【スマート工場EXPO】エージェントレス監視で、IoT機器の異常をいち早く検知 コムスクエア

2017/01/27

サーバーやネットワーク機器の運用管理ソリューションの開発・販売を行っているコムスクエア(東京・中央)は、工場などで使われるIoT機器の稼働状況を監視するソリューション「パトロールクラリス」を出展した。「パトロールクラリス」はエージェントレス(エージェントプログラムのインストールが不要の意味)の監視システム。今回はIoTに対応した最新版のデモを行っていた。

コムスクエアのブース

コムスクエアのブース

「この製品は機器の異常監視・検知に特化したシステム。通常は各機器から出力されるログなどを収集、表示して、異常を検知すると、設定された外部プログラムの起動やメール、電話などの通知などを行う」と、ネットワークソリューション事業部セールスチームの露木哲也氏は説明する。多数の機器やサービスを一括監視が可能で監視業務の負担を大幅に軽減できるのがメリットだという。

システムで集められた機器のデータ画面

システムで集められた機器のデータ画面

「パトロールクラリス」は、元々、同社のデータセンター監視用に作られたシステム10年をかけバージョンアップを繰り返しながら運用し、2005年に発売した。IoT対応版は、ニーズの高まりにあわせて、2016年の夏に発売したという。インダストリー4.0自体には、こうした監視ツールの導入で、監視業務の軽減を図ることも重要になるかもしれない。

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