よく使っているけれど知らないシリーズ|ギガファイル便
大容量のファイルを簡単に送受信できる「ギガファイル便」。ビジネスでもプライベートでも活用できる便利なツールですが、実はその仕組みや安全性について詳しく知らない方も多いのではないでしょうか? 本記事では、ギガファイル便の基本から使い方、注意点までを詳しく解説します。
この記事の目次
1.ギガファイル便とは
ギガファイル便は、無料で大容量のファイルをオンラインで送受信できるファイル転送サービスです。特に「会員登録不要」で利用できる点が魅力で、データをアップロードし、発行されたURLを相手に送るだけで、簡単にファイルを共有できます。
ギガファイル便の主な特徴
- 無料で利用可能(一部有料オプションあり)
- 1ファイルあたり最大300GBまで対応
- 会員登録不要で即利用できる
- ファイルの保持期間を自由に設定可能(7日間~60日間)
- ダウンロードURLを送るだけのシンプルな仕組み
特に、メール添付では送れない大容量データの送信手段として、多くのクリエイターや企業に利用されています。
2.ギガファイル便の仕組みや導入方法について
ギガファイル便は、クラウド型のファイルストレージとして機能します。ファイルをサーバーにアップロードし、ダウンロード用のURLを発行することで、相手が簡単にファイルを取得できる仕組みです。
導入方法(利用方法)
- 公式サイトにアクセス(https://gigafile.nu/)
- 送信したいファイルをアップロード(ドラッグ&ドロップでOK)
- ダウンロードURLが発行される
- メールやSNSでURLを相手に送る
- 受信者はURLからファイルをダウンロード
特別なソフトのインストールは不要で、ブラウザがあればすぐに利用できます。
3.ギガファイル便の利便性
ギガファイル便は、他のファイル転送サービスと比較して、以下のような利便性があります。
容量制限が非常に大きい
一般的なクラウドストレージ(Googleドライブ、Dropboxなど)は無料プランで数GB程度の制限がありますが、ギガファイル便は1ファイル最大300GBまで対応しており、動画や高解像度画像の送信にも適しています。
シンプルな操作性
会員登録なし
メールアドレス不要
直感的なUIで誰でもすぐに使える
多様なデバイスで利用可能
PCだけでなく、スマホやタブレットでも利用できるため、どこでも簡単にファイルの送受信が可能です。
4.ギガファイル便の安全性
便利なサービスですが、セキュリティ面は大丈夫なのか? という疑問を持つ方も多いでしょう。ギガファイル便の安全性について解説します。
ファイルの保持期間の設定が可能
ファイルの保持期間の設定ができ、最大100日まで選択できます。
3/5/7/14/30/60/100日から選べます。
パスワード設定が可能
アップロード時にダウンロードパスワードを設定できる
機密性の高いファイルを扱う際に安心
SSL暗号化通信
データ転送はSSL(HTTPS)を使用
通信経路でのデータの盗聴や改ざんのリスクを軽減
公開されたURLは誰でもアクセス可能
URLを知っている人なら誰でもダウンロードが可能
┗ 不特定多数に共有しないことが重要です。安全に利用するために、パスワードの設定や不要なファイルの早期削除を心がけましょう。
5-1.PC版|ギガファイル便の使い方
PCでのギガファイル便の利用方法を紹介します。
アップロード方法
- ギガファイル便のサイトにアクセス
- ファイルをアップロードエリアにドラッグ&ドロップ
- ファイルの保持期限を設定
- パスワード設定(必要に応じて)
- URLが発行されるので、コピーして送信
ダウンロード方法
- 受け取ったURLを開く
- 「ダウンロード」ボタンをクリック
- ファイルが自動的に保存される
5-2.スマートフォン版|ギガファイル便の使い方
スマートフォンでもPCと同様に利用可能です。
アップロード方法
- スマホのブラウザからギガファイル便のサイトにアクセス
- 「ファイルを選択」をタップ
- スマホ内の写真や動画を選択
- アップロード完了後、URLをコピーして送信
ダウンロード方法
- 送られてきたURLを開く
- 「ダウンロード」ボタンをタップ
- スマホのダウンロードフォルダに保存
スマホアプリは不要で、ブラウザから直接利用できます。
5-3.スマホアプリ版|ギガファイル便の使い方
現在iOSのみの対応で、App Storeからダウンロードが可能です。
- App Storeからダウンロード
- アプリを開いて最初の画面の下部にある、「アップロードマーク」をタップ
※デフォルトの保存期間は、5日間 - スマホ内の写真や動画を選択
- パスワード設定(必要に応じて)
- アップロード完了後、URLをコピーして送信
ダウンロード方法
- 送られてきたURLを開く
- 「ダウンロード」ボタンをタップ
- スマホのダウンロードフォルダに保存
6.ギガファイル便の注意点
ギガファイル便を利用する際の注意点を紹介します。
URLが漏れると第三者にダウンロードされる可能性がある
URLを不用意に共有しない
パスワードを設定する
長期間ファイルを保持できない
最大でも60日で自動削除されるため、長期保存には向かない
必要ならGoogleドライブやDropboxに移動
アップロード時の通信環境に注意
回線が不安定だとアップロードに失敗する可能性がある
大容量ファイルを送る場合はWi-Fi環境で利用するのがベスト
7.紹介|その他のファイル転送サービス
1. WeTransfer(ウィートランスファー)
特徴
シンプルなUIで直感的に使える
無料版で2GBまでのファイル転送が可能
送信先にダウンロードリンクをメールで送付
ギガファイル便との違い
無料版で2GBまで
無料版でもアカウント作成が必要
セキュリティ強化のためパスワード保護機能が有料プランのみ
2. firestorage(ファイヤーストレージ)
特徴
無料で2GBまでのファイル転送が可能
転送データの保存期間を選択できる(3日~最大30日)
日本語対応&国内サーバーで運営されている
ギガファイル便との違い
無料版で2GBまで
保存期間は最大30日までと短め
企業向け機能(法人向け管理ツール)あり
3. Send Anywhere(センドエニウェア)
特徴
一時的なP2P(ピア・ツー・ピア)接続で高速転送可能
6桁のワンタイムキーで、ダイレクトにデータを共有
クラウドサーバーを経由せずに直接端末間で転送できる
ギガファイル便との違い
基本的に一度の転送のみ(履歴保存なし)
Send AnywhereはP2P通信が基本(クラウド保存も可能だが時間制限あり)
スマホアプリも充実
8.まとめ
ギガファイル便は、無料かつ会員登録不要で、大容量のファイルを簡単に送れる便利なサービスです。特にデザインデータや動画ファイルをやり取りするクリエイターや、企業間でのデータ共有に重宝されます。ただし、セキュリティ面の配慮(パスワード設定など)や、ファイルの保持期間の制限を理解して使うことが重要です。上手に活用し、安全にファイルの送受信を行いましょう!
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