原因は目にあった!? イライラが伝える不調のサイン
2018/4/3
<うまく仕事が進まない、どうした私・・・?>
最近、なぜだか、気分が落ち着かない・・・。
他部署からのちょっとした問い合わせにもイライラ、相変わらず安定しないシステム状況にもイライラ、さらにメンバーの言動にも。よくよく考えれば、たいしたことじゃないのに、いろいろ気になって、仕事が思うように進まない。
一体、なぜなのか?
このような悩みをもつ情報システム担当者も少なくないようです。もしかすると、それは・・・、「目の不調」に原因があるのかもしれません。
パソコンと長時間向き合う作業の多い情シスが、画面を見続けることで気が付かないうちについつい酷使しているのが「目」。健康を考えて目頭や眉頭を押さえてマッサージしてみたり、ドライアイ対策で目薬をさしてみたりといろいろなケアをしている人も多いと思います。しかし、ケアしているつもりでも、知らずのうちに疲れが蓄積していることがあるのが目なのです。さらに目の不調を放っておくと、上述したイライラのもとになったり、さらに「肩こり」や「腰痛・背中の痛み」など様々な病気の原因にもなります。
そこで今回は、「目の健康」についてお伝えすることにしましょう。
<目の疲れは2種類ある? 注意したい「眼精疲労」>
まず、注目しておきたいのが「目の疲れ」の種類。よく、「最近、残業続きで疲れ目がー」という会話を耳にしますが、みなさんが感じている疲れ目には、実はふたつの種類があります。
ひとつは、「眼疲労」。言葉通り「目が疲れている状態」です。例えば、運動をして足が痛いなどの筋肉疲労の”目バージョン”といってもいいかもしれませんね。眼疲労の場合、深刻になることはありません。十分な休息で筋肉痛が和らいでいくように、眼疲労も睡眠により回復していきます。仕事中に「目のかすみ」や「異物感」、「目の奥の痛み」を感じたら、目のケアや十分な睡眠を心がけましょう。
もうひとつが「眼精疲労」です。疲労というものの、酷使だけではなくさまざまな原因によって生じ、症状も多種多様。十分な睡眠でも症状は回復せず、慢性的に繰り返します。主な原因を見ても、目の酷使、近視/遠視/乱視などの屈折異常やドライアイなどの「視覚要因」、照明の明るさやパソコンのモニターの高さが合っていない、メガネ/コンタクトの度があっていないなどの「環境要因」、さらに仕事や人間関係のストレスなどの「心的要因」。症状では、「目の疲れ・かすみ・ぼやけ・充血・痛み」に加え、「イライラ」、「不安感」、「集中力低下」、「肩こり」、「頭痛」、「背中の痛み」など、眼疲労に比べてとてもやっかいです。
このようなことから眼精疲労は早めの眼科受診が欠かせません。
しかし、これまででわかるように、継続的な酷使から眼精疲労を生じる場合もあり、症状が進まないと眼疲労なのか眼精疲労なのか把握しづらい面もあります。ましてや、忙しい毎日。もしひとり情シスだったりしたら、なかなかクリニックに通う時間もありません・・・。
では、どう気をつければよいのでしょうか???
<目によいツボを覚えて、瞳を大切に>
日ごろから、目に意識を向けること。まずはそこからがスタートです。そして、「よいケア法」を知ること。よいかわからないけれど、習慣でいつも同じ目薬を使っているという人も少なくないのではないでしょうか。そうではなく、自分に合ったケアを見つけていきましょう。
最後に、ちょっとした空き時間でもできて、目にさまざまな効果が期待できる「目によいツボ」をご紹介します。目の健康は、仕事のクオリティや全身の健康にもつながります。ぜひ、みなさんの瞳を大切にしてあげてくださいね。
<目の疲れによいツボ一覧>
*ツボ押しチェックポイント!
ツボを押すときは、力を入れず指を立てない。ポイントに指の腹をあてて、円を描くように優しくマッサージするように押すこと。
糸竹空(しちくくう)
場所:眉毛の一番外側の所
効果:目の疲れ・頭痛・目じりのシワ、シミ、リフトアップ
太陽(たいよう)
場所:眉尻と目尻の中間から少し外側にあるくぼみ
効果:目の充血・かすみ・老眼・頭痛・顔面神経痛・三叉神経痛
瞳子膠(どうしりょう)
場所:目尻の外側にある凹み
効果:眼精疲労・目の奥の痛み・眼の周りのクマを改善
魚腰(ぎょよう)
場所:眉毛の真ん中
効果:頭痛・片頭痛・目のむくみ、たるみ・眼精疲労・目を大きく見せる
攅竹(さんちく)
場所:目頭と鼻の付け根の間にある凹み
効果:頭痛・片頭痛・眼精疲労・ストレス
睛明(せいめい)
場所:左右の眉の内側にあるくぼみ
効果:疲れ目・目のかゆみ・頭痛・鼻水・鼻づまり
承泣(しょうきゅう)
場所:瞳の中心の下で、骨の縁にある凹み
効果:眼の疲れ・目のかすみ・涙目・目の下のたるみ
四白(しはく)
場所:目の真ん中下の頬骨のくぼみ
効果:眼精疲労・頭痛・片頭痛・視力回復
天柱(てんちゅう)
場所:後頭部と首の境界にある太い二本の筋肉の外側
効果:首こり・肩こり・後頭部痛・頭痛・目の疲れ
風池(ふうち)
場所:後頭部の生え際にある胸鎖乳突筋と僧帽筋の間くぼみ
効果:首こり・肩こり・頭痛・眼精疲労・脳の活性・自律神経
<引用>