【スマート工場EXPO】すぐ始めることができるIoTを前面に展示 東洋ビジネスエンジニアリング
2017/01/27
東洋ビジネスエンジニアリング(東京・千代田)は、プラントシステムなどで知られる東洋エンジニアリングのIT・システム部門が独立して設立された会社。ブースでは同社の持つ製造業に対する知見を生かしたソリューションを展示していた。
目を引いたのが「mcframe MOTION」だ。これはカメラで動きを記録するKinectや慣性センサで作業者の動作や姿勢を3Dデータ化し、作業指導や動線分析などに使うためのシステム。例えば、熟練作業員と新人作業員の作業動作を記録し、比較することで、適切な作業動作の教育に利用できる。また、作業手順や姿勢の確認に使うことで、作業手順の最適化や作業負荷の低減検討などに活用が可能だ。
VRによる体感工程シミュレーション
VRによる体感工程シミュレーションのデモ画面
これはCADデータを元にVR空間内に工場の設備を構築。「mcframe MOTION」とVR(仮想現実)のメガネを使って、工程設計者や作業者が、作業工程の確認・検証し、最適な工程の設計に役立てることができるという。同社では設備メーカーの設計部門や、製造業の生産技術部門などでの導入を見込んでいる。