厚生労働省に見せかけ氏名や病状を入力させる偽サイトにご注意-is702
悪いことを考えるのに頭を使わずに、もっとまっとうなことにその労力を使えばと思うところですが、時期的にも人々の心の隙をつく「厚生労働省」ネタによる偽サイトが横行しているらしいです。
is702よりご紹介します。
一般財団法人日本サイバー犯罪対策センター(JC3)とフィッシング対策協議会は8月13日、厚生労働省を騙る電子メールやフィッシングサイトが出現しているとして、あらためて注意を呼びかけています。
それによると、「【重要】新しいコロナウイルスの発生の予防と管理」といった件名で、厚生労働省のサイト(に見せかけた偽サイト)に誘導する内容のメールが流通しているとのことです。
このメールでは、防疫や救援に役立てるためと説明し、厚生労働省のサイト(に見せかけた偽サイト)へのアクセスを促します。サイトでは、氏名、緊急連絡電話、証明書写真、コロナウイルス関連の症状、現在の体温、ワクチン接種の状況などを入力するよう求めてきますが、情報を入力してしまうと、他の犯罪などで不正利用されると考えられます。
なお現在確認されている偽サイトでは、政府機関を表す「.go.jp」というドメインではなく「.shop」「.xyz」といったドメインが使用されていました。自治体や医療機関からメールやSMSが届いても、すぐにアクセスせず、まずはこうした不審な点がないか確認してください。少しでも怪しいようであればサイトにはアクセスしないようにしましょう。
厚生労働省をかたる電子メールの例(JC3の発表資料より)
今日の一句「ちょっと待て、クリックする前、再確認!」
本記事は、トレンドマイクロ様の許諾によりインターネットセキュリティナレッジ「is702」の内容を元に作成しております。
ソース:https://www.is702.jp/news/3896/