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シトリックス、製品戦略と日本市場でのビジネス展開を説明
「シトリックスのビジョンと戦略」名づけられたセッションでは、スティーブ・ウィルソン・コアインストラクチャ担当バイスプレジデントが登壇。シトリックスが注力するサービス分野として「クラウド」「モバイル」「ビックデータ分析」「IOT(モノのインターネット)」を挙げた。
ウィルソン・バイスプレジデントによると、この4つの分野に注力する背景には、90%の企業がパブリッククラウドを利用、75%の企業がビッグデータに投資し、40%の企業が社員へのモバイル支給を停止しているほか、300億の機器がネットに接続していることがあるという。
スティーブ・ウィルソン・コアインストラクチャ担当バイスプレジデント
ウィルソン・バイスプレジデントは、その上で同社の仮想化アプリケーション・デスクトップの「XenApp」と「XenDesktop」などのメリットを説明。特にクラウドについては、クラウド戦略がシトリックスの戦略そのものとして特に力を入れていく考えを示した。具体的には仮想化製品のクラウド化を進め、サービスとしてのユーザーの使い勝手のよさを提供し、ハイブリッドクラウドシステムへの移行をできるようにするという。
シトリックスではクラウドを使ってセキュリティの高いアプリとデータの配信を可能にする方針
その上でシトリックスのクラウドサービス「シトリックスクラウド」について「アプリ、デスクトップをクラウドで配信するだけでなく、モバイルやファイル共有もできる。またインフラ管理や最新のユーザー体験を提供できる」とアピールした。
シトリックスクラウドではアプリなどの配信だけではなくモバイル管理やファイルの共有なども提供する
一方、日本市場の概要などについて説明するセッションに登場した、村上督・リージョナル バイスプレジデントは、市場のニーズとフォーカスについて「医療機関」「製造業」「金融業」「公官庁、自治体」「教育機関」を挙げ、「医療では仮想化を電子カルテなどで仮想化を展開。製造業では重いデータの転送が得意なシトリックスの製品の特徴を生かして3DCADなどのニーズを狙う。また金融はセキュリティの需要が高く今非常にホットな分野だ。こうしたニーズに向けワークスタイル変革を提供していく」と述べた。
村上督・リージョナル バイスプレジデント
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