セキュアチャネルが破損した際にコマンドで修復する方法

  • 2023/3/1
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この記事ではセキュアチャネルが破損しWindowsにログインできない場合にコマンドで修復する方法についてまとめております。
よろしければ参考にして下さい。

セキュアチャネルの破損をPowerShellコマンドで修復する

セキュアチャネルが破損しているとログインできなくなる

セキュアチャネルが破損しているとWindowsへログインする際に下記エラーメッセージが表示されログインができません

■エラーメッセージ
このワークステーションとプライマリドメインとの信頼関係に失敗しました

 

このエラーメッセージに関する詳細は下記記事にまとめておりますのでご参考にして下さい。

【Windows10】ログインできなくなった場合_「このワークステーションとプライマリドメインとの信頼関係に失敗しました」

 

セキュアチャネルが破損しているかコマンドで調べる方法

セキュアチャネルが破損しているかどうかはWindows PowerShellで次のコマンドを実施し、その結果で確認する事が可能です。
※「ドメイン名」の箇所にはドメイン名を入力して下さい。

■セキュアチャネル状態確認コマンド
nltest /sc_verify:ドメイン名

■正常な場合の表示結果
フラグ: b0 HAS_IP HAS_TIMESERV
信頼された DC 名 \\xxxxxxxx.ドメイン名
信頼された DC 接続状態 Status = 0 0x0 NERR_Success
信頼の確認 Status = 0 0x0 NERR_Success
コマンドは正常に完了しました

■破損している場合の表示結果
フラグ: 80
信頼された DC 名
信頼された DC 接続状態 Status = 5 0x5 ERROR_ACCESS_DENIED
信頼の確認 Status = 5 0x5 ERROR_ACCESS_DENIED
コマンドは正常に完了しました

破損している場合は本記事でご紹介します、セキュアチャネルの修復方法を実施してみて下さい。

 

セキュアチャネルをコマンドで修復する方法

セキュアチャネルをWindows PowerShellを使用しコマンドで修復する方法です。
この際にWindows PowerShellのバージョンが「3.0」以降で無いと実施できませんのでご注意下さい。
※「ドメイン名」の箇所にはドメイン名を入力して下さい。

■修復コマンド
Test-ComputerSecureChannel -credential ドメイン名\administrator -repair
※上記コマンドを実施すると認証画面が表示されますのでパスワードを入力します。

■修復完了結果
True

■修復未完了結果
False

修復が完了したら再度セキュアチャネル状態確認コマンドを実施し、正常になっているか確認しましょう。

 

まとめ

■本記事の内容
セキュアチャネルが破損しWindowsにログインできない場合にコマンドで修復する方法
■修復コマンド
Test-ComputerSecureChannel -credential ドメイン名\administrator -repair

 

このワークステーションとプライマリドメインとの信頼関係に失敗しました
と表示される不具合は前兆が無く急に発生します。

一度ドメインから抜けてから再度ドメインに入りなおすと直る事が多いのですが、サーバー等でなかなか作業を実施できない環境も多いと思います。
そういった際は今回ご紹介したセキュアチャネルの破損を修復するコマンドで解決を試してみて下さい。

最後までご覧いただきましてありがとうございました。

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