KDDI、2016年秋冬モデル体験会を開催 「URBANO」や「AQUOS U」の新型スマホを発表

ケータイに似た使い勝手でスマホ初心者取り込みを狙う「URBANO（アルバーノ） V03」

「URBANO V03」は、初めてスマートフォンを利用するユーザーでも使いやすい京セラ製のスマホ。スマホ初心者を狙い、従来の折りたたみ携帯に似たインターフェース（UI）やボタンなどを新機能として搭載した。具体的には従来の携帯電話の待ち受けに似たUIの「エントリーホーム」、スライド操作なしで着信応対ができるサイドボタン「電話ボタン」など、携帯電話に慣れた人でも迷わず操作できるように工夫した。

URBANO V03

また、落下による破損を防ぐために、高い強度を実現したガラス「Dragontrail X」を前機種から継続で採用。米国国防省が定める防水・防塵・耐衝撃・耐振動・温度耐久の耐久試験にも準拠した。端末は高級感あるデザインに仕上げた。カラーバリエーションでは、携帯電話ユーザーに多い40～50代の利用者向けにブリティッシュグリーンを用意する。12月上旬から販売する。

進化したAI「エモパー」を搭載した省エネスマホ「AQUOS U SHV37」

「AQUOS U SHV37」は、シャープ製のスマホ。ディスプレイに省エネが特長の液晶「IGZO（イグゾー）」を搭載。2700mAh（ミリアンペア）のバッテリーを採用しており、長時間の電池持ちを実現した。

AQUOS U SHV37

人工知能（AI）の「エモパー」を使った最新機能「エモパーメモ」も搭載。話しかけた内容をAIが記憶し、タイミングに合わせてスケジュールを通知するほか、内容に合わせて行き先の天気やニュースも知らせる。

また、LED（発光ダイオード）と画面が連動して光る「ヒカリエモーション」では、3色のLEDを組み合わせることで、内容や相手との関係性、頻度が直感的にわかるようにした。防水・防塵に対応しており、バスタイムでも音楽や動画を楽しむことができる。11月下旬に発売する。

音・カメラ・ディスプレイにこだわったスマホ「isai Beat」

「isai Beat LGV 34」は、ディスプレイ、カメラ、オーディオにこだわったLGエレクトロニクス製のスマホ。

isai Beat LGV 34

オーディオ機能ではデンマークのオーディオ・ビジュアルメーカー「BANG&OLFSEN」のブランド「B&O PLAY」とコラボレーションしており、接続するイヤホンやヘッドホンの性能に合わせて自動で音声出力を最適化する。

そのため、イヤホンの性能を問わずに高音質を楽しむことができる。また、デジタル音源をアナログに変換するD/Aコンバーターを4つ搭載しており、ノイズを50％低減した。幅広いハイレゾ音源規格にも対応する。

カメラ機能は、デュアルレンズ構成で、1600万画素のメインカメラと、画角が135度の広角レンズの800万画素カメラを搭載。薄暗い室内でも被写体を逃さない「レーザーオートフォーカス」、被写体の自然な色合いを再現する「デュアルフラッシュ」といった機能も盛り込んだ。ディスプレイは5.2インチIPS液晶を搭載する。11月中旬に発売。

3つのセンサー搭載で高画質な写真撮影を実現したスマホ「Xperia XZ」

「Xperia XZ」は、2300万画素の「CMOSイメージセンサー」、薄暗いシーンでの高速でピントを合わせるオートフォーカスセンサー「レーザーAFセンサー」、撮影時の光源を正確に認識し、見たままの色彩で撮影を可能にするセンサー「RGBC-IRセンサー」と、シリーズ初となる3つのセンサーを搭載し、より高画質の写真撮影ができるようにした。

Xperia XZ

そのほかにも、13段階のシャッタースピードや動画撮影時の手振れ補正機能「インテリジェントアクティブモード」、手を広げると自動でシャッターを切る「ハンドシャッター」を搭載した。

オーディオ機能では、ソニーの高音質技術を採用。デジタルノイズキャンセリングとの組み合わせで上質なサウンドを楽しめる。ハイレゾ音源の再生も可能。11月上旬から販売を始めている。

テレビ機能搭載の防水10インチタブレット「Qua tab PZ」

一方、タブレットの「Qua tab（キュアタブ） PZ」（LGエレクトロニクス製）は、シリーズ初でテレビ機能を搭載した。10インチの大画面で、ワンセグ、フルセグの映像を楽しむことができる。7000mAhの大容量バッテリーを採用することで、長時間の動画やテレビの視聴を可能にした。

Qua tab PZ

端末の連携機能「auシェアリンク」を使うことで、スマホの画面、電話着信やSNS（ソーシャル・ネットワークキング・サービス）の通知などがタブレットに表示できる。インテリア性を意識したデザインを採用。2台持ち利用を想定し、「Qua phone PX」とデザインを統一した。12月上旬に発売する。