【ウェアラブルEXPO】熱中症の予兆を警告・通報するウェアラブル機器 ライフケア技研

2017/01/26

ライフケア技研(富山・富山市)は、発汗量をチェックするパッチ型の「発汗チェッカー」と、その技術を応用したウェアラブル生体計測機器「熱中症予防チェッカー」を出展した。

発汗チェッカー

発汗チェッカー

「発汗チェッカー」は局所的な発汗量から、全身の発汗量を調べることができるパッチ。このパッチの技術とウェアラブル機器を組み合わせたのが、今回出展した開発中の「熱中症予防チェッカー」だ。

熱中症予防チェッカー

熱中症予防チェッカー

熱中症予防チェッカーは、腕の一部分に貼り付けたセンサーで測定した発汗量から、全身の累積発汗量を機器内で算出。その情報に機器で計測した脈拍数の情報を組み合わせて熱中症の予兆を検知する。結果は本人へ注意喚起するとともに、機器に内蔵した通信機能で、管理者にも通報する仕組みだ。累積発汗量検出の誤差は5~10%程度という。

「『発汗チェッカー』のユーザーから、作業中の熱中症予防に使いたいというニーズがあり開発を始め、電子機器メーカーと共同で開発を進めている」。開発の経緯について、横井秀輔社長は、こう説明する。

横井秀輔社長

横井秀輔社長

同社は20年にわたり、健康状態を自分でチェックできるヘルスケア用具を開発・製造してきた。得意とするのは化学、薬学分野で、特に皮膚のさまざまな分泌物を分析する技術。テープ状の製品を皮膚に貼るだけで、簡単に体質や体調、ストレス度などを判断することができる機能性パッチ製品は国内外から高い評価を得ているという。熱中症予防チェッカーは来年春をメドに販売の予定。価格は2万円程度を想定している。

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