WordPressでできる!企業向けLPの作成と活用【開発編1】

  • 2024/7/17
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前回はWordPressを使った企業向けランディングページ(LP)に掲載するべき要素を紹介しました。
今回は開発編1として、基本的なLPの開発から公開するまでの手順を紹介します。次回は開発編2として、お問い合わせフォームの開発など、プラグインを利用した開発は次回紹介する予定です。

必要な開発環境

WordPressを使用して企業LPを開発するには、適切な開発環境を整えることが重要です。以下に、必要となる主な開発環境をまとめます。

ローカルサーバー

まず、ローカル環境での開発を効率的に行うために、ローカルサーバーが必要です。代表的なものとしては、XAMPP(Windows、Mac、Linux対応)やMAMP(Mac用)があります。これらのソフトウェアは、Apache、MySQL、PHPなどをパッケージ化しており、簡単にローカル環境でWordPressを動作させることができます。

コードエディタ

次に、コードエディタが必要です。Visual Studio CodeSublime Textなどの高機能なエディタを使用することで、効率的にコーディングを行うことができます。これらのエディタは、シンタックスハイライト、自動補完、拡張機能などの機能を備えており、開発作業を大幅に効率化します。

バージョン管理システム

バージョン管理システムも重要です。GitやSVNなどのバージョン管理ツールを使用することで、コードの変更履歴を管理し、複数の開発者と協力して作業を進めることができます。特にGitは、広く使用されており、GitHub、GitLabなどのサービスと組み合わせることで、より効果的な開発ワークフローを構築できます。

ブラウザ開発者ツール

ブラウザ開発者ツールの活用も重要です。Google ChromeやMozilla Firefoxなどの主要ブラウザには、強力な開発者ツールが搭載されています。これらのツールを使用することで、HTML、CSS、JavaScriptのデバッグや、レスポンシブデザインのテストなどを効率的に行うことができます。

これらの開発環境を適切に設定することで、スムーズなWordPress開発が可能となります。

必要な開発言語

WordPressを使用して企業LPを開発する際には、以下の主要な開発言語の知識が必要となります。

HTMLCSS

ウェブページの構造とデザインを定義するための基本的な言語です。HTMLはコンテンツの構造を作り、CSSはそのコンテンツのスタイルを設定します。レスポンシブデザインを実現するためには、特にCSSのメディアクエリの理解が重要です。

JavaScript

JavaScriptは、動的な要素やインタラクティブな機能を実装するために不可欠です。特に、jQueryなどのJavaScriptライブラリを使用することで、複雑な機能を簡単に実装できます。例えば、スムーズスクロール、モーダルウィンドウ、アニメーションなどの機能を追加する際に活用できます。

PHP

PHPはWordPressの核となる言語です。WordPressのテーマやプラグインの開発、カスタマイズにはPHPの知識が必要です。特に、WordPressのテンプレートタグやループ、フック機能などの理解が重要になります。

SQL

SQLの基本的な知識も役立ちます。WordPressはデータベースにMySQLを使用しており、カスタムクエリを作成したり、データベースの最適化を行ったりする際にSQLの知識が必要になることがあります

さらに、サーバーサイドの知識も重要です。ApacheやNginxなどのWebサーバーソフトウェアの基本的な設定や、.htaccessファイルの編集などができると、より高度なカスタマイズや最適化が可能になります。

これらの言語やテクノロジーを組み合わせることで、効果的で魅力的な企業LPを作成することができます。ただし、すべての言語を深く理解する必要はありません。WordPressの基本的な使用方法を理解し、必要に応じて各言語の知識を深めていくことが重要です。

レンタルサーバーを使ったWordPressの公開手順

WordPressで作成した企業LPを公開するには、レンタルサーバーを利用するのが一般的です。レンタルサーバーを使ってWordPressを公開する手順を紹介します。

レンタルサーバーの選定

まず、信頼性の高いレンタルサーバー業者を選択します。WordPressに対応しているサーバーを選ぶことが重要です。多くのレンタルサーバー業者は、WordPressの簡単インストール機能を提供しています。

ドメイン名の取得

サーバーを契約したら、ドメイン名を取得します。多くの場合、レンタルサーバー業者を通じてドメイン名を取得できます。既にドメイン名を所有している場合は、DNSの設定を変更して新しいサーバーに向ける必要があります。

WordPressのインストール

次にWordPressをインストールします。多くのレンタルサーバーでは、コントロールパネルからワンクリックでWordPressをインストールできます。手動でインストールする場合は、WordPressの公式サイトからソフトウェアをダウンロードし、FTPクライアントを使用してサーバーにアップロードします。

データベースの設定

WordPressのインストールが完了したら、データベースの設定を行います。多くの場合、この作業はインストール過程で自動的に行われますが、手動で設定する場合は、データベース名、ユーザー名、パスワードなどの情報を正確に入力する必要があります。

WordPressの初期設定

インストールが完了したら、管理画面にログインし、テーマやプラグインのインストール、基本的な設定を行います。セキュリティ対策として、管理者アカウントのユーザー名やパスワードを変更することも重要です。

コンテンツデータの移行

ローカル環境で開発したLPのコンテンツをサーバーに移行します。この作業には、プラグインを使用する方法や、データベースのエクスポート/インポート機能を使用する方法があります。画像やその他のメディアファイルも忘れずにアップロードしましょう。

最後に、サイトの動作確認を行います。すべてのページが正しく表示されているか、リンクが正常に機能しているか、フォームが正しく動作しているかなどを確認します。また、モバイル端末での表示も必ずチェックしましょう。

おすすめのレンタルサーバーの一例

WordPressを使用して企業LPを公開する際、適切なレンタルサーバーを選択することは非常に重要です。日本国内で人気のある信頼性の高いレンタルサーバーをいくつか紹介します。

エックスサーバー

WordPressユーザーの間で高い評価を得ているサーバーです。高速な処理能力、安定した稼働率、充実したサポート体制が特徴です。また、無料のSSL証明書や独自ドメインが付与されるなど、セキュリティ面でも優れています。WordPressの自動インストール機能も備えており、初心者でも簡単に利用を開始できます。

ConoHa WING

GMOインターネットグループが提供するクラウド型のレンタルサーバーです。高速で柔軟なサーバー環境が特徴で、トラフィックの急増にも対応できる点が魅力です。WordPressに特化したサーバー設定やキャッシュ機能により、高速な表示速度を実現しています。

さくらのレンタルサーバ

安定性と信頼性で定評のあるサービスです。リーズナブルな価格設定ながら、十分な機能と性能を提供しています。WordPressの利用に最適化された「WordPress簡単スタート機能」を備えており、初心者でも簡単にサイトを立ち上げることができます。

MixHost

比較的新しいサービスですが、高速な処理能力と柔軟なカスタマイズ性で注目を集めています。WordPressの利用に最適化された環境を提供しており、独自のキャッシュ機能により高速な表示を実現しています。また、無料のSSL証明書や独自ドメインの提供など、セキュリティ面でも充実しています。

これらのレンタルサーバーは、それぞれに特徴があります。企業LPの規模や予算、必要な機能などを考慮して、最適なサーバーを選択することが重要です。また、多くのレンタルサーバー業者がお試し期間やキャンペーンを実施しているので、それらを利用して実際に使用感を確認してみるのも良いでしょう。

お問い合わせ

株式会社HumAInではWordPressを使用したLP制作のほか、様々なサービスやウェブサイトの制作を行っています。詳しくはお問合せください。


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