【スマート工場EXPO】工場のIPネットワーク化をワンストップで提供 アライドテレシス
- 2017/1/27
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ネットワーク機器メーカーのアライドテレシス(東京・品川)は、工場内のネットワークのIPネットワーク化をトータルでサポートするソリューション群を展示していた。
アライドテレシスのブース
「インダストリー4.0、IoTに対応で工場はIPベースのデジタルネットワーク化が求められている。当社はIPネットワーク化で、外部や、ほかの拠点から工場内の機器が監視・制御ができるネットワーク環境を実現するさまざまなソリューションを提案している」と、マーケティング・コミュニケーション部の福島義明氏は、展示について、こう説明する。同社によると、工場のIP化は、生産の効率化をはじめ、機器・設備の運用・保守コストの削減などがメリットになるという。
アライドテレシスが販売するネットワーク機器
製造業の場合、社内のIT化を担当する情報システム部門と異なり、製造現場では、これまでITを活用することが少なかったこともあり、ネットワークに対する知識は十分とはいえないと同社では見ている。「そこで、導入のコンサルティングから、構築・導入、ネットワークの保守・運用、そしてIoT機器から収集したデータの分析や利活用までサポートを行っている」(福島氏)という。
一方、工場ネットワークのオープン化は、さまざまなメリットがある反面、サイバー攻撃に対するセキュリティリスクは高まる。セキュリティソフトを入れることができるPCとは異なり、ソフトをインストールできない機器も多い。
工場ネットワークのセキュリティソリューションの展示
その対策として、同社では「Secure Enterprise SDN(SES)」というソリューションを開発。「例えば、マルウェアに感染してしまった機器をネットワークから隔離する、USBや個人が使用するPCの接続制限を行うなど、IoTに最適なセキュリティを実現している」(同)という。アライドテレシスでは、セキュリティも含めた工場のネットワーク化の低コストでの構築をうたい文句にビジネスを展開していく考えだ。