求人サイトには「求人一覧ページ」があり、ユーザーが選んだ職種などの条件に合わせて、さまざまな会社の「求人カード」が表示されます。
私自身デザイナーで、求人関連のお仕事をいただく際に毎回デザインを考えるたびに悩みの種になるのが、「求職者は本当はどんな情報を一番知りたいんだろう?」「情報はできるだけ充実させた方がいいのか?それともシンプルな方がクリックされやすいのか?」という点です。
今回は、日本の有名な求人サイトをいくつかピックアップして、求人カードの内容を比較してみました!
※紹介の順番はランキングではありません。
エン転職
リクナビNEXT
doda
マイナビ転職
Green
ビズリーチ
Indeed
この記事の目次
求人情報の充実度について
調査をまとめた結果、求人カードに記載されている情報は、大きく以下の3種類に分けられました。
【すべてのサイトに含まれるもの】
- 職種タイトル
- 会社名
- 特徴タグ(例:急募、在宅勤務可など)
- 勤務地
- 給与
【ほとんどのサイトに含まれるもの】
- 写真
- 仕事内容(2〜3行の簡単な紹介)
- PR文(アピールポイント)
- 求める人材
- 掲載期間
【一部のサイトだけに含まれるもの】
- 応募資格
- コメント(採用担当者からのメッセージなど)
- 会社概要
- アクションボタンの種類
気になる - 詳細を見る
- 応募する
求人カードを比較してみると、エン転職、リクナビNEXT、doda、マイナビ転職はかなり情報量が多く、求人カード1枚でスマホ画面いっぱいに収まるボリュームになっていました。Greenは情報量が中程度、そしてビズリーチとIndeedは非常に情報を絞ったシンプルな設計でした。それぞれターゲットユーザーが違うので、デザインも違うのだと思います。
例えば、マイナビ転職などは20代〜30代前半、社会人経験5年以内の「はじめて転職する人」が中心です。
この層は「転職経験が少ない」「失敗したくない」「できるだけ詳しい情報を見てから判断したい」というニーズが強いため、給与、福利厚生、キャリアパス、教育体制などをできるだけ丁寧に書くことで、求人カード段階で安心してもらう工夫がされています。
一方で、ビズリーチのように「年収600万円以上の管理職・専門職・ハイスキル人材」をターゲットにしているサイトでは、細かい説明よりも、「ポジション」「年収レンジ」「事業内容」など、コアな情報だけを見たい傾向があります。
まとめ
求人サイトのUIをデザインする際は、ターゲットユーザーをよく理解して、求められている情報量に合わせてカードを設計することが大切だと改めて感じました。以上、求人カードの内容を比較についてでした!
このブログが、これから求人サイトをデザインする方にとって少しでも参考になれば嬉しいです!
情シスナビを運用している株式会社HumAInでは、求人メディアや求人サイトのノウハウも多数あり、開発・デザインの実績も豊富ですので、気になった方やお困りの方はこちらからお気軽にお問い合わせください。
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