国内デジタルコマースアプリケーション市場予測-IDC
- 2019/1/23
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IDC Japanは、国内デジタルコマースアプリケーション市場を調査し、2017年の同市場の分析と2018年~2022年の市場予測を発表。
IDCでは2018年にデジタルコマースアプリケーション市場をソフトウェア市場の一環として新たに定義。デジタルコマースアプリケーションとは、「企業が製品/サービスを販売するためのオンラインストアを構成することを可能にするアプリケーションソフトウェア/サービス」であり、主な機能として、利用者に対するオンラインショッピングカートの提供、製品やサービスの検索、注文の管理、リコメンデーションなどがある。同市場にはオンプレミス型ソフトウェアと、クラウドサービスが含まれる。
IDCでは、同市場は消費者やビジネスバイヤーがデジタルチャネルで製品/サービスを購買する際の大部分の手段として利用されていると考えており、デジタルコマースの手段を検討するユーザー企業にとっては、効率的なデジタル商取引向けソフトウェアというよりも、フロントエンドアプリケーションとバックエンドアプリケーションを適切に連携させるプラットフォームとして、デジタルによる顧客エクスペリエンス(CX)を提供する手段になりつつあるとみている。
上記のような市場定義において、2017年の国内デジタルコマースアプリケーション市場規模は97億6,600万円になった。IDCでは、2018年以降の同市場は、デジタルトランスフォーメーション(DX)の浸透やAIシステムとの連携などの要因によって、2017年~2022年の年間平均成長率(CAGR:Compound Annual Growth Rate)は5.5%で成長し、2022年には127憶7,700万円の規模になると予測している。同市場では特にクラウドサービスの成長が高く、2017年~2022年のCAGRは24.0%で推移し、2022年の市場構成比は43.0%に達すると予測する。
国内デジタルコマースアプリケーション市場 売上額予測、2017年~2022年
Source: IDC Japan, 1/2019
「国内デジタルコマースアプリケーション市場は、消費者やビジネスバイヤーでのDXの浸透やデジタルマーケティングの浸透によって、需要が増加している。ITサプライヤーは、オンプレミス型とクラウド型システムを連携する手段の提供、インテリジェンス機能の提供、およびビジネス分析機能の強化に注力することが望ましい」とIDC Japan グループディレクターである眞鍋 敬氏は分析する。
本レポートは、IDC Japan様のプレスリリースの内容を元に作成しております。
ソース:https://www.idc.com/getdoc.jsp?containerId=prJPJ44617219