ごきげんよう。うつくしひろしです。
今回は、私がゴーリストに応募した際に出された課題をリメイクしてみたので、その過程や結果について書きます。当時の自分と今の自分を比較しながらどのように成長したのか、どのような挑戦を乗り越えてきたのかを振り返りたいと思います。
課題テーマ
記憶がふんわりとしているのですが、たしか民泊サイトの管理画面のワイヤーフレームを作成するというテーマだったと記憶しています。Figmaで作成する(使ったことがなければ他のソフトでもOK)ということでしたが、今までイラレ(AdobeIllustrator)とフォトショ(AdobePhotoshop)しか触ったことがなかった私は、入社した後のビジョンを考えたときにFigmaが使えないと困るだろうなと感じたので、提出期限とは別にFigmaに慣れる時間が欲しいとお願いしたことを覚えています。これが最初のチャレンジであり、未知のツールに対する挑戦でもありました。
Figmaに慣れる期間は一週間ほどだった気がします。その旨を快諾してくださった皆さま、その節はご迷惑をおかけしました……本当にありがとうございました。Figmaを使うこと自体が初めてだったので、操作方法や基本的な使い方を学ぶのに時間がかかりました。最初はツールの違いに戸惑い、思うように作業が進まないこともありましたが、それでも諦めずに取り組んだことが後の成果につながったのだと思います。
提出時のもの(2022年)
正直この作品は「本当にひどい出来だな」と思います……。テキストは真っ黒(#000000)だし、ワイヤーフレームなのに何故か「いい感じ」のフォントを選んでしまっているし、これがワイヤーフレームと言えるのかどうかすら怪しいものでした。それなのにこの成果物でどうして通ったのか不思議でした……。
余談ですが、入社後にボードメンバーの方とお話しできる機会があったときに、この疑問を率直に伺ってみました。すると、「知らないものを知らないままにせず、学ぼうとした姿勢が伝わったからではないか」というお言葉をいただきました。その時の私の姿勢が評価されたのだろうなと思い、大変嬉しかったです!この経験から、学ぶ姿勢や努力がどれだけ重要なのかを改めて実感しました。
実際、提出期限内に作品を仕上げることはもちろん大切ですが、それ以上に新しいツールやスキルを学び取る姿勢が評価されることもあるのだと感じました。フィードバックを通じて、自分の欠点を見つけ、それを克服しようとする努力が大切だということも学びました。初めて使うFigmaに対する戸惑いや試行錯誤はありましたが、その過程で得た知識と経験は、今後の自分の成長にとって非常に大きな財産となりました。
リメイクしてみた(2024年)
さて、リメイクしてみた結果ですが、個人的には「ちょっとマシになったんじゃない!?ね!!ね!?」と思っています。具体的には、ボタンに統一感を持たせたり、情報の精査を行って配置させたりと、前以上にユーザー目線になって画面の整理を行ったので、前回に比べてかなり見やすくなったのではないかと思います。特に、画面の上部に説明を記載することで、誰でも使いやすいように工夫を凝らしました。
今回のリメイクでは、特にボタンのデザインと配置に注力しました。統一感を持たせることで、ユーザーがどの操作を行うべきか直感的に理解できるようにしています。また、情報の整理も重要なポイントだったなと感じております。必要な情報を適切に配置し、ユーザーがすぐにアクセスできるようにしたことで、使いやすさが向上したと感じています。
もちろん、「これは管理画面よりかはメディア画面かも…?」と言われるとぐうの音も出ず、まだまだ改善の余地があると感じています。たとえば、機能の追加や配置の調整、文字の大きさといったユーザーの視点に立った設計など、学んでいくことが山ほどあります。これからもUI/UXの勉強を続け、さらに良いデザインを目指していきたいと思います。
リメイクしてみてどうだった?
リメイク作業を通じて、自分の成長を非常に強く感じました。最初に提出した作品と比べて、リメイク版はデザインの質や細部へのこだわりが格段に向上していることに気付きました。初心者の頃は、デザインの基本的な原則やツールの使い方すら手探り状態でトライアンドエラーを何度も繰り返しました。
今回のリメイクでは、まずFigmaをスムーズに使いこなせるようになったことが大きな違いかなと思います。以前は慣れないソフトに戸惑い時間がかかることも多かったのですが、今ではコンポーネントを活用するなどして効率的にデザインを進められるようになりました。
このような様々なスキルの向上により、デザインプロセス全体がスムーズになり、アイデアを形にするスピードが劇的に上がりました。
さらに、デザインに対するアプローチも大きく変わりました。以前は「見た目の良さ」に重点を置いていましたが、現在はUXを重視し、使いやすさや機能性も追求するようになりました。具体的には、ボタンの配置や色の選択、フォントの統一など、細部にわたる調整を行い、全体のバランスを考慮したデザインを心がけました。
また、リメイク作業を通じて、自分の中にあるデザインの基礎知識がしっかりと根付いていることを実感しました。視覚的なバランスや配色、タイポグラフィなど、基本的なデザイン原則を自然と活用できるようになったことに気づき、「やるやん私!」と思いました。
プロジェクトのリーダーからのフィードバックや、同僚との意見交換を通じて、多くの新しい視点を得ることができました。特に、他のデザイナーやユーザーからのフィードバックは非常に貴重であり、自分では気づかない改善点や新しいアイデアを取り入れることができました。
このリメイク作業を経て、自分の成長を実感するとともに、今後さらにスキルを向上させるための課題も明確になりました。まだまだ学ぶべきことは多いですが、この経験を糧に、もっと良いデザインを追求していきたいと思います。
おわりに
正直、まだまだ見やすいUIやUXには遠いなあと思います。でも、初心者だった頃に比べてかなり成長したと感じています。デザトレやデザイン批評に参加したり実際の案件で実践してきたことで、少しずつ力がついてきました。これは周りの皆さんのおかげでもあります……。本当にありがとうございます………。
これからも、もっといいデザインを作れるように、頑張りすぎずに頑張っていきたいです!
デザインは常に進化していくものだと思うので、失敗も挑戦の一環として受け止め成長していきたいです。これからも様々な経験を積み重ね、新しいアイデアや技術を取り入れて、より良いデザインを追求していきます!
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。また次回のブログでお会いしましょう!
うつくし ひろし
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