【情シス女子】第15回 「何でも相談できる“みんなのお母さん”を目指します!」小松田千晴さん

  • 2016/7/1
  • 【情シス女子】第15回 「何でも相談できる“みんなのお母さん”を目指します!」小松田千晴さん はコメントを受け付けていません
2016/07/01

ランクアップ システム部 小松田千晴さん

ランクアップ システム部 小松田千晴さん

今回の情シス女子は、オリジナル化粧品「マナラ化粧品」の開発・販売を行うランクアップで通販システムの管理・運営を担当する小松田千晴(こまつだ・ちはる)さんです。人気コスメの販売を支える縁の下の力持ち情シスとして活躍しています。仕事もプライベートも充実した日々を送っているという小松田さん。その理由を聞きしました。
(取材・文:izumi 撮影:松波賢 ヘアメイク:内藤瑛貴)


<小松田千晴さんプロフィール>
システム部所属。物流会社で受注システム管理業務担当を経て、ランクアップ入社。毎週末、練習に励んでいるという趣味のフィギュアスケートはアマチュア大会に出場するほどの実力を持つ“フィギュア”情シス女子。


受注システム入力の経験を買われて情シスに

――小松田さんの仕事を教えてください。

当社が開発・販売するオリジナル化粧品「マナラ」のオンラインショップのシステム管理とメンテナンス全般が私の業務です。当社のオンラインシステムは社員からの意見を取り入れながら作っているオリジナルのシステムです。仕事では、「商品をオンラインで販売する際に必要な商品コードを登録する」「どのように見せたらお客様に分かりやすいかレイアウトを考える」など、社員やお客様が使いやすいと感じてもらえるシステム環境を考えています。また、システム開発のパートナー企業と連携をとりながら「こんな機能が欲しい」「こんなことをやってみたい」という社内の要望をくみ取ってシステム改善を行っています。

――多くの部署と関わると、要望やリクエストなどの対応も大変ですよね。

そうですね。さまざまな部署とコミュニケーションを取りらなくてはならないのが情報システム部なんです。コールセンター、システム開発会社はもちろん、宣伝部や販促部など、最近はいろいろな所と関わるようになってきました。だから、一部署の意見だけに偏らないよう、一歩引いて客観的に全体を見ながらそれぞれの要望を聞くようにしています。

社内の人からの意見を取り入れながらシステムを作っているという小松田さん。

社内の人からの意見を取り入れながらシステムを作っているという小松田さん。

――入社後は仕事をどのように覚えていったのですか?

仕事を覚えるのは「大変」と感じることはあまりないんです。前職の物流会社で受注システムの入力をしていた経験があり、入社後は「入力が得意だから」という社長の提案でシステム部に配属さましれた。仕事は、初めて見る入力画面でも自分で触っていくうちに「ここを動かすとここに反映されるんだ」と理解しながら徐々に覚えていきました。そして、システムの動かし方が理解できるようになると、さらに深いところまで知識の幅を広げていけるようにもなったんです。

――業務で「楽しい!」と思う瞬間はありますか?

一人で集中しながら細かい作業をこなしていくことが好きなので、マスターのデータに触れている時が一番楽しいです。商品コードをはじめ、価格やキャンペーン内容など、さまざまな情報を登録していくのですが、誤った情報を入力しないよう、細心の注意を払って行っています。地味な作業ですが、数字1つでも入れ間違えたら大問題になります。それでも、入力の緊張と同時に「よっしゃ!」と達成感を味わえる。その瞬間が最高に楽しいですね。

――仕事で「やってしまった!」という失敗はありますか?

既存のお客様へのキャンペーンでプレゼントがもらえる条件を確認していたのですが、その内容を勘違いして、誤った情報を発信してしまったことがありました。その時はパートナー企業にすぐに連絡を取って状況を説明し修正を依頼して、正しい情報を伝えてお客様にお詫びしました。

原因は社内での確認不足です。このことからコミュニケーションは本当に大切だと改めて痛感しました。ちょっとした内容でも受け取り方によって違う解釈をしていることもあるので「こういうつもりだった」ではなく、きちんと意思疎通した上で物事を進めなくてはならないと身を持って学びました。

情シスは“先を読む力”が求められる仕事です!

――どんな雰囲気の会社ですか?

働きやすいですね。一番感じるのはお休みの取りやすさです。しっかり予定を組んでおけば遠慮することなく自由にお休みが取れる環境は有り難いですね。普段の業務も突発的なことがなければ17時に退社が当たり前です。18時にはほぼ全員が帰宅しています。社員は45名いるのですが、43名が女性で半数以上が既婚者なんです。それから、時短勤務やベビーシッター制度があるので、子供がいる女性でも安心して働くことができる会社だと思います。

小松田千晴さん

――小松田さんにとって情シスとはどんな仕事ですか?

先を読む力が求められる仕事です。情シスは「我こそは!」という全面に出る仕事ではなく縁の下の力持ちだと思います。それだけではなく、システムの最新動向など、常に先を見なければいけないとも思っています。また、社内には難しいシステムの話が苦手な人もいます。そういう人には例え話などでわかりやすく話すといったコミュニケーションや話す力も必要だと思っています。

再び始めたフィギュアで週末はスケート三昧

――プライベートでは趣味でフィギュアスケートをしているそうですね?

小学校の頃、父親に連れられてフィギュアスケートを体験したのが最初です。きれいなコスチュームを着た人を見て「私もあのヒラヒラしたスカートをはきたい!」と思って、習い始めたのがきっかけでした。

その後は一度フィギュアスケートから離れてしまったのですが、世間でフィギュアスケートが注目された時に再びフィギュアスケート熱が目覚めたんです(笑)。それで、30歳を機に再開して、そのままどっぷりとハマりました。今では週末にレッスンをして、大会が近くなると休みをもらいながら練習に励んでいます。5月に開催されたアマチュア向けの大会にも出場したのですが、その時はフィギュアの先生やデザイナーと相談して作ったオーダーメイドの衣装で滑りました。

大人になってから再び始めたというフィギュアスケートはアマチュア大会に出場するほどの実力。

大人になってから再び始めたというフィギュアスケートはアマチュア大会に出場するほどの実力。

――そこまで夢中になれるフィギュアスケートの魅力とは?

基礎が滑れるようになるまでに約1年、そこから応用してジャンプやスピンを取り入れていきますが、難しい技になると数年は費やします。実際に私もフリップジャンプが飛べるようになるまで3年かかりました。でも、「スーッ」と氷上を滑る感覚や、技を磨いていくこと、キラキラとした華やかな衣装を着ることの楽しさは言葉にはできません。周りでもあまりやっている人がいないというのも魅力の1つかなと思います。

――フィギュア以外にも趣味はありますか?

ゆっくりしたいと思った時は家事をお休みして漫画を読んだりしています。漫画は夫が趣味で彼が買ってきたものを一緒になって読んでいたらすっかり影響を受けてしまいました。『もやしもん』や『黒執事』、それから『ワンピース』などです。『ワンピース』は思い出すだけで泣けてくるシーンがあるくらい大好きです。こんな風に楽しみがあると、次のお休みに向けて「明日も仕事を頑張ろう!」と思えてくるんです。

目指すは、いつでも気軽に相談できる“社内のお母さん”

――仕事とプライベートで目標はありますか?

仕事では、各部署からの悩みや希望など、どんなことでも相談してもらえるような「みんなのお母さん」を目指したいですね。いろいろな部署に関わるからこそ、誰からも気軽に声をかけてもらえるような存在でありたい。そして、社員の負担が減るように、今よりももっとよいシステム作りに力を入れていけたらと思っています。

プライベートではやっぱりフィギュアスケートです(笑)。今は一番難易度が高いといわれている「アクセルジャンプ」を飛ぶことが目標です。アクセルジャンプは高く飛ばなくてはいけないのでジャンプした瞬間の恐怖心との戦いはありますが、いつか絶対に飛びたいです。

最後に今後の目標を書いてもらいました!

最後に今後の目標を書いてもらいました!

<インタビューを終えて>
小麦色の肌に“クリッ”とした大きな瞳が印象的だった小松田さん。アマチュア大会に出場するほど本格的にフィギュアスケートをやっている小松田さんは、写真撮影時の姿勢のよさと笑顔が天下一品でした。「女性が一生働ける」と小松田さんが言う会社で、情シスとしてもフィギュアスケーターとしても今後の飛躍を期待しています!


ランクアップ
https://www.manara.jp

●事業内容:オリジナル化粧品の開発・販売
●本社:東京都中央区銀座3-10-7 銀座東和ビル7F
●設立:2005年6月
●従業員数:45名(2016年6月時点)
●売上高:75億円(2015年9月期)

 


関連記事

カテゴリー:

未分類

情シス求人

  1. チームメンバーで作字やってみた#1

ページ上部へ戻る