CPUの選び方を用途別に紹介!初心者必見の基礎知識も徹底解説

コンピューター内の装置・回路の制御やデータ演算を行い、頭脳的な存在とも言える「CPU」。
高性能なCPUは処理速度が速いため、サクサクとストレスなく利用できるのが魅力です。
経年劣化でパソコンの処理速度が落ちたり、リモートワークや高負荷な作業が増えたりして買い替えを検討している方も多いでしょう。
ゲームや仕事など目的に合わせたCPUを選ばないと、思ったように作業できないので注意が必要です。

そこで本記事では、CPUの選び方を用途別に紹介します。
初心者がチェックしておきたい基礎知識やノートパソコンのCPUの選び方についても解説するので、参考にしてください。

 

CPUの知っておきたい基礎知識

CPUの知っておきたい基礎知識として、以下の内容をチェックしましょう。

  • CPUとは
  • CPUの主要メーカー
  • CPUの替え時

目的に合ったCPUを購入するため、基礎的な部分について理解を深めることが重要です。

CPUとは

CPUとは「Central Processing Unit」の略で、直訳すると「中央処理装置」という意味です。
パソコンの頭脳的な役割を持ち、入力した情報を反映させる命令を出すなど管理・制御を行っています。
CPUの違いは処理速度に直結し、性能が低いと一つの作業でも時間がかかる可能性があり、性能が高いと同時に複数の処理が可能です。
「プロセッサ」と呼ばれることもあるので、覚えておきましょう。 

CPUの主要メーカー

CPUの主要メーカーは、「インテル(Intel)」と「AMD」の2社です。
インテルはエントリーグレードからハイエンドまでラインナップしているため、ネットサーフィンや動画視聴で利用する方からプロのクリエイターまで幅広い層が利用しています。
AMDはコスパの良い高性能なモデルを取り揃えており、自力でパソコンを組み上げるコアな層から人気の高いブランドです。
インテルのCPUは「Xeon」「Core i」「Pentium」「Celeron」のシリーズがあり、AMDは「Ryzen」が有名となっています。

CPUの替え時

CPUの替え時は、以下の通りです。

  • 処理速度が遅いと感じたとき
  • 動画編集など負荷のかかる作業が増えたとき
  • 長期間同じパソコンを利用しているとき
  • 電源が落ちる・止まるなどのトラブルが頻発するとき

CPUを変更する場合はパソコン自体を購入するか、もしくはCPUの部分のみを買い替えるかのどちらかになります。
モデルによって異なりますがCPUの寿命は5年程度とされており、5年以上経過しており処理速度に不安を覚える場合は買い替え時期と言えるでしょう。

 

CPUのチェックポイント

CPUを購入する際のチェックポイントは、以下の通りです。

  • グレードと世代
  • コア・スレッド数
  • サフィックス

インテルとAMDともにグレード数が高く世代が新しい方が高性能なモデルで、インテルであれば「Core i 数字(グレード)- 数字(世代)」の順になるため確認しましょう。
コア・スレッド数には2・4・6・8などの種類があり、数字が高いほど複数の処理をスムーズに同時進行できます。
サフィックスはモデル名の末尾に付いている英字のことで、特徴の違いを確認可能です。
末尾に英字がないモデルは、インテル・AMDともに通常モデルを意味しています。
例えば、インテルではサフィックスに「X」や「XE」が付いているとクリエイター向けとなっており、コア数が高いです。

 

CPUの用途別の選び方

CPUの用途別の選び方を、以下の3パターンに分けて解説します。

  • ビジネス用
  • ゲーム用
  • その他

「実際に使ってみて処理速度に満足できなかった」と後悔しないためにも、パソコンを使う目的を再確認しましょう。

ビジネス用

文書作成やパワーポイントなどビジネス用にパソコンを使う場合はCore i3・Ryzen 3以上がおすすめです。
複数のソフトを同時に動かすことが多いのであれば、Core i5・Ryzen 5だと安心できます。
ビジネス用のパソコンにはグラフィックボード(GPU)が不要なので、CPUに内蔵されているタイプを選びましょう。
グラフィックボードとは高画質な映像を処理するための機能で、オンラインゲームなどで必要となるパーツです。
サフィックスをチェックし、インテルであれば「F」以外のモデル、AMDであれば「G」が付いたモデルだと内蔵されています。

ゲーム用

ゲーム用であれば高スペックのパソコンが必要となるため、Core i7 や Ryzen 7以上のCPUがおすすめです。
ただし、ゲームをスムーズにプレイするためにはCPUだけではなく、グラフィックボードとのバランスが重要になります。
CPUの性能が高くてもグラフィックボードの性能が低いと、画像がガクガクしたりレスポンスが遅かったりするのでストレスが多いです。
プレイしたいゲームがある場合は、推奨スペックがゲームの公式サイトなどに記載されているためチェックしておくと失敗しないでしょう。

その他

メールやSNS、標準画質での動画視聴などプライベート用であれば、Core i3・Ryzen 3を選べば基本的にはストレスなく利用できます。
イラストソフトや動画編集ソフトを使いたい場合は、メーカーの推奨スペックを事前に確認すると安心です。
動画編集をするのであればCore i5・Ryzen 5は必須で、Core i7・Ryzen 7以上あるとスムーズに作業できます。

 

ノートパソコンのCPUの選び方

ノートパソコンのCPUを選ぶ際にも、基本的には用途別に選ぶのがおすすめです。
ビジネス利用を前提にメールやネットを使いたいのであればCore i3~i5、ソフトを利用して画像編集など負荷のかかる作業を行うのであればCore i5・Ryzen 5だと安心できます。
持ち運ぶことを前提にノートパソコンを選ぶ場合は、CPUと同時に重量もチェックしましょう。

まとめ

CPUとはパソコンの頭脳としての役割を持ち、他のパーツの制御やデータ演算を行っています。
高性能のCPUは処理スピードが速く、複数の作業を同時進行できるのが特徴です。
CPUの主要メーカーには「インテル」と「AMD」の2種類があり、グレードと世代・コア/スレッド数・サフィックスの3つをチェックしてから購入しましょう。
目的に合わせてCPUを選ぶことが重要で、ビジネス用やプライベート用であればCore i3・Ryzen 3以上、ゲーム用であればCore i7 や Ryzen 7以上がおすすめです。
ノートパソコンを購入する場合も、目的に合ったCPUを選んでください。

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