国内タブレット端末出荷概況(2019年)-MM総研

MM総研は、2019年暦年(2019年1月~12月)の国内タブレット端末出荷台数(※1)の調査結果を発表。総出荷台数は前年比9.2%減の739万台となり、暦年出荷として2年連続で減少に。

<サマリー>
・2019年タブレット端末出荷台数は739万台(前年比9.2%減)
・Appleがシェア53.2%で10年連続1位
・携帯キャリアの戦略転換によりセルラーAndroidタブレットが2018年に続いて大幅減
・2020年V字回復のポイントは5G対応タブレットの登場とプログラミング教育による需要拡大

携帯電話キャリアの3G/LTEネットワーク通信可能な「セルラータブレット」が2018年に引き続いて大幅減となったことが大きな要因に。特にNTTドコモのAndroidタブレットが減少した。
一方、無線LAN通信のみを可能とする「Wi-Fiタブレット」は2年連続の増加となった。

※1:「セルラータブレット(キャリアモデル及びSIMロックフリータブレット、以下SIMフリータブレット)」「Wi-Fiタブレット」を含む

メーカー別台数はAppleが10年連続シェア1位

2019年のメーカー別出荷台数シェアは Appleが53.2%で1位。日本でタブレット端末が登場した2010年から10年連続で1位を維持した。2019年3月には4年半ぶりにiPad Air、3年半ぶりにiPad miniが発売されるなど、新モデルが順調に出荷された。
以下、2位 Huawe、3位 NECレノボ、4位 富士通、5位 Microsoftの順となった。富士通には富士通クライアントコンピューティング株式会社および富士通コネクテッドテクノロジーズ株式会社による出荷端末を含んでいる。

2020年V字回復のポイントは5G対応タブレットの登場とプログラミング教育による需要拡大

2019年は2018年に引き続き携帯キャリアによるAndroidタブレットの減少によって、市場全体が縮小した。
2020年の変化点としてが、5G対応端末の登場があげられるが、しかしながら、キャリアによる5G対応製品の販売戦略として、最初はスマートフォンが中心になると予測される為、5G対応iPadなどが登場すれば、減少傾向のセルラータブレットがプラスに転じる可能性もあるかもしれない。
一方で、Wi-Fiタブレットは相対的に存在感が高まっている。特に小学校でのプログラミング教育必修化に伴う需要拡大が期待される。


本レポートは、MM総研様のプレスリリースの内容を元に作成しております。
ソース:https://www.m2ri.jp/news/detail.html?id=395

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