【Japan Drone 2016レポート】「ドローンの世界でも安全・安心・快適・便利を追い求めます」セコム株式会社

  • 2016/3/31
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2016/03/31

2016年3月24日(木)~26日(土)に、幕張メッセで開催された『Japan Drone 2016』の、最新のドローンやソリューションをジョーシス編集部がレポートします!

セコム展示会ブース画像

2月に行われた東京マラソンでは、警備システムに初めてドローンが投入されたというニュースがありましたが、その一端を担ったのが「セコム飛行船」でした。その飛行船の紹介を始め、ドローン活用、そしてドローンから守る、という2つの観点からのドローンへの取り組みを、同社 営業本部 システムデザイン部 安永 将吾さんにお話しいただきました。

この記事の目次

ドローンがセキュリティを守る

「改正航空法にもとづき、国から許可を受けた翌日の1211日からサービスを開始した『セコムドローン』は世界初の民間防犯用ドローンシステムです。」

「工場や研究所など広い敷地をもつ施設では、固定の監視カメラでは遠くにいる不審者(車)の顔や身なり、ナンバープレートを鮮明に見ることに限界があります。そこで機動力のあるドローンを活用することで、近くまで寄り、追跡もできるシステムを開発しました。」

 

「敷地内に設置したレーザーセンサーで侵入を検出すると、セコムコントロールセンター(以下:センター)に通知が行き、緊急対処員の派遣とともに施設内に待機しいるセコムドローンを発進させ、緊急対処員の到着まで侵入者を追尾・監視し、侵入者の追跡・確保に役立てます。」

 

「セコムドローンは自律飛行型で、侵入者との位置を適度に保ちながら飛行するため、侵入者から危害を加えられることもなく継続的に監視を行うことができます。また、あらかじめ作成した3Dマップにより、敷地内だけを安全に飛行することができます。」

ドローンから「守る」システム

セコム株式会社 営業本部システムデザイン部 安永 将吾さん(左)、コーポレート広報部 宣伝課 今井 敬介さん(右)の画像

セコム株式会社 営業本部システムデザイン部 安永 将吾さん(左)、コーポレート広報部 宣伝課 今井 敬介さん(右)

「『セコム・ドローン検知システム』は、逆に官公庁や研究施設などの重要施設へのドローンの侵入を検知するシステムです。レーダーを使い半径100mの範囲でドローンを検知。レーダーと連動した3D指向性マイクでドローン周辺の音を集音することで、鳥などとの誤認を防ぎます。また、レーダーで検知した飛行隊を自動で追尾して監視するカメラも搭載。近赤外線照射で昼夜問わず侵入ドローンを監視できます。海外製品と異なり、レーダーは日本国内の電波法に準じているため、安心して使うことができます。」

人の目の届かないところから「見守る」仕組みを

「イベント等、多数の人が集まる場は地上から見ているだけでは死角も多く、万全な監視は困難です。そこで、その課題に応えるのが「セコム飛行船」です。係留型の飛行船により、長時間にわたり空に滞在し、高所からの監視を可能にします。高解像度カメラにより、上空からでも人の顔や車のナンバープレートなどが識別できます。テレビでご覧になった方もいらっしゃると思いますが、東京マラソン2016では地上70mの上空からフィニッシュエリアを見守り、その姿をテレビでご覧になった方も多くいらっしゃると思います。」

「将来的には、セコムドローンも自動巡回機能をつけ、屋上や高所などの警備員が巡回しにくい場所を見まわったり、今は法的な成約がありできませんが、災害時のAEDの輸送や人の誘導などにも活用し、ドローン活用を通して「“ALL SECOM”で安心・安全・快適・便利な社会の実現」を目指していきます。」

セコムドローンの画像

セコム株式会社
企業ウェブサイトURL:http://www.secom.co.jp/
「セコムドローン」プレスリリース:http://www.secom.co.jp/corporate/release/2015/nr_20151210.html
「セコム飛行船」プレスリリース:http://www.secom.co.jp/corporate/release/2015/nr_20160325.html


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