系的に向上させるには適した環境だと言えます。コンサル会社で働く現役コンサルタントのなかでも、現職にやりがいを感じている方は多いでしょう。
一方で、将来のキャリアを考えた際に「今すぐではないがコンサルタントとしての独立も視野に入れている」という方もいるのではないでしょうか。
そこで本記事では、コンサルタントとして独立している人の傾向や必要なスキルなどを解説します。
この記事の目次
コンサルタントの独立の現状
はじめに、コンサルタントの独立の現状について解説します。実際に独立しているコンサルタントの人数や独立しやすい業界を事前にリサーチしておきましょう。
コンサルタントとしての独立者の推移
コンサルタントとして独立する人は、全体的に増加傾向です。たとえば、 ランサーズ社の調査によると、独立者(フリーランス)の全体数は年々増加しており、2021年時点では1,577万人です。コロナ禍によって急増したこともあり、2015年時点よりも640万人増加しています。そして全体数のなかでコンサルタント職は8.7%を占めているため、2021年時点でおよそ130万人以上のフリーコンサルタントが存在し、2015年時点よりも50万人以上増えていると試算できます。
独立する人が多いコンサルタントの種類
では、コンサルタントのなかでもどのような人が独立しやすいのでしょうか。コンサルタントにはさまざまな種類がありますが、以下に挙げるようなコンサルタントは特に独立する人が多いと言えます。
- ITコンサルタント
- 会計コンサルタント
- 経営コンサルタント
上記に共通している事項は、実務経験の積みやすさです。それぞれコンサル会社や事業会社でIT(PMやSE)、経理、経営企画などの部門に所属し、専門的な実務経験をある程度積んだうえで独立していく傾向があります。
コンサルタントとして独立するために必要な能力やスキル
コンサルタントの独立は増加傾向にあるものの、やはり独立は簡単ではありません。コンサルタントとして独立するには、以下の知識やスキルは必要となるでしょう。
- 経営戦略やIT戦略に関する体系的な知識
- 高い論理的思考力や課題解決力
- 専門性や得意分野に関する深い知見
- 自分自身で仕事を獲得するための営業力
- 案件を通じてクライアントとの関係性を構築していく人脈形成力
まず、経営戦略やIT戦略に関する体系的な知識、高い論理的思考力や課題解決力などは、コンサルタントであれば共通的に求められる事項です。また、特定の業界や分野など、自分自身のこれまでのコンサル経験を基に得意領域を深めることも大切です。
それに加えて、コンサルタントとして独立する場合は、自分自身で仕事を獲得しなければなりません。したがって、個人としての営業力やクライアントとの関係性を構築するための人脈形成力も大事になります。
独立のためのスキルは、社内での昇進や転職での年収アップにもつながる
前述した独立するためのスキルは、実は会社の中にいても求められるものがほとんどです。そのため、実際に独立をしなくても、独立のためのスキルを磨くことは非常に有意義です。独立を意識してスキルを高めた結果、社内での昇進や転職時の年収アップにつながるケースも少なくないでしょう。
コンサルタントとしての独立は、あくまで選択肢の1つです。それぞれ置かれている状況が異なるため、必ずしも独立することだけがキャリアパスではありません。
しかし、いつでも独立できるような心構えを持ちながら目の前の仕事に取り組んでいく姿勢は、どのような立場であっても今後に活かせます。
常に複数の選択肢を念頭に置きつつ、目の前の仕事に全力で取り組んでいくとよいでしょう。
まとめ
コンサルタントは、若いうちからビジネス実践力を磨けるやりがいの大きい仕事です。近年では、コンサル会社に所属するコンサルタントだけでなく、独立してフリーのコンサルタントになる人も増加傾向にあります。
独立に必要なスキルは、経営知識や営業力、人脈形成力など多岐にわたります。それらのスキルは社内評価や転職時の市場価値にとっても重要となるため、独立を意識して働くことはどの立場の人でも有意義となるでしょう。
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今すぐ独立を考えていない人でも、フリーのコンサルタントがどのような案件を受け持っているのかを理解しておくことは有益です。
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