【しゅうまいの情シスDAYS】第1回 男性が私の前でズボンのベルトを外し…
しゅうまいです。新卒でSIerのSEとして入社後銀行システムを中心に中国オフショア開発プロジェクトなども経験しました。2012年に退職後はブロガー兼ライターとして活動しています。SE時代のことや、近ごろ気になるいろんなことを書いていくつもりです!
ある日のこと、私は赤面する事態に遭遇していました。
ここは職場よ!
キャーッ!
おっと、申し遅れました、私は「しゅうまい」というハンドルネームのブロガーです。
ネットではよく男性に間違われるのですが、性別は女性です。
普段はガジェットやスマホアプリなどをブログで紹介していますが、元システムエンジニアです。
自分のブログにはほとんどSEネタや会社員時代のことを披露していなかったのですが、私が元SEだと知る人物より依頼を受けて記事を掲載させていただくことになりました。
ジョーシス読者の皆さま、以後お見知りおきのほどを。
というわけで、それは、まだ私がSEとしての経験が浅い時に起きたできごとでした。
男性が白昼堂々とズボンのベルトを外すとは、何たる破廉恥なことか。
わ、私ってば、ピンチ? セクハラ?
なーんてね。
私が赤面したのは事実ですが、このシチュエーションが普通に起こりうる場所があります。
分かる人は分かる、あ・そ・こ!
ヒントとしては、私はとある銀行のプロジェクトに配属されていました。
え? もう分かった? 察しが良いですね。
答えは、本番稼働機のあるマシンルームに入る前のセキュリティゲートでした。
私が配属になった銀行では金属探知機のゲートがあり、警備員が見守っていました。
そこを通るためにはベルトのバックルが探知されてしまうので、外して通る必要があったのです。
もちろん、外しっぱなしではなくてゲートを通るときだけですよ。
それでも、お仕事とはいえ、男性が目の前で淡々とベルトを外すのは何だか恥ずかしくなってしまう若き日のしゅうまいなのでした。
それと、本番稼働機に直に触るのはトラブルが起きているなどの緊迫した状況であることが多いです。
めっちゃ急ぎで緊張した状況でベルトを外す男性陣は、慣れてくるとなかなかに変な構図でした。
1分1秒でも早くログを取らなきゃ!
↓
入室の許可をダッシュでもらう
↓
サーバールーム前に駆けつける
↓
ベルトを外す
↓
ゲートをくぐる
↓
ベルトつける
もうどんなトラブルが起きていたのかの内容は全く思い出せないというのに、こういうことばかりは覚えているんですよね。
慣れとはおそろしいものwww
ジョーシスなお仕事の方は、普段ものすごい機密と背中合わせという方も多いと思います。
この生データをそのまま外に出してしまったら軽く偉い人の首が飛ぶ! みたいなレベルのものもあるかと。
当然ですが、私も職場では業務上の秘密を知ったとしても外に漏らしてはいけないと釘をさされていました。
この言っちゃダメなことが積もり積もって多すぎて、私は仕事のことを外ではあまり話題に出来ない状態でした。
これと、あれと、あれと、それも、言っちゃダメ!
この状況に最初は手こずりましたが、慣れとはおそろしいもので、私もじきに秘密のコントロールが自在に出来るようになっていました。
自社の中で共有する事例集にはここまで載せていいとか、これは同僚にでも言えないなとか。
脳のデータベースに高性能なアクセス権の機能がつくのです。
あぁ、社会人になるってこういうことか…。
その後、作業の場所を移してしまいベルトを外すセキュリティゲートとはお別れしてしまったので、ベルト外しの儀式を見ることもなくなりました。
職場でベルトを外す必要がある方は、女子がいる場合にはご配慮お願いしますね。