上司をあおらず、“あおいで”働き方を改革して! 「ムチャぶり」うちわをサイボウズが無料配布
- 2017/7/12
- レポート
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サイボウズは、現場目線から働き方改革を訴える文字が印刷されたうちわを無料で配布する。同社の業務用アプリ作成のクラウドサービス「kintone(キントーン)」のPRの一環で、7月11~13日にJR品川駅、7月20~7月21日には東京メトロ霞ヶ関駅で行う。
サイボウズが制作した、通称「むちゃぶり」うちわ。4種類を用意した
うちわはサイボウズが制作したkintoneの広告をそのまま使用。「ノー残業、楽勝! 予算達成しなくていいならね。」、「結果出せおじさんと、早く帰れおじさん…ふぅ…(ため息)」「労働時間削減、結局現場にムチャぶりですか?」、「さようなら深夜残業。こんにちは早朝出勤。(苦笑)」のメッセージが印刷された4種類を用意した。
うちわの元となった広告は「上司煽(あお)りなどにおつかいください」とツイッターで話題になった。これを受けて、同社では今回、「上司を煽る」と「うちわで扇(あお)ぐ」をひっかけて、うちわを制作したという。
7月11日の配布の様子。ブログで告知していたこともあり、品川駅までうちわをもらいに来た人もいたという。
サイボウズでは配布初日となる7月11日には出勤する人を狙って朝7時30分からJR品川駅でうちわを配布。開始2時間で5000枚のうちわが受け取られたという。
うちわを企画した、ビジネスマーケティング本部 第一プロダクトプロモーション本部の山田幸さん
うちわを企画した、ビジネスマーケティング本部 第一プロダクトプロモーション本部の山田幸(やまだ・みゆき)さんは、狙いについて「うちわをもらった人がメッセージを見て、『あるある』と職場で話してくれることで働き方改革につながってもらえればと思っている。一方で『制度だけではなくツール(kintone)で働き方改革をしてみてはいかがですか?』というメッセージも込めている」と説明する。
実際、11日の配布では「こういうのあるある」と話しながら受け取るビジネスパーソンがいたほか、メッセージに興味を示して受け取る女性が少なくなかったという。
品川駅でのうちわ配布は13日までの3日間で2万枚を予定している。サイボウズでは、kintoneがターゲットとする業務リーダーに向けて今後もこうした活動を継続的に行っていく考えで「製品のPRにとどまらず、リーダーが行動できるような広告を展開していきたい」(山田さん)としている。
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