トレンドマイクロ、スマート家電を守る「ウイルスバスター for Home Network」を発売

2016/12/06

ウイルスバスター for Home Network

ウイルスバスター for Home Network

「ウイルスバスター for Home Network」は、家庭内の無線ルーターと接続しネットワーク経由でセキュリティを確保する仕組み。そのため、スマートフォン(スマホ)やタブレット端末といった情報端末、セキュリティソフトをインストールできないテレビなどのスマート家電も保護することができる。

「スマート家電への攻撃防止」「不正接続対策」「不正サイトへのアクセス防止」といった機能を搭載。「スマート家電への攻撃防止」では、スマート家電に搭載されているOSやソフトウエアの脆弱性を悪用する攻撃をブロックし、不正プログラム感染や不正な遠隔操作を防ぐ。また、ルーターの管理パスワードを診断し、セキュリティ強度が低い場合、管理者に通知し安全性の高い設定を推奨する。

「不正接続対策」では、ホームネットワークに接続された機器を管理アプリから確認することができる。不審な機器が接続された場合やホームネットワーク上の通信を盗み見されるなどの不審な振る舞いを検知し通知する。「不正サイトへのアクセス防止」ではフィッシング詐欺サイトや不正プログラム感染の恐れのある不正サイトへアクセスすることを防止する。仮に不正プログラムに感染した場合でも不正な遠隔操作や外部への情報送信を防ぐ。

「ウイルスバスター for Home Network」の税込み価格は1万9224円。販売価格には1年間の使用ライセンスが含まれる。次年度以降も継続して利用にする場合は、ライセンス料として1年ごとに税込み価格で6480円の更新料がかかる。

発表会では、大三川彰彦副社長は、IoT(モノのインターネット)デバイス数や成長率を上げ、「自動車」「産業用途」「コンシューマー」に注力していくと述べた。また、3つの分野のなかでもコンシューマー向けデジタル機器の数の成長率は著しく伸びており、その反面、スマートテレビやWebカメラなどを対象としたサイバー攻撃が多く観測されていると説明。トレンドマイクロではこうした動向を踏まえ、新製品を開発したとしている。

ネット接続したスマート家電を守る必要性が増加

国内のブロードバンドの整備状況は利用可能世帯数だけで5595万世帯、コンシューマー分野におけるIoT(モノのインターネット)機器の数は2025年までに全世界で約250億まで増加し、スマート家電は2020年までに全世界で2億台を越えると見られている。こうした背景から、いまやセキュリティ対策はPCやスマホに留まらず、家庭内にあるすべてのスマート家電もサイバー攻撃から守る必要がある。

大三川彰彦副社長

大三川彰彦副社長

大三川副社長は今後ホームネットワークに必要なセキュリティ対策として「スマート家電への攻撃を防ぐ」「スマート家電から不正サイトへのアクセスを防ぐ」「ホームネットワークへの不正接続を防ぐ」の3点が重要であることを述べ、「ウイルスバスター for Home Network」の必要性を強調した。

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