【情シス女子】第33回 「『私に任せて!』を増やしながら、大学院で学んだ知識も役立てたい」島田理紗子さん

2017/03/08

MCEAホールディングス 総務部 島田理紗子さん

MCEAホールディングス 総務部 島田理紗子さん

今回の情シス女子は、フリーランスのITエンジニア支援会社やWebインテグレーション会社など4社を傘下に持つMCEAホールディングスの総務部に所属する島田理紗子(しまだ・りさこ)さんです。新卒で入社後、総務部で情シスとして働く傍ら、大学院で学んでいます。「会社員」と「学生」の顔を持つ島田さんに、“二刀流”を実践するからこそ学んだ仕事への取り組み方、忙しい日々を頑張れる元気の源について聞きました。(取材・文:ミノシマタカコ 撮影:AUSTIN Studio ヘアメイク:木原真由子)


<島田理紗子さんプロフィール>
MCEAホールディングス 総務部所属。大学在学中からMCEAホールディングス傘下の2会社の経理部、総務部でアルバイトとして働き、2016年4月にMCEAホールディングス入社。入社後は総務部に配属され、得意のPC知識や大学で学んだデータ分析の知識を見込まれて情シスに。その一方で大学院に進学し、自然言語処理を学ぶ。趣味はある女性グループのライブに行くこと。仕事と勉強のパワーをもらっている。


仕事も勉強も諦めたくなかった

――担当している仕事を教えてください。

今は社内の業務システムの更新や導入サポート、マニュアル作成などの担当です。例えば、導入サポートでは導入するシステムの機能について、動作検証を行って、ユーザーであるグループの社員に知らせています。そのほかに、社内で掲示する受け付け案内を作るメディア管理、サブ担当としてPCやモバイル導入の仕事もしています。

――新卒入社・未経験で情シスになって大変だったのでは?

親がパソコン教室の先生だったこともあって、子供の頃からパソコンが得意でした。また、大学でデータ分析を学んでいたので、その知識も生かせるのではないかということで、総務部に配属されて情シスの仕事をすることになりました。

最初は仕事の内容よりも会社のルールや立場が分かるまでに時間がかかって大変でした。それから大学院に通っているので、時間管理も大変だと感じています。入社当初は大学院の試験期間と重要なシステム管理の業務が重なると、てんてこ舞いになっていました(笑)。

今は上司の人が協力してくれてスケジュール調整をしてくれるので、そうならずに助かっています。仕事もここまでは自分が担当して、ここからは別の人にお願いするという区分けができるようになりました。それから、並行して同じことを進めるのが苦手なので、「仕事」「勉強」と曜日ごとで気持ちを切り替えて、一日に行うタスクを考えてからこなすようにしています。

――大学院では何を勉強しているのですか?

自然言語処理を勉強しています。週に2~3日通っていて、休みをもらって行く時や夜に行く時もあります。大学院に行ったのは、大学での研究が楽しかったことと、先生に進められたからです。進学は悩みましたが仕事も勉強も楽しかったので、どちらかを諦めたくはなかったんです。

トラブル対応でスケジュール管理の大切さを実感

――情シスの仕事で楽しいと感じることは?

システムを導入してユーザーである社員の人たちが快適に使ってもらえているのが分かった時にはうれしいです。「何かを行って解決した時」が楽しいと感じるのだと思います。

――仕事で失敗したと思ったことはありますか。

スケジュール管理です。あるシステムの導入直前にトラブルが起きたことがあったんです。その時は私のいるグループの人が全員でフォローして大事には至りませんでした。ただ、私は学業の比重が増えた時期で、仕事への比重を考えられなくて、対応サポートにきちんと参加できなかったんです。そのため他人任せになってしまいました。私のスケジュールの見通しの甘さが原因です。このことはすごく申し訳ないと思っています。

――そこから学んだことは?

時間管理の大切さです。仕事も勉強もキツキツにはしない、スケジュールは余裕を持つようにするなど、今は先ほども話したように時間管理には気を付けています。また、その時は情報の共有もできていなかったので、今では普段から「あれはどうなっていますか?」など、聞くようにしています。それから、もともと体が強い方ではないので仕事や学業が原因で生活リズムが崩れないように健康にも気を付けています。

社会人と学生の“二刀流”生活でスケジュール管理の大切さを学んだという島田さん

社会人と学生の“二刀流”生活でスケジュール管理の大切さを学んだという島田さん

アイドルから仕事と勉強へのパワーをもらってます!

――趣味はアイドルのライブだそうですね。

愛知県出身の5人組の女性アイドルグループのライブに行って応援しています。もともとは4年前に友達から別のアイドルグループを勧められて、ライブに行ったら「面白い!」と思ったのがアイドルに興味を持ったきっかけです。今、応援しているグループは、そのアイドルの姉妹グループなんです。頑張っている姿に引かれてハマりました(笑)。

取材時にお気に入りのアイドルグループの応援グッズを持って来てもらいました!

取材時にお気に入りのアイドルグループの応援グッズを持って来てもらいました!

ライブではみんなで踊って、ライブを作り上げます。普段運動はしないけれど、ライブに行くと「運動したな~」って思います(笑)。ライブでめちゃくちゃ頑張っている彼女たちを見ると、応援している私も仕事も学業も「頑張りたい!」って思うんです。いつもパワーをもらっています。

みんなが快適に仕事できる環境を作ることで会社を支える

――島田さんにとって、情シスの仕事とは?

会社を支えるために、システムでみんなが快適に仕事ができる環境作りをする仕事だと思います。だから、システムについて「こうなった」という話を社内で聞いたら、「大丈夫ですか? どうでしたか?」と聞くようにしています。相談しやすい状況を作っていきたいと思っているんです。そのためには基本的なことですが、すれ違った人には挨拶するようにしています。

――仕事や学業で目標はありますか。

「この分野なら私に任せて!」と言えるようになりたいと思っています。そういう意味では、今はマニュアル作りです。こだわってやっているし、好きなので、胸を張って「任せて!」と言える1つですね(笑)。今後はマニュアル作りをのほかにも「任せて」を増やしつつ、専門知識を身に付けて社内システムのプロにもなりたいです。学業ではこれから重要視されるデータ分析に取り組んでいきたいと思っています。大学院の勉強を会社で役立てることは難しいかもしれないけれど、学んだ知識や考え方が、いつか仕事に生かせたらと考えています。

最後に島田さんが考える情シスの仕事を書いてもらいました!

最後に島田さんが考える情シスの仕事を書いてもらいました!

<インタビューを終えて>
「周りからは“猪突(ちょとつ)猛進”と見られることが多いんです」という島田さん。仕事、勉学、アイドルグループの応援と、どれも熱心にのめり込んで取り組みつつ、楽しんでいることがインタビューから伝わってきて、その言葉に思わず納得してしまいました。二足のわらじ生活は大変だと思いますが、仕事も学業も持ち前の“推進力”で突き進んで行ってください!


MCEAホールディングス
https://mcea-hld.jp/

 

■事業内容:グループ会社(PE-BANK、PS-Provider、アスノシステム、流通戦略総合研究所)のグループ戦略の立案・統括管理
■本社:東京都港区高輪2-15-8 グレイスビル泉岳寺前
■設立:2015年9月
■従業員数:22名
■売上高:非公開


関連記事

情シス求人

  1. 登録されている記事はございません。
ページ上部へ戻る