無料で今すぐできるWindowsのセキュリティ！　【その2】～実際の運用方法～

皆さんWindowsPCのセキュリティは難しい！？お金が掛かる　様々なものを導入しないといけない！？などなどと思い億劫になっていませんか？

Windowsのセキュリティと聞くとどうしても何かウイルス対策ソフトを購入しなくては！と思いがちですが、まずは前回紹介したWindowsアップデートやドライバーの更新などパソコンを安心、安全に使う上で基礎となる部分をきちんと最新で最適な状態にしていれば、現在のWindowsにはかなり強固なセキュリティの仕組み「Windowsセキュリティ」というものが標準搭載されており、そちらを適切に設定することで現行のWindowsでは別途セキュリティソフトなどを購入する必要はなくなっております！

鉄則！まずはWindowsアップデートは必ず行うべし！

Windowsのセキュリティは適切なWindowsアップデートやドライバーの更新等を行った最適な状態の上でのみ成り立ちます。
Windowsアップデートなど基礎基盤作りは前回の記事で詳しく紹介しておりますので、まずはそちらをご覧頂き、適用した状態で今回紹介する事項を実践してみてください。

デフォルトでインストールされている無料体験版のウイルス対策ソフトについて

無料体験版のウイルス対策ソフトがデフォルトでインストール（プリインストール）されている場合があります。
昨今のセキュリティリスクとユーザー体験を比較し、以下の理由からプリインストールされている無料体験版のウイルス対策ソフトは必ずしも必須ではないと言えるかもしれません。

1. パフォーマンスの向上

デフォルトで入っている無料体験版ウイルス対策ソフトはバックグラウンドで多くのリソースを使用することがあります。これにより、パソコンが遅くなることがあります。アンインストールすることで、パソコンの動作が軽くなり、快適に使えるようになります。

2. 重複する機能

現行のWindowsにはこれから紹介するWindowsセキュリティにはウイルス対策機能が標準で搭載されています。ウイルス対策ソフトの無料体験版があるとウイルス対策があるとパソコン内に２つのセキュリティソフトが乱立することになり、ウイルス対策ソフトが二つある状態ですと、互いに干渉しあい、問題が発生することがあります。

3. コスト削減

デフォルトで入っている無料体験版ウイルス対策ソフトは無料で使える期間が限られており、その後は有料のサブスクリプションが必要です。「Windowsセキュリティ」は無料で、常に最新のセキュリティアップデートが提供されるため、追加のコストをかけずに利用できます。

4. シンプルさ

初心者の方には、複数のウイルス対策ソフトの管理や設定は煩雑に感じられることがあります。「Windowsセキュリティ」を使うことで、設定や管理がシンプルになり、わかりやすくなります。

補足

デフォルトで入っている無料体験版ウイルス対策ソフトの殆どは簡単にアンインストールできなかったり、アンインストールできたとしても設定が残ってしまい、Windowsセキュリティに支障をきたしたりする場合があります。
そのため、私はGeekUninstallerを使って根こそぎ抹消しています。（ご利用はくれぐれも自己責任でお願いします）

それでは「Windowsセキュリティ」を実際に開いて設定していきましょう！

設定を開き「プライバシーとセキュリティ」をクリック

「Windowsセキュリティ」をクリック

さらに「Windowsセキュリティを開く」をクリック

 するとこの様な画面がでます！

　

基本的は上のスクリーンショットの様に、ウイルスと脅威の防止、アカウントの保護、ファイアウォールとネットワーク保護、アプリとブラウザーコントロール、デバイスセキュリティの5項目を適切に設定しすべてに緑のチェックマークが入っていることが望ましいですが、

今回はまずウイルス対策の基本となるWindows Defenderである「ウイルスと脅威の防止」を詳しく見て行きましょう！

「ウイルスと脅威の防止」を詳しく見て行きましょう！

はじめにクイックスキャンを行ってみましょう！

クイックスキャンとは？？

システムで最もウイルスの脅威を受けやすい個所を素早くチェックします。殆どのユーザーがこれだけで大丈夫です！

またスキャンオプションをクリックし、パソコンの隅々まで時間をかけてすべて調べることのできるフルスキャンも行うことが可能です。

基本的にこのウイルスと脅威の防止のところにある
現在の脅威、ウイルスと脅威の防止の設定、ウイルスと脅威の防止の更新　の3項目に緑色のチェックが入っていれば基本的なウイルス対策はばっちりです！

もし「ウイルスと脅威の防止の設定」に緑色のチェックマークが入っていなかったら、、

「ウイルスと脅威の防止の設定」の設定の管理を開いてみましょう！

このように各種設定ができますので、オフになっているものを基本的にすべてオン状態にしておきましょう！

そのことでリアルタイムに保護される状態になり、ウイルスが入ったり、危険な悪意のあるプログラムが実行された場合は即座にこのWindows Defenderが起動し当該の問題のあるプログラムを駆除してくれるようになります！

補足

もしこの様な表示が出ている場合は　無視　で大丈夫です！

これは巷で問題になっているマイクロソフト謹製ランサムウェアと揶揄されるもので、ランサムウェア対策と称して半強制的にマイクロソフトのクラウドサービスのOneDriveにバックアップを取るという厄介な仕組みなので無視で大丈夫です。私の場合はOneDrive自体をアンインストールしているのでこの表示は出ないです。

※今回の表記がでているサンプルPCがダーク設定になっていたためこのスクリーンショットだけ背景が黒色となっております。

ウイルス対策についてまとめ

今回紹介した、Windowsセキュリティの「ウイルスと脅威の防止の」を適切に設定しているだけでリアルタイムでのウイルス保護や定期的な自動クイックスキャンなどが行われるようになり、別途ウイルス対策ソフトを購入せずとも無料で万全なウイルス対策状態になることができます。

他にもこのWindowsセキュリティにはこのような単なるウイルスに対する脅威保護やウイルス駆除以外にもかなり強固で有料のセキュリティソフトに全く引けを取らない保護機能が盛りだくさんですので引き続き無料でできるWindowsのセキュリティということで今後も応用した内容を紹介していこうと思っておりますのでお楽しみにお待ちください～～

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※執筆時点の情報です。最新の情報はMicrosoft サポートの公式サイトをご確認ください。