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【TGS2016】VRを実現するハードをアピール ソニー、デル
ハイスペックなVRを実現する、ソニー
ソニー・インタラクティブエンタテインメントのブースには、イベント当日に発売となった「プレイステーション(PS)4」、10月13日に発売の「プレイステーション4 Pro」、11月10日発売の「プレイステーション VR」という、そうそうたる顔ぶれの展示・体験コーナーが設けられていた。
ソニー・インタラクティブエンタテインメントのブース
PS4はPS3に比べコンパクト。価格も2万9980円と誰もが手軽にゲームを楽しめる機器といった印象だ。PS4 Proは、4KやHDRに対応するハイエンドモデルの位置づけで、PS VRとの連携を想定したゲーム機という。
「プレイステーション4 Pro」(左)と「プレイステーション VR」
ソニーのPSVR対応のゲーム体験できるコーナーには、VRの世界を体験しようと多くの来場者が訪れ長蛇の列ができており、キャンセル待ちが出るほどの人気ぶりだった。
ソニーが設けたPSVR対応ゲームの体験コーナー
「PS VRの特徴は、何といってもハイスペックであること。高画質なPS4の映像を再現し、映像の遅延もなく、肉眼で見ているのとかわらないスピードで映像を動かすことができる」。
今年の目玉でもあるPS VRについて、ソニー・インタラクティブエンタテイメント マーケティングコミュニケーション部メディア戦略課の石川香代氏はこう自信を見せる。
ソニー・インタラクティブエンタテイメント マーケティングコミュニケーション部メディア戦略課の石川香代氏
また、「当社は、3年前よりゲームショウでのVR出展を行い、丁寧な情報発信に取り組んできた。通常、新製品を連続出展することはないが、今回のゲームショウで非常に多くの方々が体験を希望しているのも、こういった取り組みの成果だと思う」と話した。
デルはVRに対応のゲーミングノートPCを発表
一方、ゲーム機メーカーだけではなくパソコンメーカーもVRに対応した機器を投入する。デルは出展したゲーミングPCブランド「ALIENWERE(エイリアンウェア)」でVRに対応したノートPC「ALIENWERE 17」「同15」を9月23日に発売する。デルではゲームショウで発表会を開催。新型ノートPCをアピールした。
デルのゲーミングPCブランド「ALIENWERE(エイリアンウェア)」のブース
「ALIENWERE 17」「同15」はゲーマー向けのノートPC。新型のきょう体を採用し、薄型化・軽量化を図る一方、GPUにNVIDIA GeForce GTX 10シリーズを搭載することで、グラフィックス能力を強化した。2機種ともにVRのヘッドセットに対応する。
ALIENWERE 17
ALIENWERE 17はCPUにインテルのCore i5-6700HQなどの搭載が可能。17.3型の液晶ディスプレー、HDDは1TBや512GBの容量を選ぶことができる。OSはWindows 10 Home 64ビット版。視線追跡センサー「Tobii」を搭載できる。ユーザーがPCから離れると自動ロックやスリープモードに切り替わる機能などが利用できる。
ALIENWERE 15
一方、ALIENWERE 15は、CPUにCore i5-6300HQなどの搭載が可能。標準で15.6型のフルHD液晶を装備する。HDDは1TBや512GBの容量を選ぶことが可能。OSはWindows 10 Home 64ビット版。
ALIENWEREのブースでもVRを体験できるコーナーを設置
会見でジョー・オルムステッド・ALIENWERE管理担当ディレクターは「新作の大きなキーはVR対応。業界をリードし続けてきた当社のコアバリューを強化するという意味でもVRへの参入は必須で、後の10年を見据えても非常に重要な要素になる。また、VRの利用では外部設備を用意する必要なく、スムーズにプレイすることが可能」と強調した。
ジョー・オルムステッド・ALIENWERE管理担当ディレクター
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