DX:その一歩を踏み出そう「デジタルシンポジウム2021」10月11日開催-IPA

IPA(独立行政法人情報処理推進機構)は2021年10月11日(月)、”DX:その一歩を踏み出そう”と題した、『IPAデジタルシンポジウム2021』をオンラインで開催する。

<出典:IPA>

近年、企業・組織におけるデジタル・トランスフォーメーション(DX)への対応が進むなか、IPAが本年6月に公開した「DX推進指標 自己診断結果 分析レポート(2020年版)」では、対象企業305社のうち「未着手」や「一部の部門での実施」にとどまる企業が約9割もあることが明らかになっている。
このような状況を踏まえ、IPAではDXへの取組みを進める全ての社会人を対象に、IPAの事業ドメインである「DX」「IT人材育成」「セキュリティ」とも紐づけ、デジタル変革に必要な戦略・技術・人材に関する情報を提供し、DXに一歩を踏み出すことを目的とした「IPAデジタルシンポジウム2021」を開催する。

 

興味深い講演内容

基調講演には、パロアルトインサイトCEO/AIビジネスデザイナーの石角友愛(いしずみ・ともえ)氏を招き、「いまこそ知りたいDX戦略 ~DXで未来を拓こう~」と題した講演を行う。
ピンチをチャンスに変えるためのDX、その為のステップやマインドセットとはどうのようなものであろうか。そして、コロナ禍の先を見据えたデジタル戦略検討へ向けた3つのアドバイスなど、興味深い内容である。シリコンバレーやシアトルを拠点に活動する石角氏であるが、現場を熟知した実践的な視点からこれからの成長戦略のポイントをわかりやすく読み解く。

<出典:IPA>

また、キーノートⅡとして、デジタルリテラシー協議会の協議委員(安宅和人氏、草野隆史氏、西山圭太氏、松尾豊氏、富田達夫)による、「DX推進になぜデジタルリテラシーが“今”重要なのか? ~DX戦略論と育成について~」と題したパネルディスカッションも行われる。
4月に立ち上がったデジタルリテラシー協議会であるが、その発足以来、DX推進リーダーへのインタビューや各団体とのリテラシー議論を通じて我が国のデジタル化推進に必要なデジタルリテラシーについて検討してきている。このデジタルリテラシー協議会の協議委員が、デジタルリテラシーへの着手が“今”なぜ重要か、デジタルリテラシーとは何か、誰のためのものか、身につければどんな変化が起こるのか、DX戦略を踏まえながら論じ、DX推進担当の方はもちろん、個人でリテラシー向上を考えている方に向けた、さらなる理解を深めるためのパネルディスカッションを行う。

ビッグデータ解析のトップランナーであるブレインパッドの草野氏をはじめ、ヤフーCSOであり慶應SFOで教鞭を振るう安宅氏、東京大学大学院工学系研究科でディープラーニングを研究する松尾氏など新産業時代を語るにふさわしい面々が集合している。


<出典:IPA>

そして午後からはマルチトラック形式での分科会が行われ、DX、IT人材育成、セキュリティなどのテーマについて3つのトラックに分かれて講演・パネルディスカッションが開催される。

どのトラックも情シスの興味を引く内容であり、全部視聴したい気にさせる内容ではないだろうか。
そして、何といってもこのイベントは無料で参加が可能である。

 

開催概要

名称 IPAデジタルシンポジウム2021 ~DX:その一歩を踏み出そう~
日時 10月11日(月)11:00-15:00(10:30開場、16:30展示閉場)
主催 独立行政法人情報処理推進機構(IPA)
定員 1,500名(事前登録制)
参加費 無料
視聴方法 事前登録した方に参加URLを記載した受講票を発行します。

 

本イベントの事前登録受付を、下記ウェブページで開始している。※外部サイトに移動します
URL:https://www.ipa.go.jp/event/ipasympo2021.html

申し込みに関する問い合わせは事務局の方に

 

スケジュールの調整が可能な方はぜひ聴講してはどうだろうか。

 

【執筆:編集Gp ハラダケンジ】

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