サブタイトル『語彙力皆無だったデザイナーが「説明がわかりやすい」と言われるようになるまでの話』
こんにちは。私は語彙力ないくせに推しのことになるとやたらハキハキ早口で喋るオタクです。
妙なご挨拶から始まってしまいまいた。
ごきげんよう うつくし ひろしです。
今回はそんな語彙力を産道に置いてきちゃった系デザイナーの私が人に伝わるデザイン提案ができるようになってきて、且つ「説明がわかりやすい」と言っていただける機会が増えたので、ここに至るまでにやってきたことをお伝えできればと思います。
どれぐらい語彙力なかった?
それはそれはカッスカスの語彙力でした。熟語はほとんど使わないし四字熟語って何だっけ・・みたいなレベル。友達と絵を一緒に作ったりする機会が多かったのですが、企画内容を伝えるのが難しく、うまく伝わらない・・と言ったことが多々ありました。
また、推しについて説明して!と言われると「〇〇でかっこいい」「〇〇のときの目の動きがすき」「ライブの時にやるこの仕草が本当に好き」など、推しの分析はできるものの、最適な言葉で言語化することが大変苦手なのです。
それは日常生活でも変わらず、学生時代に作品コンセプトについて話す時も「なんか…こう…いいかんじのやつを…つくりたくて…」「イケメンがいっぱい出てくるコンテンツです!恋愛シュミレーション的なそういうやつです!」と自分の作りたかったものが脳内には明確にあるものの、それをそのまま伝えられずに教授の頭上にはてなマークが散乱するという場面が多々ありました。
作品の言語化ができない時は教授がアキ⚪︎ーターみたいに「これはホラーですか?」「それはどういうコンテンツですか?」「では〇〇ということですか?」「このコンテンツでどのような影響を与えたいですか?」と言語化アシストを手伝ってくれるので「そうです!はい!〜〜といった影響です!」と一問一答スタイルで説明が進んでいました。
社会人になったからと言って突然自分の説明力が上がるわけもなく、自分のデザインの意図をあまり伝えられず、自分のデザインの説明に説得力が伴っていないなと感じていました。
説明力を鍛えるためにやったこと
デザインに関する知識をつける
どうして説得力がないと感じるのか?なぜ説明不足がおきてしまうのかを考えたところ、おそらく『デザインに関する知識が薄いので説明が弱くなり、それに伴って自信があまりないような説明になってしまう』というのが要因にあるのかな?と考えました。
そこで、とにかくデザインの知識をつけるべく、まずはデザインや配色についての研究を発信しているアカウントをフォローし、「なんとなくこうするといい感じするな」というフワッとした感覚の言語化に努めました。
そういった情報を見始めてから、「うちわを作る時は黒に黄色がいいのか」「視線を集めやすいように色や文字が配置されていてまとまっているな」など、世の中のデザインを見る目が少しずつ変わってきました。知識…!ついてるじゃん……!
台本をゴリゴリに作って説明する
まだ自信がない点に関して台本無しのアドリブ1発でどうにかなるわけがないのでとにかく台本を一回作ってみてそれの通りに説明してみるということをやってみました。
そうすることでだらだら喋ってミーティングの時間が長引いてしまう・・といったことも減らせるのではないかと思ったので、1分で300文字を目安に台本をゴリゴリに作りました。
ただ、いかにも台本を読んでいるな・・といった印象を与えてしまう説明は好きではないので、『これだけは話しておきたい』という内容や『デザインについての詳しい説明、専門的な説明』といった内容のものは箇条書きのようなスタイルでメモを残していました。
それをそれを読みながら伝えることで『台本感』を無くしつつ整理整頓された説明ができるため、先方にも内容がしっかり伝わったのではないかと思います。
発表会でフィードバックを受ける
弊社で月一回行われるデザイン部の発表会というものがあります!
この発表会というものは、デザイナーがクライアントにデザインをプレゼンする力をつけるための時間です!新卒や外国人メンバーでデザインプレゼンを行い、他部署や先輩デザイナーから発表に関してフィードバックをもらうことができます!
フィードバックといってもけちょんけちょんに言われるわけではなく、「すごくよかったです!〇〇を〜〜するともっとよくなるかも!」といったフィードバックないようなので人に怒られるのがとても苦手な私としてはとてもありがたい・・
発表会では5分という制限時間を守って発表するので、5分という短い中でいかに効率的に内容を伝えられるか?を鍛えられます。
この発表会ではいろいろな発表方法をトライできるので私がクライアントにも活用している発表方法を2つ書こうと思います。
これは同期の子がやっていたのを参考にしたものなのですが、発表のポイントをテキストでもまとめることで、クライアントが後から見返した時、デザイナーがどういう内容をプレゼンしたのかを確認でき、自分で読む際の台本代わりにすることができるという一石二鳥スタイルです。私は「これとこれとこれ言うぞ!」と決めていても1個は必ず漏れてしまうのですごく助かっています。
もう一つは「3行以上のデザインにすると全体的にデザイン崩れが起きてしまうので2行までを表示させるようにしています。(例)」という内容を説明する時に、この説明だけでも問題ないかもしれませんが、実際どういったデザイン崩れを起こすビジュアルになってしまうのかを実演してみることにしてみました。(この場合は実際に3行まで表示してみて「こういう見た目になってしまうので〜」と説明していました。)
この工夫は割と好評だったので実際にクライアントにプレゼンする場でも活用しています!
最後に
今回は『人に伝わるデザイン提案のコツ』という内容でブログを書いてみました!
スカスカの語彙力でも頑張ればクライアントや先輩に「わかりやすい説明でした!」といわれる説明ができるようになるんだな・・と実感しました。
まだまだ未熟なところが山ほどあるし、毎度説明が終わった後は「ちょっとわかりにくかったな……」「ここもう少しわかりやすく説明できたはず……」とプチ反省会してるので『何でプチ反省会するに至ったか?』という原因を突き止めて改善していきたいです!
ここまで読んでいただきありがとうございました!また次のブログでお会いしましょう〜〜!
うつくしひろし
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