国内ビッグデータ・アナリティクスソフト市場、2021年には3419億円に拡大 IDCが予測

  • 2017/6/14
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2017/06/14

IDC Japanは、国内のビッグデータとアナリティクスソフト市場の調査結果を発表した。調査によると、2016年の市場規模は2282億6000万円で、前年比8%の成長率だった。今後は年平均成長率が8・4%で成長し、2021年には3419億800万円の市場規模になると予測している。

IDCではビッグデータ、アナリティクスソフト市場を、「分析情報管理・統合基盤」「BI(ビジネスインテリジェンス)・分析ツール」「パフォーマンス管理・アナリティクスアプリケーション」と3つの中分類市場と中分類市場に含まれる16の機能別市場に分けて市場規模予測を行った。

2016年の国内ビッグデータとアナリティクスソフト市場については、クラウド型のDWH(データウェアハウス)ソリューションが好調な一方、オンプレミス型の製品で大型の導入が続いたことが要因となり、それが高い成長率につながったと分析している。

今後の市場予測については、2021年までにビッグデータとアナリティクスソフトの投資が業務改善から、企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)に対象が移行し、Hadoop(ハドゥープ)などの分散処理基盤やコグニティブ(認知)・AI(人口知能)システム基盤、コンティニュアス(継続)アナリティクスソフトなどがけん引し、市場を拡大するとしている。

また、オンプレミスとパブリッククラウドが混在したデータアナリティクス環境が一般化し、システム間での可搬性をガバナンスとセキュリティを保った上で実現することが必要になってくると分析。ITのハードやサービス会社には、ハイブリッドクラウド環境を前提にデータのライフサイクルを管理し、品質を担保するデータ管理の仕組みを提供していくことが求められるとみている。

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