情報システム部門の悩みを解決する「みんなの情シス」-ワタベウェディング

ワタベウェディング株式会社は、社内の情報システム部門を独立させ、ITコンサルティング事業・システム開発 /運用事業・人財育成 /人財エージェント事業 など を行う子会社 SUNITED(シュナイテッド)株式会社を 2019年6月12日(水)に設立し、新サービス「みんなの情シス」を2019年 10月1日(火)より提供を開始する。

「みんなの~」といえば、「みんなの党」や「みんなのゴルフ」を連想してしまうが、この「みんなの情シス」は、事業会社の悩みである、情報システム部門の人材不足・知識不足・ネットワーク不足を解決するコンサルティングサービスであるという。
しかしながら、「みんなの」という名前を付けるだけあり、単なるコンサルティングサービスではない。
サービススキームは、以下の事業概念図をご覧いただいた方がわかりやすい。

SUNITEDのメンバーとクライアントA社(仮)の情報システム担当者が一つのチームを作り、SUNITED内のコワーキングスペース(「みんなの情シス」ひろば)にて、A社の情報システム改善プロジェクトに取り組む。ここまでは、通常の業務支援の範疇である。
その後、クライアントA社のプロジェクトが一段落した段階で、SUNITEDの別のクライアントであるB社(仮)の情報システム改善プロジェクトに SUNITEDのメンバーとA社からSUNITEDに出向したシステム担当者、B社の情報システム担当者で「みんなの情シス」というチームを作り、課題を解決していくという。
各クライアントの情報システム担当者が他社プロジェクトに参加できる、ユニークなサービスである。

このようなサービスが生まれた背景として、現在、情報のデータ管理が進み、企業の情報システム部門の重要性は、従来に増して大きくなっている。 しかし、経済産業省が2018年に公表した「DX(デジタルトランスフォーメーション)レポート」では、2025年には、IT人材が約 43万人不足すると試算されるなど、 人材面では今後より一層の厳しい状態が予想されている。

そこで、SUNITEDは、企業のこの様な悩みを解決することを目的に新サービス「みんなの情シス」を立ち上げた。
SUNITEDは、「みんなの情シス」を通じ、クライアントの社員が多様な業務経験を積むことで人財育成に繋げ、一方社員自身は、スキルアップや収入アップなどの副業ニーズを満たすことが可能な、双方が満足できる仕組み作りを目指している。


プレスリリース
企業の情報システム部門の悩みを解決する新サービス「みんなの情シス」10月1日(火)スタート
~他社プロジェクトに参加し、多様な経験ができる仕組みを構築~


人的交流が少なく、また人材流動性が乏しい、”情シス”マーケットにおいて、このような新しい試みは歓迎すべきといえよう。
一方で、これからの情報システムは、会社の情報すべてを握る存在となる。そうなるとコンタミ問題やスパイ行為などにつながらない環境づくりをどうしていくのかなど、「みんなの情シス」の今後の動向から目が離せない。

 

【執筆:編集Gp ハラダケンジ】

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