エンジニアじゃなくても日常生活で役立つ便利なツールと個人的なオススメポイントを紹介します。これらのツールを使えば、仕事やプライベートの作業がもっと楽になると思います。ぜひ試してみてください!
一部Mac用ツールもありますが、Windowsユーザー向けの記事になります。
※業務で使用する場合、フリーソフトのインストール可否、利用可否などは会社や常駐先のルールを確認しましょう。
1.clibor
コピペ(コピー&ペースト)は、どの職種でもどの仕事でも日常的に使いますよね。コピー&ペーストを何度も繰り返していると、以前にコピーしたテキストが必要になったり、うっかり上書きしてしまったことはありませんか?
Cliborは、Windows用のクリップボード管理ツールです。一度コピーしたテキストを履歴として保存しておけるので、過去にコピーした内容もすぐに呼び出せます。普通のクリップボードとは違って、一度にたくさんの内容を管理できます。
Windows標準機能の[Win]+[V]の強化版のイメージです。cliborは、コピーした情報も最大10000件の履歴が保持することができます。(保持件数も表示件数などは、細かく設定ができます。)
おすすめポイント
・定型文も保持できる点!
さらに、クリップボード履歴とは別に、定型文も保持できます。日常的によく使う、メールアドレスやメールの定型文なども作成して登録しておけば、cliborを呼び出すだけでペーストすることができます。
標準機能の単語登録で「メール」と入力したら「xxx@xxx.xxx」と変換できるようにしておくこともしますが、cliborから定型文を呼び出せば「メール」と打たなくてもよい、というイメージです。
2.Rapture
「なんでおにぎり?」でおなじみの(?)スクリーンキャプチャツールです。
シンプルで使いやすく、画面全体や特定の部分を画像として保存できます。さらに、キャプチャした画像に注釈を追加したり、トリミングやサイズ変更を行ったりと、基本的な編集機能も搭載しています。特定のウィンドウだけをキャプチャすることも可能で、不要な部分を排除したきれいなスクリーンショットが作れます。
おすすめポイント
正直なところ、キャプチャを取るだけであれば、Windows標準機能の[Win]+[S] 、SnippingTool でも十分な気がします。
が、個人的に一番便利だなと思うことは、「スクショした部分を画面上に最前で表示し続けることができる」ところです!!!私はスクショツールというより、ほぼこの用途で使っています。
Raptureでスクショ範囲を選択すると、選択した範囲のスクショが別ウィンドウで表示されるのですが、付箋のように常に画面の最前に表示されるのです。(設定で変更できますが、初期設定でそうなっています)
例えば、なにかを見ながら作業したいとき(仕様書を見ながらコードを書くときとか、Figmaを見ながら画面を確認したいときとか)ウィンドウやアプリを並べたり、あるいはアプリやタブを切り替えたりして操作しますよね。
見たいものをスクショして最前に表示しておけば、アプリの切り替えや、ウィンドウを分割せずに作業ができ、行ったり来たりの操作のストレスがなくなります。
3.ScreenToGif
画面上の動作をGIFアニメーションとして記録するツールです。画面全体や特定のウィンドウ、選択範囲を録画し、その内容をGIFファイルとして保存できます。簡単で軽量な動画ならこちらのツールで簡単に作成できます。このツールは最近知りました。
Windows標準機能でも[Win]+[G]がありますが、トリミングや編集するには別のツールが必要なので、一部分だけの動画キャプチャを取りたい場合などにScreenToGifはすごく使えます。
操作手順とかテスト時の再現手順とか、動画でサクッと記録したいときなどに良いツールだと思います。Gifなのでファイルサイズも小さいです。
おすすめポイント
・選択した範囲だけの録画ができる!あとでトリミングしなくてよい!
・フレームレートを調整できるので、ファイルサイズが抑えられる!
4.サクラエディタ
サクラエディタは、高機能なテキストエディタです。有名すぎて、書くか迷いました。プログラミングや文章作成など、さまざまな用途に対応しており、多くの機能を備えています。特にカスタマイズ性が高く、自分好みに設定を変更できます。
わかりやすくいうと標準メモ帳アプリのめちゃくちゃ強化版です。本当にいろいろな機能があり、さまざまな設定もあるので、私も使いこなせてはいないのですが、個人的に日常でよく使うおすすめ機能をいくつか紹介します
おすすめポイント
・タブ表示ができる(設定で変更できます)
・上下分割や左右分割ができる
・行選択が簡単
左側の行の数字をクリックすればその行が選択できます。Shiftで複数行も。
・検索や置換に正規表現が使える
・選択した部分の文字数がカウントできる
エディタの下に自動で表示されます
・フォルダ内のGrep検索ができる
・矩形選択、矩形編集 ができる
5.DevToys
「開発者のためのスイスアーミーナイフ」日本でいうと、十徳ナイフや探偵7つ道具みたいなイメージでしょうか。
JSON変換とかフォーマットとか、カラーピッカー、URLエンコーダなど、日常の開発作業でよく使うさまざまな機能がひとつにまとめられています。
VSCode等の開発環境にプラグインがあったりするものありますが、こういうツールってちょっと使いたいだけなので、その都度Webサービス検索してその場で利用して、ということが多かったりするのではないでしょうか。プラグインになさそうな機能もひとまとめになっており、すぐ使える点はとても良いと思います。
Webブラウザのツールだと機密情報とか文字列に含まれてる情報を気にする必要がありますが、オフラインで利用できるのでその心配がないところも良いです。
エンジニアじゃなくても、こういうちょっとしたツールが必要となる業務は少なくないのではないでしょうか?
Mac版やLinux版も出たらしいです。
主な機能
Converters(変換ツール)
- JSON <> YAML:JSONとYAMLの相互変換
- Timestamp:タイムスタンプの変換
- Number Base:数値の基数変換を(例:10進数から16進数など)
- CRON Parser:CRON表記を解析し、わかりやすい形式に変換
Encoders / Decoders(エンコード/デコードツール)
- JWT:JSON Web Tokenのエンコードとデコード
- HTML:HTMLエンコードとデコード
- URL:URLのエンコードとデコード
- Base64 Text & Image:テキストと画像のBase64エンコードとデコード
- GZip:GZip圧縮と解凍
Formatters(フォーマッタ)
- JSON:JSONデータを整形
- SQL:SQLクエリを整形
- XML:XMLデータを整形
Generators(生成ツール)
- Hash(MD5、SHA1、SHA256、SHA512):異なるアルゴリズムでハッシュ値を生成
- UUID(バージョン1と4):ユニークな識別子を生成
- Lorem Ipsum:ダミーテキストを生成
- Checksum:ファイルのチェックサムを計算
Text(テキストツール)
- Inspector & Case Converter:テキストの検査と大文字・小文字の変換
- Regex Tester:正規表現のパターンをテストできます
- Text Comparer:テキストの比較
- XML Validator:XMLの検証
- Markdown Preview:Markdownテキストをリアルタイムでプレビュー
Graphic(グラフィックツール)
- Color Blindness Simulator:色覚異常シミュレーター
- Color Picker & Contrast:カラーピッカーとコントラストチェック
- PNG / JPEG Compressor:PNGとJPEGの画像圧縮
- Image Converter:画像形式の変換
まとめ
これらのツールを使って、日常の作業をもっと効率的に、そしてラクにしてみてくださいね。どんな仕事でもきっと役立つはずです!
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