【情シス女子】第45回「苦手だからこそ”乗り越える楽しさ”がある」齊藤桃子さん

「人とテクノロジーで世界をつなぐ」を企業理念に、広告・人材・EC・システムインテグレーションといった事業を展開している、バレットグループ。

IT業界に精通したメンバーで創業した、ITベンチャー企業ならではのスピード感やハングリー精神を大切にしているという。

2013年に設立し今年で7期目を迎え、2019年の目標は「売上110億円の達成」というバレットグループの情シス女子に注目! クライアント先の情シスとして活躍している齊藤桃子さんに仕事のやりがいから、入社の経緯、プライベートなことまで、たっぷりお話を伺いました。

(取材・文:ハラダケンジ、撮影:加藤パンダ、ヘアメイク:unsarto poi 池尻・田島ナミ)


<プロフィール> 齊藤桃子さん

ICTソリューション事業部。前職の銀行員からIT業界に転身し、情シスを務める異色の経歴。「自分にとって苦手な分野だから」という理由で転職を決めたという。「能力は意欲の後についてくる」という言葉を胸に努力した結果、今ではクライアント先での欠かせない存在に。また、私生活では、旅行やfoodie(フーディ)という趣味以外にも「趣味:アイドル」と自称する。


業界未経験で情シス担当に!?


ーー普段の業務について教えてください。
クライアント先に常駐して、情シスの担当をしています。具体的には、インフラ運用保守を中心に情シスとして解決すべき課題に取り組んでいる感じです。また、現在の職場は24H/365日体制ということもあり、これまではカレンダー通りの勤務経験しかなかった為、最初は生活リズムの違いに苦労しましたが、今は平日休みを楽しめるようになりました。

ーー実は業界未経験で情シスの世界に飛び込んだとか?
はい、学校を卒業して地元の銀行に就職したのですが、数年が経ち、自分の中で、エンジニアのように何か作り上げることがしたい気持ちが強くなりました。しかしながら、これまでのPCとの関わりと言えば、商業高校の授業でOfficeを使ったことがある、銀行事務としての端末利用があるという程度だったことから、正直なところ、自分にとってIT分野は苦手な存在でもあります。だからこそ、それを克服するべくITに関わりたいと思い、今に至ります。でも、経験もない私を受け入れてくれた会社、職場の先輩の指導、そして何よりクライアント先の寛大さがあってのことなので、それにはとても感謝しています。

ーー転職の際、今の会社を選んだ理由は?
実際、数社IT業界の会社を受けましたが、面接での印象がとても良かったこと、そして「時代を走る開拓者の”ユメ”を”カタチ”にする」という会社方針に共感したことが決め手となりました。また、バレットグループでは人を育てるということに注力していて、会社として新たな挑戦をする際には会社から誰かにやらせるのではなく、「やりたい!」と手を挙げる人に任せるといった環境であることにも好感を持ちました。
それに、平均年齢も29歳と若い会社なので、なじみやすいのではないかと思いました。

気を遣わせない為、会社ではスカートははかない、筋トレもする

ーー情シスになった経緯は?
右も左も分からない中で飛び込んでみたIT業界だったこともあり、自分がITの領域で何の仕事ができると言えるような状況でもなかったので、まずは会社と相談し、勧められた現職である”情シス”からスタートしました。

ーー情シスに関わっての感想は?
「男社会」だなと思いました。今の現場しか知らないのですが、男性しかいらっしゃらないので。(笑)
銀行事務ではほとんどが女性だったこともあり、初めての経験をさせていただいてます。そんな環境もあり、周囲の皆様に気を遣わせないようにと、自分が女性として意識されないようにと務めていました。

ーーそれは一体どんなことですか?
例えば、会社にスカートははいていかないとか、サーバー設置などの力仕事もこなせるように筋トレをするなどでしょうか。それまで普段はスカートが多かったので、この仕事をするようになって洋服をかなり買い足しました。(笑)
また、筋トレの効果で前腕に筋が出るくらい太くなりましたけど、実際に設置をする際には、まかり間違って高価な機材を落とすなどして壊してもいけないので、無理はせず、重い機材の際には素直に他のメンバーに頼むようにしています。なので、無駄に太くなっただけかもしれませんね。

ーー業務で「これは大変だった!」「気をつけている」ということは?
まずは、”用語”でしょうか。未経験ということもあり、会話についていけないどころか、打ち合わせでは内容が理解できないままポカンとしていました。機種名はアルファベットと数字の羅列ですし、メーカー名を聞いても何の製品のことを言っているのかさっぱり分かりませんでした。今ではほとんど業務に支障がないレベルまで分かるようになりましたが、それでも今の現場は検証機として最新の機器が導入されるので、勉強は止められません。
気をつけているのは、「依頼内容を正しく理解する」ことでしょうか。当然なのでしょうけど、作業依頼の記述も人によって様々で、作業内容について細かく記載していただけているものやその逆であまり記載のないものもあります。自分の思い込みで作業をしないように作業内容確認書を案件毎に作成し、事前確認を行っています。

アイドルの頑張りを見て、自分も奮起する


ーー特技や趣味を教えてもらえますか?
趣味はアイドル…、ハロプロが好きで、特に解散になってしまった℃-ute (キュート)がお気に入りでした。夜な夜なオフィシャルブログやメンバーのブログなどを見ていました。よくある追っかけという訳でもないし、ライブに全て行くということもないのですが、自分の好きなアイドルが頑張っている姿を見ることで、自分も頑張ろうと思えるところですかね。今の推しメンは”笠原桃奈”で、彼女の頑張りを見て癒やされています。
でも、アイドルを好きになったのは、実は大人になってから。(笑) Mステに出演している道重さんの姿、アイドルとしての姿勢を見て好きになりました。

ーー仕事のリフレッシュ法はなんですか?
やはり”食べること”でしょうか。美味しいものには目がないので。けれども、お一人様は苦手なので、必ず友達を誘ってゴハンに行きます。
その他は、旅行ですね。最近、山形のクラゲドリーム館で2000匹のクラゲがいるクラゲドリームシアターや蔵王で樹氷を見てきました。

クラゲドリーム館

蔵王を制服!?

ーー情シスの業務は向いていますか?
情シスがというよりIT業界がそもそも向いているかどうか自分でも疑問はあります。これまでの経験に縛られているのかも知れませんが、決められた枠組みの中で仕事をする方が、正直向いているのかなと…。しかしながら、自分にとって苦手な分野だからこそ、それを乗り越えることに楽しさを見いだしているので、ある意味向いているのかも知れませんね。

−−最後に、今後の目標をお願いします。
高校時代の恩師から頂いた「能力は意欲の後についてくる」という言葉を大事にして、情シスという業務をキチンとこなせる一人前になることです。その先はこれからの自分の頑張り次第になりますが、開発業務にも興味を持っているので、フルスタックで活躍できるエンジニアを目標としています。また、後輩の指導や育成のマネジメントの領域もチャレンジしていきたいです。

 

【取材後記】

まったくの未経験から情シスの世界に飛び込んできた齊藤桃子さん。あまり例のないことだと思います。しかしながら、苦手な分野だから克服したいという気持ちや本人の頑張りが、情シスとしての成長を加速させているように思えます。また、そんな齋藤さんが安心して働ける環境・体制を作りバックアップできるのもバレットグループの「人」を大切にした組織作りの賜でしょうか。本人の能力・やる気に加え、会社の取り組みによる”未経験からでもできる情シスとしてのキャリアパス”の好例と思います。

 

 

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