【ウェアラブルEXPO】スタイリッシュなウェアラブル機器を可能にするアクリル技術 ワーズウィズ
2017/01/26
ワーズウィズ(東京・目黒)のブースにはバングルやオブジェのようなアクリルの成形物が並んでいた。よく見るとその中には電子回路が組み込まれている。この電子回路のアクリル封入技術が同社の出展の目玉だ。
電子回路が組み込まれたバングルなどを展示
合成樹脂の成形・加工を長く手がけてきた同社。アクリルの美しさと透明性、耐候性といった機能性を生かし、さまざまなインテリア雑貨、家具、オブジェなどを製造・販売してきた。
その技術を生かしたのが、今回出展した電子回路のアクリル封入技術だ。熱に弱い電子部品を壊さないように部品の耐熱温度内でアクリルを成形するため、デザイン性の高いウェアラブル機器を作ることができるという。太陽光電池やバッテリーも封入が可能だ。
腕に付けたところ。ファッションアイテムのように見える
同社では「この技術の量産方法を確立し、アクセサリー用途なら十分なコストまで下げるとことに成功した」(ブースの説明員)としている。ファッション性の高いデザインは、会場内でも注目を集めており、実際、大手企業からは数十万個のオーダーの問い合わせがあったという。
これまで、生体情報を計測するスマートバンドはスポーティーなデザインやカジュアルなデザインが多かった。ワーズウィズのアクリル封入技術を使えば、バングルのようなファッション性の高いスマートバンドを作ることも可能になるだろう。