「認証エラーが発生しました 要求された関数はサポートされていません」と表示されリモートデスクトップ接続できない
今回はリモートデスクトップ接続時に
認証エラーが発生しました。要求された関数はサポートされていません。
原因はCreadSSP暗号化オラクルの修復である可能性があります。
とエラーメッセージが表示され接続できない不具合についての内容になります。
リモートデスクトップ接続に関する全ての不具合・解決方法は下記記事に一覧にしてまとめてあります。
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【全パターン解説】リモートデスクトップ接続ができない解決方法
この記事の目次
「認証エラーが発生しました 要求された関数はサポートされていません」の不具合
みなさんWindowsのアップデートは実施しておりますでしょうか?
実は今回はこのWindowsのアップデートをしてしまったが為に発生している不具合になります。
環境のご説明
今回説明する環境ですが下記の通りとなります。
項目 | OS | Microsoft Office | メモリ | Bit数 | ネットワーク | Notes |
---|---|---|---|---|---|---|
内容 | Windows10 Enterprise | Office2016Professional | 8GB | 64bit | 無線LAN(固定IP) | Notes9.0.1 Basic |
不具合の発生状況
要求された関数はサポートされていません。
原因はCreadSSP暗号化オラクルの修復である可能性があります。
リモートデスクトップ接続を使用した際に上記エラーメッセージが表示されリモートデスクトップ接続ができません。
※コンピュータ名やID、パスワードは合っており問題ありません。
【原因・解決方法】正常にリモートデスクトップ接続する為の方法
【原因】「認証エラーが発生しました ・・・」
「認証エラーが発生しました 要求された関数はサポートされていません」
と表示されリモートデスクトップ接続ができない原因は、
Windowsの最新アップデートが適用されていない為です。
というのも2018年5月に配信されたアップデートの中で
リモートデスクトップの際に使用する認証プロバイダ(CredSSP)の
バージョンが変更されました。
この認証プロバイダのバージョンが異なってる場合
今回のエラーメッセージが表示され
リモートデスクトップ接続ができなくなってしまいます。
■アップデート適用状況によるリモート接続可否
OK:適用済パソコン ⇒ 適用済パソコン
OK:未適用パソコン ⇒ 適用済パソコン
OK:未適用パソコン ⇒ 未適用パソコン
NG:適用済パソコン ⇒ 未用済パソコン
【解決方法】Windowsアップデート対応を実施
リモートデスクトップ接続を可能にするには 下記いずれかの対応となります。
■解決方法
①Windowsアップデートを最新にする
②セキュリティレベルを下げる
解決方法①:Windowsアップデートを最新にする
接続される側のパソコン、サーバにて最新のWindowアップデートを適用するとリモート接続が可能となり解決します。
ただ、Windowアップデートをやみくもに適用させると今まで正常に動作していたものが不具合を起こしてしまう可能性もありますので注意が必要です。
安易にWindowsアップデートをしない様にご注意下さい。
解決方法②:セキュリティレベルを下げる
もうひとつの解決方法ですが、リモート接続する側のパソコンのセキュリティレベルを下げる事でリモート接続が可能となります。
下記手順に沿って実施願います。
-
手順①ローカルグループポリシーエディターを開く
ファイル名を指定して実行画面を表示します。
gpedit.mscと入力しEnterを押します。 -
手順②「暗号化オラクルの修復」を開く
コンピューターの構成 ⇒ 管理用テンプレート ⇒ システム ⇒ 資格情報の委任
を選択し、
右側の設定項目の中から
「暗号化オラクルの修復」(Encryption Oracle Remediation)
をWクリックで開きます。 -
手順③セキュリティレベルを下げる有効にチェックを入れ、■注意点
保護レベルを脆弱にします。
適用 ⇒ OK を選択し作業完了です。
本来設定されているはずのセキュリティレベルを下げるので注意して運用を行って下さい。
Windowsのアップデートを行ったらセキュリティレベルを元に戻して下さい。
まとめ
■今回の内容「認証エラーが発生しました 要求された関数はサポートされていません」
とエラーメッセージが表示されリモートデスクトップ接続ができない。
■解決方法
①Windowsアップデートを最新にする
②セキュリティレベルを下げる
という事でWindowアップデートでリモート接続ができなくなる事が分かりましたが、サーバのアップデートをかけるのはかなり慎重になる必要があります。
本来正しい対応では無いのかもしれませんが、セキュリティレベルを下げる事で暫定対策とするしかないかと思います。
マイクロソフトはこうなる事を分かっていたと思うんですけどね。
でもセキュリティの事を検討した結果のアップデートですので従うしかないですね。
最後までお読みいただきましてありがとうございました。