今度はRaaS? RPAテクノロジーズとマイクロソフト、RPA・AI分野で協業

2018/07/26

25日、RPAテクノロジーズ株式会社と、日本マイクロソフト株式会社はRPAテクノロジーズが提供する「Bizrobo」や「Blue Prism」等のRPAツールと手書きOCRを日本マイクロソフトの提供するクラウドプラットフォーム Microsoft Azure(以下Azure)上に構築し、RPAの導入ハードルを下げた普及型のRPA働き方改革クラウドプラットフォーム「Robot As A Service on Azure」を共同開発したと発表。2018年8月中旬より当社のパートナーネットワークを通じて提供開始を予定している。

現在、日本国内において、少子高齢化に伴う労働生産人口の減少・不足が問題になり、生産性向上や働き方の刷新が求められているのは周知の事実である。そのような状況の中で、デジタルレイバーと呼ばれる、ホワイトカラー業務の効率化・自動化を行うRPAに注目が集まり、様々な分野に波及している。

また、近年ではRPAが大企業から中小企業へと拡大をみせ、RPAは定型業務の自動化を行うだけなく、OCR技術やAIと連携したソリューションも数多く登場し、より高度な業務を可能にしている。

 

今度は「RaaS」?

今回、RPAテクノロジーズと日本マイクロソフトの協業により、Azure版のクラウド型RPAの提供に加え、ロボット開発・運用に不可欠な教育コンテンツを含む情報ポータル、AI製品をバンドルすることで、すぐにRPAを使った働き方改革を推進できる「Robot As A Service on Azure」を提供する。本提携により、特にエンタープライズRPA分野で世界をリードする英Blue Prismの製品を、1ライセンスからAzure上で利用できるようになるなど、本格的なRPAを低いハードルで導入できることは興味深い。また、AI分野では、株式会社シナモンの提供するAIによる手書きOCRエンジン「Flax Scanner」をラインナップし、RPAとAIを組み合わせた高度な業務自動化もワンストップで提供が可能にしている。
今後は、日本マイクロソフトの提供する様々なAI・クラウド技術を加えることで、RPAツールで構築したソフトウェアロボットの能力を高めたオリジナルロボットのリリースや、マイクロソフト製品に特化した業務自動化のためのRPA設定テンプレートなども用意し、ホワイトカラーの生産性を向上することで日本の働き方改革を担うツールの一つになるであろう。


■RPAテクノロジーズ株式会社 代表取締役社長 大角 暢之のコメント
RPA導入企業が増え、一般化していっている中、地方や小規模のお客様でも導入ニーズが高まってきております。RPAテクノロジーズでは、RPAの大衆化と高度化をミッションに、クラウドテクノロジーを用いることで従来より導入のハードルが低く、さらにAIとの連動で高度に進化したRPAを提供することで、お客様の働き方改革のお役に立ちたいと考えています。
今回のマイクロソフト社とのRPA分野での協業は、このRPAの高度化と大衆化を加速させる象徴的な取り組みであるだけでなく、今後両社がAI分野で協業することで、全く新しい切り口でサービス提供が可能になると確信しています。

 

■日本マイクロソフト株式会社 業務執行役員 クラウド&エンタープライズビジネス本部 本部長 浅野智のコメント
日本マイクロソフト株式会社は、RPAテクノロジーズ株式会社のRPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)事業において、働き方改革を推進するクラウドプラットフォーム「Robot As A Service on Azure」の提供開始を心より歓迎いたします。今回のソリューションはAzure上で提供されることから、お客様はRPAを導入するために必要な環境をクラウド上に迅速かつ柔軟に構築・展開できることに加え、AIを活用した新たな機能開発が可能になります。今回の「Robot As A Service on Azure」の提供が、日本企業の働き方改革へ貢献できることを期待しています。


プレスリリース:http://rpa-holdings.com/2018/07/microsoft/?type=news

 

【執筆:編集Gp 原田 健司】

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